セッション情報

開拓村日記PBW3「ヨーシャ来訪」

ヨーシャ来訪

導入

開拓村に王都パグマイアからヨーシャ姫が来ることになった。
開拓の進む村をぜひ見てみたいと申し出があったのだ。

ベテラン開拓者のパンも同行してくるという。
しばらく滞在して開拓村をみてまわりたいということだった。

この開拓村の計画はヨーシャ姫の申請で始まった。
開拓村のいまの姿を見てもらうためにはいい機会だろう。

今回の依頼

ヨーシャ姫の開拓村の来訪に関わるPBWの依頼3つと、通常の依頼1つになります。

今回も楽しいコメントお待ちしています!

※通常依頼とPBWは時間がずれているものとしてどちらの参加も歓迎です!

領主からの依頼「ヨーシャ様の来訪」

アルフ「ヨーシャ様にいまの開拓村の姿をみてもらいましょう」

ヨーシャ様の受け入れ準備から、滞在中の対応まで、ヨーシャ様の滞在中にやるべきことは多いです。
ヨーシャ様に、どのようなおもてなしをできるだろうか。

※受け入れ準備から、到着、滞在、帰るまで描ければと思います。

民兵からの依頼「パンの訓練施設テスト」

パン「開拓者ギルドの窓口ができたんだってな。たいしたもんだ。」

ベテラン開拓者のパンが開拓者の訓練施設のプロデュースを引き受けてくれた。

パン「VR?AR?これは訓練に使えそうだな」
VRやARという開拓者の訓練に使える施設が岬の塔にあるようだ。

民兵たちが挑戦するまえに、開拓者にテストしてほしいという依頼があった。
新人開拓者たちの実力をみるにもいい機会になりそうだ。

【終了しました】 「毎週土曜開催!新人開拓者応援キャンペーン!」

商犬ギルドからの依頼「アデルの店」

アデル「食堂をはじめたいのです。みんなが喜んでくれるお料理をだせればと思います」

民兵の代表のフィダンの奥さんアデルから岬の塔の2階で食堂を始めたいという要望があった。
3階の宿泊施設や、開拓者の寮の食事の提供もできる食堂になればと、村と商犬ギルドの後援をうけて、アデルの食堂作りがはじまった。

※食堂の内装や外観、料理などのプロデュースや、食堂のオープニング式まで描ければと思います。

職犬ギルドからの依頼「マスターワーク取扱い注意」

シュペーア「これがどうやって使うんだ?マスターワークの扱いは難しいな」

岬の塔で見つかった各種マスターワーク。
八角塔の復活によりそれを動かすための動力は確保できた。

ただ目の前に並ぶマスターワーク。
どうやって使うところから調べてもらわないといけない。

※現代の道具を使い方がわからないまま試行錯誤している様子を描写できればと思います

リプレイ

船上のヨーシャ

王都パグマイアと開拓村と結ぶ定期船。
犬と物資、ときには開拓者を運ぶこともあるこの船に特別な客が乗船していた。

「もう少しで開拓村ね」
そう目を輝かせながら小柄のパグの少女が言った。
パグマイア王国の王女であり開拓者でもあるヨーシャだ。
初めての開拓村への訪問。
待ちきれない様子で客室を出て甲板に出てきたのだ。
あwてて出てきたので読んでいた本を落としそうになる。
かかえたバックの中も貴重な本でいっぱいだ。

「ヨーシャ嬢ちゃん船の上で本なんか読むもんじゃねぇ。酔っちまうぞ」
看板に出たヨーシャを追いかけてベテラン開拓者のパン・ダックスフンドも看板に出てきた。
「どうせまたそのバックの中は本でいっぱいなんだろう」
ぶっきらぼうな口ぶりだが、ヨーシャを誰よりも心配していること。パン自身も読書が好きだという事を知っているヨーシャは微笑みながらパンをみかえした。
「バックに入っているのは本ばかりじゃないのよ」
バックの中には開拓村の領主であるアルフが送ってくれる報告書かわりの手紙もいっぱい入っていた。
手紙には、開拓村の事が事細かく書かれていた。
同じ紙を何枚も作ることができるマスターワークの事、村にある二つの塔の事。
開拓村にはヨーシャの好奇心を満足させてくれるものが確実に待っているのだ。

出迎えの一団

開拓村の領主であるアルフは、ヨーシャを迎えるためここ数日忙しく動き回っていた。
「やはりヨーシャ様の滞在中は僕の屋敷より、岬の塔の宿泊施設に泊まっていただこうか」
ヨーシャ様は村の様子を知りたがっている様子だった。
岬の塔なら、孤児院や学校の仔犬たちや村の犬、開拓者と交流する機会も作りやすいのではないだろうか。
警備の面など、また開拓者のみんなの力を借りることになったが、滞在期間中ヨーシャ様を迎える用意は無事整えることができた。
村の事をヨーシャ様に知っていただくいい機会になりそうだ。

ヨーシャ到着直前、ブラッキーが学校の子どもたちを連れて桟橋に現れた。
ブラッキーとその愛らしい生徒たちもヨーシャ様を迎えるためその準備に余念がなかった。

「一、二、一、二。よし、全隊とまれ。さて、きみたち新入生諸君に、先日、学校の建物を借りて、ナイフの基本的な使い方を教えたわけだが、そのときにいったことを覚えているな。ほかの知的生物がいる前では、絶対にナイフを鞘から抜いちゃいけない。」
ブラッキーは仔犬たちに配ったものを同じナイフをかかげてみせる。
「相手に向けるなんてもってのほかだ。王国の民は、すべてこれ、国王陛下の子供も同然、王国を訪れるものは、すべてこれ、国王陛下の客も同然。よって、そのような相手に刃物を向けるのは、すべてこれ、国王陛下のお身体に刃を向けるのも同然ということになる。そのようなことをしたら、おれは国法にしたがって、反逆罪できみたちを領主様のところへ縛って連行しなくてはならない。領主様は、きみたちを、国法に基づき絞首刑にするだろう。」
ブラッキーの厳しい指導に表情が引き締まる仔犬もいれば、泣き出しそうになる仔犬もいた。
慌てた様子でブラッキーは続けて言う。
「わかったな。わかればよろしい。」
そういうと、泣きそうな仔犬をあやしだす。
まあ、ひどいおどかしではあるが、事故を起こすよりはマシだからな……、と、内心でブラッキーは思った。

「では、これより、皆で、この開拓地へいらっしゃるヨーシャさまをお迎えすることにする。」
桟橋にいる仔犬たちはみんな誇らしげだ。
「開拓地で一番最初にヨーシャさまをお迎えする大切な役だから、絶対に、失礼のないように。ナイフといえども帯剣している以上、きみたちは不逞の輩からヨーシャさまをお守りするための最後の騎士ということになる。責任は重大だ。気を引き締めてかかるように。では、全員、整列。ヨーシャ様に、敬礼!」

ヨーシャはこのかわいらしい騎士団に出迎えられ、開拓村への上陸を果たした。

パンの新人研修

ヨーシャとパンはアルフの案内のもと開拓村の施設や村の犬たちとの面談を続けていた。
興味深いものばかりなのか、そのつぶらな瞳は輝き続け、いまにも4つ足で走りだそうな勢いだった。
そのたびにお目付け役でもあるパンが制止するのだが、岬の塔の開拓者ギルドとその設備をみて誰よりも興奮していたのはパンだった。

「開拓者ギルドの窓口があるなんて。たいしたもんだ。」
世話役見習いのアーティザンのサクラから岬の塔の設備の紹介もされた。
「VR?AR?これは訓練に使えそうだな」
パンが書いた「パンの新開拓者への手引書」は、先輩開拓者であるパンがルーキーのためにまとめたもので、開拓者にとって最適な入門書として愛用されている。
この開拓村の開拓者ギルドにも開拓者になることを希望する犬たちがやってくる。
パンの指導のもと岬の塔の施設を使った新人開拓者向けの入門試験をするための用意が始まった。

アデルの食堂

岬の塔の2階の一角、飲食店が連なるスペースではフィダンの奥さんアデルの要望で食堂の工事がはじまっていた。
「食堂をはじめたいのです。みんなが喜んでくれるお料理をだせればと思います」
そういうアデルの思いや村の犬たちの要望のもと、3階の宿泊施設や、開拓者の寮の食事の提供もできる食堂になればと、村と商犬ギルドの後援をうけて、はじまったアデルの食堂だ。
他の村の犬や中には開拓者も協力し、開店準備やメニュー開発がすすめられていた。

「孤児院や開拓者寮の料理もお願いできますか?」
孤児院や開拓者寮と同じ岬の塔に店を開店されるということで、そちらの食事も依頼できないという相談も、寮母でもあるシェパードのビアンカから相談された。
決まった量の依頼があるなら商売的にも安定するだろう。
仔犬から老犬まで集まれるそんな場所の一つになっていけると思えた。

岬の塔の設計図を眺めながら、シェパードのアリスはどうしたものかと頭をひねっていた。
(ふ~ん、新しい食堂か)
背後では別のグループがマスターワークについての会議を開いており、その内容にとても心を惹かれるのだが、残念ながらアリスにはとっても使いこなせるものではなく、後ろ髪引かれる思いで食堂担当になったのだ。
(基本的には開拓者の寮の賄いみたいなものだっていうから、華美な装飾とかムーディーな環境はいらないわよね。ならば清潔感を大事にして、調度は明るめの色合いで統一、装飾はせいぜいが花を飾る程度でいいかしら?)
質実剛健を旨とする司祭の家に生まれたアリスは、何事もシンプルでさっぱりしたものを好む。
(内装は質素にして、その分メニューはバリエーションに富んだものにした方がいいわね。寮ということは多分、長期逗留の人が多いだろうし、食堂を利用する機会も多くなりそうだものね)
思案に思案を重ねて、アリスが考え付いたのは……
・保存食にも多用される干し肉をふんだんに用いたスープ(日によって使われている生き物が異なる)
・古代種も聖餐に使っていたというパンとワインの質素かつヘルシーなメニュー(日によってパンとワインの種類が変わるよ)
・修道院で取れる野菜やハーブをたっぷり使ったサラダ(日によって野菜やサラダの種類が以下略)
良くも悪しくも、質素な教会育ちであることが十分に分かってしまうメニューなのであった。

料理の準備とともに、ホールスタッフの指導も、王の鞍でのホステスの経験を活かしてラッターのサフィールが始めていた。
「ホールスタッフの指導は任せて!美味しい料理は楽しい気持ちで食べてもらわないとね」
村の心優しい犬たちだから丁寧な接客をしてくれるだろう。
夜はお酒をだすという。
もちろんはめをはずしたお客さんへの対応も指導するのだった。

開店準備当初から、世話役見習いでもあり、開拓村の新聞記者でもあるアーティザンのサクラは足しげく食堂に通っていた。

「開拓新聞に村のお店の情報も載せようと思うの。」
お店の企画開始からおいかけて紹介記事にしたいのだという
「タイトルはワンだふるなお店!とかどうかしら。」
そういって新聞のネタを探すサクラに、食堂のお披露目とヨーシャ様の歓迎会をかねた会の開催が伝えられた。

マスターワーク研究会

岬の塔では、岬の塔で発見されたマスターワークの研究も進められていた。

「うううううう、身体が揺れてうまくしゃべれない。」
ハンターのウルスラは鉄板の上を細かい刃が動くものを研究知っていたチェーンソーを体験してみます。
木を切る道具と聴いていたのだが使い慣れた斧とはだいぶ勝手が違っていた。
「でもものすごく木が伐りやすいよ」
どうにか使いこなしながら、工事の材料になる木材などを切っていく。
近くに仮面みたいなものもあったのだが、あれも一緒に使った方がいいのかな?
食堂のお披露目会でマスターワークも紹介するという。
使い方をおぼえておく必要がありそうだ。

「な~にか面白いモノはないかな~?」
と、ヨーイズミが倉庫内から探し出したモノ。牢屋みたいな網カゴの中に風車が入っている物と
片手で持てる道具みたいだけど穴みたいなのが空いているのを見つけ出した。
「これどういう用途で使うんだろうな?」と何も考え無しに目についたボタンを押してみた。
カチッ
なんとふわあっと風がこっちに吹いてきた。ボタンを続けて押してみると風が強くなるみたい。
(うひゃー、きもちいー…だけどこれ何の役にたつんだろう……?次はこっち使ってみようか)
と、次は片手で持てる道具の方を目を向ける。これもボタンで動かすみたいだ。
カチッ
穴の方から風がこっちに吹いて来る。が(これもさっきの風を送るのには違いないけど、形変えてるのなんでだろう)
と穴の近くで訝しげにじいっと覗いてみると
「あ熱っつっ!!」と思わず片手の道具を落としてしまった。
(こ、これ拷問する武器かなんかじゃ無いの??)と動揺しつつ、自分の判断だけでは良いかは分からない。
他の犬のみんなにもカクニンしてもらった方がいいかもしれない。
と『カゴに入っている風車』と『片手で持てる熱い風のでる道具』も倉庫から持ち出したのだった。
使いこなせるようにならないと。

「これは冷蔵庫と呼ばれるマスターワークじゃないかと思います」
シェパードのズージェスは大きな箱……というよりも小さな部屋と言っていいようなものを調べていた。
ケーブルをつなぐと小さな灯が点り、いくつかのマスターワークに共通する低い音が聞こえる。そしてしばらくすると内部がひんやりしてくるのだ。
ここまでは以前見聞きしたマスターワークと共通しているのだが。
「冷蔵庫ならもっと冷たくなるはずなんです。下処理したお肉とかお魚とか入れておくものだったので。
でも、このくらいまでしかひんやりしないなら生ものを保存する用途には向きませんね」
壊れていて性能が落ちているのだろうか。そう思って数日様子を見てみたものの、中の温度が上下するような様子はなく安定して機能しているように思える。
「……よくわからないし、報告だけしておこう。だれか良い使い方を見つけるかもしれないし」
用途については先送りにして報告書をまとめることにした。
もし使えるようになれば村の役に立つはずだ。
村の犬の事を思ったズージェスらしい報告書のもとこのマスターワークを直せそうな犬材を探すことになりそうだ。

誰かのために動く犬もいれば、自分に正直な犬もいる。
夜も更けて誰も居なくなった八角塔。闇にまぎれて忍び込んだアーロンは、密かに探索を続けていた。
この塔には多くの〈ヒトの遺産〉が収められている。
既に、先日の仕事の報酬は支払われてはいたが、みすみす近くにある宝を放っておいて王都に戻る気など、アーロンにはさらさらなかった。
何かひとつでも価値ある品を見つけ出し、王都で売りさばけば、莫大な富が得られるだろう。
灯りが消え、真っ暗になった塔を歩くと、暗闇の中にぽつんと光る物体を見つける。
ラッターであるアーロンは、周囲に気を配りながら注意深く近づき、その物体を観察した。
物体は金属でできた大きな〈箱〉であった。箱の正面は透明の板で覆われており、眩い光を放っている。
また、透明の板のなかには、色とりどりの円筒形のものがいくつも並べられている。

〈〈現金を投入して、お好みの商品を選んでください〉〉

アーロンが正面に立つと、〈箱〉が話しかけてくる。
しかし、彼は驚かなかった。
(ふん、これは誰かが近づくと、自動的に操作方法なりを教えてくる類のものだろう。この塔を管理している妖精のように、意思を持って話しかけているわけじゃあない)
たしかに〈箱〉は、何度も同じ言葉を続けるだけであり、勝手に忍び込んだアーロンをとがめる様子もない。
(管理妖精も俺には気付いていないようだし、こんな〈箱〉は放っておいて、さっさとお宝を見つけないとな)
彼はそう考え、その場を立ち去ろうとしたが、〈箱〉が幾度となく繰り返す言葉に、思わず足を止めた。
〈箱〉の中央部分には、プラスチック貨が入る程度の細い穴が開いている。
アーロンは興味を抑えられず、財布から貨幣を取り出して穴に入れた。
突然、〈箱〉から警報が鳴り響く。
〈〈現金投入口に異物が検出されました! メンテナンスが必要です。繰り返します、現金投入口に……〉〉
アーロンは脱兎のごとく駆け出した。八角塔を飛び出し、走りながら塔を振り返ると、消えていた灯りがともりだしている。
「くそ、俺の……」アーロンは走りながら毒づいた。
「俺のプラスチック貨が」

とぼとぼ帰るアーロンを八角塔の監視カメラ越しに管理妖精コチハチルアがみつめていた。
「しかたがないアーロンさんです。プレスチック貨は今度帰しておきましょうか。それとも冷たい飲み物のほうがいいかしら」

みんなの集う場所

食堂のお披露目会兼ヨーシャ様歓迎会は食堂スペース全体を使って開催されることになった。
食堂スペースは、テーブルや椅子がたくさん並ぶスペースを囲む形で様々な料理店が作られる形になった。
利用する犬は欲しい料理をプラスチック貨を払ってうけとり、テーブルスペースで食べることになる。
これから自分でもお店を持ちたいという村の犬や開拓者に対応できるように古い資料にあった「フードコート」という形態でのオープンとなった。

様々なメニューが並ぶなか人気にいぃうかくを担ったのがエンドウ豆の炊き込みご飯だった。
このレシピをもってきてくれたのは、ストレイで元農夫のグスタフだった。
「もし、料理のメニューが決まってないのなら……」
そういって秘伝のレシピを伝えてくれたのだ。
「未成熟のエンドウ豆を米といっしょに炊くのだ。単純な料理だが、それは旨いものだぞ。ただし、エンドウ豆は採れたてのものに限る。豆はすぐに味が落ちてしまうからな。収穫したらその日のうちに調理するのだ。俺も農場にいた頃は、この料理を食べるのが楽しみであったな」
日頃、寡黙な彼が、めずらしく多弁になってしまっている。グスタフはしゃべりすぎてしまったと、少し顔を赤らめた。
「いや、無理にメニューに加えてくれと言っているわけではないのだ。ただ、参考になればと思ってな」
そう言って立ち去ろうとするが、
「だが、もしこの料理を作ることがあったら、真っ先に俺を呼んでくれないか?」
去り際にこう言ったグスタフは今日も厨房でその腕を振るっていた。

ヨーシャ様の警備もある中、このような会を開催できたのはストレイのグランの力もあった。
「警備の面では、やはり顔見知りかどうかは大きいな。」
今日は受けつけを担当しているのだが、その手には村の犬たちの名簿が握られていた。
「村も名簿つくりに取り組む頃なのかもしれない」
軍人もやめて、開拓者にもなったが、政治や社交界のパトロンを務めるブルードーベルマンとして専門の教育や経験をしたことを活かして村の名簿つくりに取り組んでいたのですが早速役に立った。
名簿と照らし合わせながら怪しいものがいないか気を配っていた。
これもヨーシャ様や開拓村を守るという事には違いない。

会場の一角ではマスターワークの展示スペースも設けられた。
そこでは木を切る道具といっしょにあった白い仮面をかぶって「じぇいそんだぞ~」と仔犬たちを追いかけるウルスラの姿や、『カゴに入っている風車』マスターワークを声も変わる面白いマスターワークと紹介するヨーイズミの姿もあった。
『片手で持てる熱い風のでる道具』を使いこなせるようになったヨーイズミの姿リーゼントはいつも以上に決まっていた。

「だめ!だめ!近づいたら食べられちゃうよ!」
ハンターのブランカは革張りの椅子のマスターワークに近づこうとする犬たちを見つけるたびに注意するのだった。
そのマスターワークは座面はふかふか。ひじ掛けや足置きまでついていて、まるで王様にでもなったかのような気分になれるのだが、ブランカはそのマスターワークの秘密を知っていた。

ブランカはそのマスターワークの検証を担当していた。
ブランカのような大きな犬には少し窮屈かななど、立ったり座ったしながら検証していく。
この椅子は背もたれの上部、彼のちょうど肩のあたりに、列をなした小さな車輪やクッションのようなものがいくつも配置されていて、ゆったりともたれかかるには少し具合が悪いものだった。
何度も座り直してみているうちに、ひじ掛けのあたりに小さな操作盤がついているのに気がつく。
「お、ベルダーくんが好きそうなパーツみっけ」
ぽちっ。
適当なボタンに触れたとたん、背中になにやら違和感が。
上体を起こして振り返ってみれば、回転しながら下降してくる小さな車輪の間に、みるみるしっぽが挟まれていくではありませんか!
「待って待って待って!食べられる!」
しっぽの毛数本を犠牲にしながら、ブランカは咄嗟に犬食い椅子から飛び降りた。
獲物を逃した車輪たちは悔しそうに上下運動を繰り返し、周囲のクッションはヘビの鳴き声のような威嚇音とともに膨張と収縮を繰り返しています。
「罠かぁ…。マスターワークって、役に立つものだけじゃないんだなあ…気を付けないとね」
また被害者をださないため、この椅子が犬たちを襲わないように見張るブランカの姿が会場にあった。

いくつか並ぶ用途不明のマスターワークの中でシーザーが手に取ったのは小さな白い箱状の物だった。
「これは…。昔族長の本で見た事あるのと似ているな。確か…【ラジオ】とかいうやつだったかな…。」
それを色々観察していると、後ろにハンドルが付いている事にシーザーは気付いた。
「どうやら回せるようになっているみたいだな。」
シーザーは一心不乱にそのハンドルを回す。
変化はないように思えた、が突然その箱から音が流れ出す。
『……ザザ……れか………ザザザ…………けて…………ザザザザ……………』
驚いたシーザーは思わずその箱を床に落としてしまう。そして慌てて拾い上げた。
「どうやら壊れてはいないみたいだな、良かった。しかし、何か声のようなものが聞こえた気がするな。気のせいか…?」
その箱からはザザザーといった雑音が流れ続けていた…。
「良かった、壊れてないみたいだな。しかし気のせいか…」
シーザーの疑問をかき消すような声援があがった!

新人開拓者応援キャンペーン!「ピエロとリマ」

「おーやった!」
食堂のガラスの板に新人開拓者の試験風景が映されていた。
試験相手の機械の狗を新人開拓者のウィップが見事とらえている様子が映し出されていた。
またあらたな開拓者が生まれた瞬間だった。
指南役のパンに案内され新人開拓者たりが会場の中央の部屋から現れる。
「がんばれよ!」「たのんだぜ!」「もっと筋力をつけなきゃな!」など、先輩開拓者たりはそれぞれの言葉で新人たちを迎えていた。
「ご声援、喝采ありがとさ~♪」
新人の一人はサーカスの関係者のようだ。
「次の舞台もおたのしみにさ~♪」
得意の芸でその歓声に応えていた。
その輪の中にはヨーシャの姿もあった。
開拓村へのヨーシャの来訪。
それはとても幸せな時間だった。

開拓者新聞

開拓者新聞

ヨーシャ姫来訪

無邪気なお姫様 ヨーシャ・パグ

王都パグマイアからヨーシャ姫が来訪されました。
領主のアルフ氏とヨーシャ姫は書簡での情報のやりとりは盛んにおこなわれていましたが、実際に開拓村に来訪されるのは始めてという事で開拓村は歓迎ムードで包まれました。
定期船で来訪されたヨーシャ様は、村の仔犬たちで編成された歓迎騎士団に迎えられ、終始楽しそうな様子で開拓村を見学、質問なども熱心にされていました。
滞在中は食堂のお披露目も兼ねた歓迎会も催されました。
食堂の美味しいメニューや村の犬たちの手料理がならび、会場となった岬の塔でみつかったマスターワークの展示会も開かれるなど、アーティザンでもあり開拓者でもあるヨーシャ姫も大変喜ばれ以下のようなコメントを寄せてくださいました。
「みなさんの暖かい歓迎に本当に感謝しました。この村の名についてアルフから相談をうけていましたが、わたしたち開拓者の名まえのついたこの村は開拓村という名がふさわしいと思います。これからも様々なことをみなさんで切り開いていってほしいです。私たちもできるだけサポートできればと思います。

新人開拓者募集!

ベテランハンター パン・ダックスフント

ヨーシャ姫に同行したベテラン開拓者パン氏による新人研修も行われました。
パン氏の著書「パンの新開拓者への手引書」は、先輩開拓者であるパンがルーキーのためにまとめたもので、最適な入門書として愛用されています。
そんなベテラン開拓者のパンが開拓者の訓練施設のプロデュースを引き受けてくださり実現しました。
VRやARという岬の塔の施設を活かした新人開拓者研修は、今後も開催されるということで多くの開拓者希望者に参加してもらえればと期待されています。

サーカス団来訪に期待!

ピエロ・ジャンブル/ラッター/雑種

新人開拓者のピエロ氏はサーカス団の団長さんだということです。
まだ娯楽の少ない開拓村にサーカス団が来てくれる可能性があるのか。
ピエロ氏に直撃してみました!

「皆様はじめましてさ~♪わた~くしは誇り高きジャンブルサーカス団二代目座長ピエロ・ジャンブルさ~♪
わた~くしが率いるジャンブルサーカス団は異種族混合移動型サーカス団なのさ~♪
目玉演目は猫族の双子によ~るくうちゅ~ブランコや虫使いによる虫芸さ♪
ぜひと~も見に来てくださ~い、皆様のおこし~を団員共々お待ちしているさ~♪」

今回の配布開拓者ポイント

  • たぐっちゃん8点(ガイド2、キャラ6)
  • にごりゆき1点
  • 銀目猫1点
  • ルマンド1点
  • ポール・ブリッツ1点
  • 魚介類1点
  • アンデン1点
  • たますけ1点
  • テオドシアス1点

ガイド所感

開拓村PBWの第3回を投稿させていただきました。
今回も投稿ありがとうございました。
今回はマスターワークネタが人気でした。
みなさんそれぞれの解釈で楽しませていただきました。
今回はこちらの企画の伏線になるコメントも多かったです。
ズージェスの冷蔵庫、シーザーのラジオはセッションのネタにできればと思います。
次回もご投稿お待ちしています。

開拓村日記PBW

Posted by たぐっちゃん