FT新聞「TRPGあれこれ。」 TRPGに関する 読み応えのある記事でした

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FT新聞「TRPGあれこれ。」

FT新聞のTRPGあれこれ。という記事を網会楽しみにしておりました。
「TRPGを遊びたくてTRPGに挑戦してみたものの、めちゃくちゃ難しかったので初心者がやるコツはありますか」という購読者さんに返答する形で、主催する側の対応や、TRPGが現在抱えているハード面での問題点などについて書いてくださった記事です。
とても興味深く拝見しました。

FT新聞とは

FT新聞は、ゲームブックを専門に作成する出版社FT書房さんが、日本最大規模のゲームブックメールマガジン(2013年1月創刊)として、ゲームブックやTRPG、ファンタジー関連の記事などを、完全無料、広告なしで、毎朝7時30分頃に配信されているメールマガジンです。

無料の短編ゲームブックを配信してくださったり、様々なファンタジーの考察やコラムがあったりと毎日楽しみに拝見しています。

TRPGあれこれとは、

TRPGあれこれは、いままで5回配信されました。
とりあえず一度完結ということなので感想など書ければと思った次第でした。
過去の配信は数日分しか公開されていないのですが、配信受けとっていた方に向けて配信された日など案内させていただきます。

  • 2020年1月20日 第1回 購読者さんのTRPGに関する質問
  • 2020年2月17日 第2回 「広い範囲を網羅しようとはするが、個別の対応は不十分」
  • 2020年2月24日 第3回 「自発性に振りまわされて、時間がかかりすぎる」
  • 2020年3月 2日 第4回 「システム面に内包される、時間と労力を必要とする仕組み」
  • 2020年3月 9日 第5回 購読者さんのその後と記事のまとめ

話題を「主催する側の対応」と「TRPGが現在抱えているハード面での問題点」で記事を読んでみる

とても興味深く広義な内容の記事なので、話題を「主催する側の対応」と「TRPGが現在抱えているハード面での問題点」で記事を読んで用と思います。

「主催する側の対応」について

こちらの記事のきっかけが、「TRPGを遊びたくてTRPGに挑戦してみたものの、めちゃくちゃ難しかったので初心者がやるコツはありますか」という購読者さんの質問に答える感じで始まりました。
この話に対して、ご自身がTRPGを初体験した時のエピソードなども交えて、まずは身内の方と遊ばれてはどうかとアドバイスされていました。
実際第5回でアドバイスをうけて身内と遊んだら楽しかったと返信をくださっていました。
初体験の印象でTRPG事態を嫌いにならないでいてくれて本当に良かったです。
主催する側の対応といっても、オンラインセッションでしかも1回きりのセッションだったようなので、すべてに対応するのは難しいと思います。
私は初めてTRPGを遊ぶならオフのサークル、次に雑談チャットのあるオンラインのサークルをおすすめします。
オフなら表情をみながら遊べるので質問ないかなど聞いてもらえますし、オンセなら実際のセッションの前に雑談チャットで人柄やプレイスタイルをある程度知ることができますし、わからないことは質問できるかと思います。

「TRPGが現在抱えているハード面での問題点」について

「TRPGが現在抱えているハード面での問題点」についての話題もとても興味深かったです。
いくつかTRPGの問題点をあげてくださっていました。
メルマガの内容をそのまま案内できないのですが、プレイヤーの「自発性」に関する議題でとても核心を得ているなと思いました。
データを含めたTRPGが扱おうとする範囲の広さ、準備やプレイ時間の増加などは、どうにかもっと遊びやすくできないかと私自身も試行錯誤している部分だったので、記事として読めてとてもうれしかったです。

レイジーなGMとプレイヤーさんにタスクをゆだねる。

最近GMノウハウ本をよく読んでいます。
Return of the Lazy Dungeon Masteもそんな本のひとつです。

Return of the Lazy Dungeon Masterは、ゲームマスターがより少ない準備でゲームからより多くを得られるように設計された本です。
記事にしたことがあるので紹介させていただきます。

Return of the Lazy Dungeon Master GMする際のノウハウ満載!

様々な実用的なノウハウが案内されています。
実用的なノウハウが案内されている本当にいい本でした。

The Prepless GMもいい本でした。 準備作業なしでTRPGを 遊ぶノウハウ本です。

The Prepless GM 準備作業なしでTRPGを 遊ぶノウハウ本

プレイヤーに問いかけていく「共同ストーリーテリング」など セッションの状況を整え、不測の事態に対応するノウハウが満載です!

最近メインで遊んでいるパグマイア。1冊で最高レベルまで遊べること、犬というメタ的ワンクッション

最近オンラインセッションはパグマイアをメインで遊んでいます。
参加者さんにも恵まれ本当に楽しく遊んでいるのですが、長年オンラインセッションサークルを主催してきて思っていた問題点などクリアできている感じもあり楽しいです。

1冊で最高レベルまで遊べる

パグマイアは1冊で最高レベルまで遊ぶことができます。最高レベルは10ですが十分成長を感じることのできるシステムです。
当然基本ルールブック1冊で最高レベルにできるデータが収録されています。
これはオンラインセッションサークルの主催としてとても心強いです。
サプリメントの発売に合わせて遊び方を変えなくていい。参加者さんがサプリを購入できずに企画から振り落とされることがない。は、とてもありがたいです。

犬というメタ的ワンクッション

パグマイアのPCは犬です。そのなかでも開拓者と呼ばれる「善き犬」となります。
これはPCの行動指針としてとてもいい設定です。
TRPGあれこれの第3回でもメタ視点について触れられていましたが、メタ視点はとても難しいです。
プレイヤーとしてはTRPG遊びたいけど、この内容じゃPCとしてもモチベーションあがらないなという事がたまにあるかと思います。
そのままでも遊ぶことはできますが、PCのモチベーションが高い方が遊びやすいことが多いです。
そこをPCが犬という事でワンクッションおいて遊んでくださっている感じがあり心強いです。

TRPGあれこれはの話題は、「だからこそTRPGは楽しい」も内蔵している

  • 2020年2月17日 第2回 「広い範囲を網羅しようとはするが、個別の対応は不十分」
  • 2020年2月24日 第3回 「自発性に振りまわされて、時間がかかりすぎる」
  • 2020年3月 2日 第4回 「システム面に内包される、時間と労力を必要とする仕組み」

これらの記事は本当にわかりやすく、TRPGが現在抱えているハード面での問題点について語ってくださっています。
本当に読みごたえがある記事でした。

同時にTRPGあれこれあげられている話題は、「だからこそTRPGは楽しい」も内蔵している
と感じました。
いまパグマイアの企画では、「参加者が確定してから実際のセッションまで準部期間を設けて、シナリオを参加者のPCにあてて最適化していく。」ということに挑戦しています。
そのなかでは、テキストでのオンラインセッションなので、あらかじめハンドアウトなど案内して自己紹介や交流シーンなど事前にプレイヤーさんに文字打ちしておいてもらうなどもお願いしています。
参加者さんはセッションのない日も雑談チャットに顔だしてくださるので、こういうお願いをしやすい状況も作れています。
実感としてセッションスピードが1.5倍ほどになった感触もあります。

遊ぶ仕組みや環境作りからTRPGの楽しいを作り上げていくのがいいのかも

たまにTRPG界隈ではつぶやきなどトラブルに関する話題がでることがあります。
それのほとんどはいいプレイグループに所属していたら起きない出来事かなと思います。
これからも一緒に遊ぶ相手だと思うと自然と相手を尊重して遊ぶようになるからです。
たまにいつも同じ人と遊んでいたら成長がないという方がいるのですがそんなことはないと思います。

TRPGあれこれの第5回で、「TRPGの血を継いだ、新しいゲーム」の話をしてくださっていました。
様々なTRPGでデザイナーさんたちが魅力的なシステムを開発してくださっています。
同時に遊ぶ側も遊ぶ仕組みや環境作りからTRPGの楽しいを作り上げていくのがいいのかもしれないと思いました。

TRPGあれこれ。本当に読み応えのある記事でした!

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Posted by たぐっちゃん