セッション情報

作品展示室

リトル・シスター

彼女には記憶が無かった。自分がどこで生まれ、どのように育ち、生きてきたのかがまるで分からなかった。
彼女の記憶はこの小さな教会から始まっていた。彼女が教会のベッドで目を覚ました時、最初に目に入ったものは、彼女を介抱した教会のシスターの優しげな顔であった。
教会は記憶のない彼女を受け入れた。彼女はシスターを母のように慕い、教会のために働いた。やがて彼女は、教会が ...

振り下ろされてくるウォーハンマーを、手練の技で受け流し、小手を鋭く切りつけて、アッと相手が痛みに力がゆるんだところを、ブーツでもって蹴りつける。
ウォーハンマーは重い音を立てて床に落ち、拾おうとする手をブーツは思い切り踏みつける……。
パグマイアの夜の闇は深い。その深い闇でも最も暗い一角で、その死闘は行われていた。
どうやら勝者は、黒いマントに黒い鎧、そして浮き出た仮 ...

安宿でソニーは目を覚ます。窓を開けると日の光が差し込んでくる。今日は一日いい天気のようだ。ソニーはヒトに晴天を感謝してから、ジャーキーをかじって水を飲み、朝食とする。

そのままソニーは村の広場へと向かう。
ソニーはひと息呼吸をすると、朗々と詩を歌い始める。
英雄詩から抒情詩へ移り、そしてコミカルな小話をひとくさり。

そのころになると、まばらに子犬たちが ...

アーロンのミニノベル。
内容は、シナリオ Dの秘密の館の前日譚です。

ブランカのシナリオフック「母親の、愛の……?」をもとに遊びました。
ブランカのPLさんであり、シナリオフックの制作者魚介類さんが設定イラストなど描いてくださいました。

グスタフが開拓者になった日の話。実際のセッションをもとに作者さんが脚色を加えた、微妙に違う世界線の話となっております。

「ベルダーくん、まだ寝ないの?」

「もうちょっとなのです。今スゴくいいところなのです!」

ブランカ:マントお貸しした時きっと触れると思うので うれしくてすり寄っておきます すりすり…なんたって俺は犬なのだ……
キキーモラ:体感できているみたい
ベルダー:「ブランカ君、キキーモラさんに触れられたのでしょう?」
キキーモラ:「ほんとうですね。ブランカさんをなでなでもできますね」
キキーモラ:なでなで
ブランカ:「触れるー! すごーい! やった~ ...

「もう、軍隊なんてやめようか、と思うんだよ」
おれは酒保でオレンジケーキを食べながら戦友にいった。
戦友の答えは簡単だった。
「だったら、やめたらどうかな」

おれは自分の部屋に帰った。この勲章をもらって、軍曹に昇進、個室が与えられたのはいいものの、あれからおれは安眠できなかった。
この第13雑種歩兵部隊が、猛犬聯隊、などと呼ばれて恐れられていたのも ...

「えーと、うーん、コレにも書いてないのです」

この前のインディ先生からの依頼で奪われたマスターワークの宝石を取り返しに行った時のこと、気になることが二つあって、もしかしたら、お父さんが遺した『研究ノート』に何か書いてあるかも─と探していたのですが、どうやら失くしてしまった記録の中にあったのか、何度見ても見つからないのです。

気になることとは─
一つは、あの宝石 ...

サフィールのもうひとつの顔「王都の青い流星」に関するエピソードです。