駄兎本舗さん新作TRPG「蒸壁のエスピオナージ」チュートリアルリプレイ。
駄兎本舗さん新作TRPG「蒸壁のエスピオナージ」本格的なリプレイを当サイトで近日公開予定です。
こちらは先行して遊ばせていただいた新米スパイ誕生を描いたチュートリアルリプレイとなります。
駄兎本舗さん新作TRPG「蒸壁のエスピオナージ」は、「日曜 南オ18b」で頒布されます!
コミックマーケット97受かりました!
「駄兎本舗」は「日曜 南オ18b」にてお待ちしています。
新作は「スチームパンク×スパイアクションTRPG 蒸壁のエスピオナージ」!
表紙はこちら! pic.twitter.com/t660ZE4wR4— eightone/はった@日曜南オ18b (@eightone1985) November 1, 2019
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【rePlay0……Graduation exam】
リプレイ収録直前、プレイヤーの方に簡単なチュートリアルをすることにした。
『蒸壁のエスピオナージ』の活劇というルールは非常に独特だ。
活劇がどのように機能するかは実際に体験する方が理解が早い。
“GM”では、簡易的なチュートリアルセッションをします。
“ビアンカ” お願いします!
ビアンカ オートマタ/サーヴァント
今回チュートリアルに参加するのはビアンカというメイド。
彼女は蒸気コンピュータ【階差機関】によって思考するオートマタだ。
彼女が仕える主人はすでにスパイになっており、ビアンカも主人のためにスパイになりたい、ということらしい。
共和国の諜報機関エスピオナージのスパイ養成学校で教育を受け、今日はいよいよ卒業試験となる。
時刻は夜の21:00。
蒸気と霧が覆う共和国の郊外にその施設はあった。
何を生産しているかわからない工場。
窓からは蒸気機関が生み出す灯がチカチカと見えている。
その中に何名かの蠢く影が潜んでいる……。
彼らは帝国兵に扮した《君の教官たち》。
いまから始まる試験に合格すれば晴れてスパイとなれる。
最終試験
“Mr.アンクル”「ビアンカ、いやコードネーム【バンデージ】。最終試験だ。試験内容は、単身この工場に忍び込み、目標物を回収……しかるのちEXIT地点まで逃げることだ。 目標物はコレだ」
“GM” 試験官のMr.アンクルが写真を見せる。写真にはアタッシュケースが写っている。
“ビアンカ”「お嬢様のトランクケースは見慣れているのですが」写真を見ます。
“Mr.アンクル”アタッシュケースに特徴はない。「同じものと紛れさせるようなことは今回の試験ではしない。その点は安心したまえ」と説明してくれます。
“ビアンカ”「バンデージ、了解」包帯を結びなおします。
“GM”では、準備もできたようなので試験開始です。メタ的にはチュートリアルも兼ねるのでMr.アンクルが丁寧に説明してくれます。
“Mr.アンクル”「まずは教本のやり方に従い、移動経路の把握をしてみるといい」そう言って【頭脳】判定をするよう促します。
“ビアンカ”判定ってどうするんでしたっけ?
“GM”山札から手札を2枚引き、1枚捨てます。その捨てた札が【頭脳】以下なら成功です。ビアンカの【頭脳】は4ですか。
“Mr.アンクル”「君は【頭脳】が少し苦手なようだね。もし失敗しても、移動経路の把握自体はできるから安心したまえ。だが、失敗したことによって敵に気付かれ、警戒レベルを上昇させてしまう。それは気を付けることだな」
“ビアンカ”「世間知らずなもので」といいつつトランプを引きます。2とA!
“GM”なお、絵札とAは自動成功です。ただし絵札のJQKはバッドギミック上では自動失敗になってしまいます。バッドギミックについては後で説明しますね。
“ビアンカ”了解です。じゃあ今は2を捨てておこうかな。
“GM”はい。【頭脳】……4以下なので成功ですね。
“Mr.アンクル”「よし、首尾よく移動経路の把握ができたな。これで目標物の場所を君は把握できた。あとは向かうだけだ」
“ビアンカ”順調です!
“GM”教官は移動中にTIPSのようにコツも説明してくれます。チュートリアルなので
“Mr.アンクル”「もし、判定できるチャンスがあったら積極的にすることを勧める。たとえ仲間が成功していて、する必要が一見なさそうに見えても、だ。判定するたびに手札を得られ、手札はスパイにとって大きなリソースになるからだ」
“ビアンカ”動くほど有利になる、いいですね。
“GM”そんなことを話しながら進んでいくと工場内に入ります。
“ビアンカ”メイド姿でうろちょろしよう。「ここのはずですが」
活劇「工場侵入」
ビアンカがアタッシュケースを目指して工場内に侵入すると、アタッシュケースを守るように武装した兵、つまり《教官たち》が待ち受けていた。
“ビアンカ”訓練の厳しさを思い出して「躊躇なくしばけます」
“Mr.アンクル”「その調子だよ。彼らは君に気付けば躊躇なく攻撃に移る“敵”だから気を付けることだ」
“GM”では活劇をしましょう。活劇についてはMr.アンクルが解説してくれます。
“Mr.アンクル”「いいか、バンデージ。ここからは活劇だ。活劇は、潜入・工作・追跡・逃亡・暗殺・戦闘などを表現できるが、ポイントは終了条件がある、という点だ。今回の終了条件は《ターゲットを奪取した状態で、EXITに行く》とする。まずはこの包囲からアタッシュケースを奪ってみるんだ」
“GM”アタッシュケースは一番奥のマスに置かれています
“ビアンカ”了解です
“Mr.アンクル”「活劇をするときは、周囲の環境をよく見よう。ステージ(P84)という概念だ。ここは⑳工場(P87)だから周囲にギミックがある。◯はグッドギミック。そこで指定された判定に成功すると、敵を1体追加で倒せる。×はバッドギミック。そこで判定するときは絵札が失敗扱いになってしまう。バッドギミックに気を付けつつ、うまくグッドギミックを利用するといい」
“Mr.アンクル”「ラウンド開始時はGMが活劇のテコ入れをする。とはいえ、まずはしないでおこう」
“Mr.アンクル” 「次はPCの手番(P58)だ。今回はバンデージ、君の手番ということになる。さて、手番は移動→行動の順で処理をする。まずは移動だな。もちろん、しなくてもいい」どうする?というようにMr,アンクルは聞きます
“ビアンカ” 「行きます!」前に進んで〈内蔵器官〉をいかそう。
説明しよう! オートマタであるビアンカの体内にはスパイグッズと同様の機構が内蔵されているのだ。
“Mr.アンクル” 「OK 基本的には1マスだけ移動できるが、君が左手に巻いた包帯を天井の梁や工場の柱に巻き付ければより素早く移動できる」
“ビアンカ” 移動補助の効果ですね。ならターザンのように工場の梁に包帯を巻きつけながら2マス進みます。
“GM”OKです。ビアンカはさっそうと工場を移動します。
“Mr.アンクル”「移動のあとは行動だな。行動は5つの中から選べる。攻撃・注意を引く・奪取・ステージ操作・疾走とよりどりみどりだ。ひとつひとつ説明していこう」
“Mr.アンクル”「攻撃は、敵を倒す行動だ。敵が多いほど君に気付きやすいから、倒してしまえば動きやすくなる。武器の射程内から対象を選んで、武器で指定された判定方法に成功さえすれば敵を倒せる」
“Mr.アンクル”「注意を引くは、敵を示すトランプを自分の手札と入れ替えたり、敵の位置を動かす行動だ。【社交】判定に成功すればこれを行なえる。範囲攻撃を持っている仲間がいるときなどは強力な選択肢だろう」
“Mr.アンクル”「奪取は、なんらかのモノを奪う行動だ。今回の場合は目標物となるあのアタッシュケースを奪うときに用いる。奪うには【肉体】判定に成功する必要がある」
“Mr.アンクル”「ステージ操作は、横にあるバッドギミックを消す/あるいはグッドギミックを増やす場合に用いる。【頭脳】判定に成功すれば、すべてのバッドギミックを消せるぞ」
“Mr.アンクル”「疾走は、さらに移動したい場合に用いる。【肉体】判定に成功すれば、全員が一度に移動できるから便利だぞ」
“ビアンカ”「いろいろできますね」
“Mr.アンクル”「何をするにしても、もっとも注意すべきことがある。それは君の痕跡……捨て札をどう扱うかだ。捨て札の一番上と同じスートの敵は君に気付いて手番を得る」
“ビアンカ”「敵のスートと一致しない札を捨てれば敵に気付かれずに済むんですね」
“Mr.アンクル”「そうだ。逆に言えば、あえて痕跡を見せて敵の動きを操る、という戦術もスパイには要求される。“隠れ、注意を引き、誘導しろ”……スパイの鉄則だ」
“ビアンカ”うーん、なんとかなりそう。
“Mr.アンクル”「教えることは以上だ。あとは君の思うままに動いてみるといい」
“ビアンカ”なら、天井にぶらさがりながら、さらに包帯を伸ばして教官たちをひきあげます。ダイヤのAを使ってハートの教官二人を範囲攻撃します。
“GM”ほほう。了解です。Aは絶対に成功してしまう。バンデージはなんなく教官を天井に吊るし上げました。倒された敵は捨て札ではなく†墓場に行きます
“ビアンカ”ダイヤだからクローバーの教官にはきづかれていないはず
“GM”そうですね。しかし、♦2の教官がいますよ。彼は気づきます
“ビアンカ”「おいかけてくるか」
“♦2教官”「甘いな!そこだ!」射撃攻撃をします。回避判定です。回避判定は【感覚】で行ないます。
“ビアンカ”ハートのJで回避しつつ反撃の機能を使いたいのですが……
“GM”ちょっと距離が遠いですね。反撃は武器の射程内でなければできません。
“ビアンカ”そうか、では普通に回避!
“GM”……おっと、あなたのいるマスには◯雑品がありますね。◯雑品の指定判定は回避なので、そこにあるスパナとかをつかって横にいる♧2を倒すことはできますよ?
“ビアンカ”やった! では、♦2からの射撃をよけつつ♧2をスパナでゴーン!
“♧2教官”「うっ……」彼は倒されます。あわれ。
“Mr.アンクル”「ふむ、あえて動かしたか。やはり彼女は優秀だな」
“GM”敵側の処理にもどります。3のマス、敵はいない。4のマス、捨て札の一番上ハートに合致したザコはいない。他の者たちは動きませんでした。おわり
“ビアンカ”あー、途中でスート変えるのも有効なんですね。面白い
“GM”はい。そしてラウンド終了まえにステージ移動の処理もありますが、今回はターゲットは置かれているだけなので移動しません。次のラウンドです。
“ビアンカ”移動しよう。「あれがトランクね」と言いながら同じマスに入って奪取します。
“GM”奪取は【肉体】判定です。ビアンカはすでに手札上限枚数なので1枚しか引けない状態になっていることに注意してください。
“ビアンカ”了解です。手札があふれそう。
“Mr.アンクル”「どうしても失敗したくないときは《蒸気混合》を使え。手札3枚と引き換えに、必ず成功する切り札Aにできる」
“ビアンカ”なるほど。そうやって手札を減らせるわけですね。でも普通にAもあるので先にそれ使います。
“GM”了解です。では、ビアンカによる奪取に誰も気づけません。
“ビアンカ”アタッシュケースの持ち手に包帯巻きつけてひきあげます。もっててよかったハートのカード。
“Mr.アンクル”「素晴らしい! ここまでは合格だバンデージ! 最後の試練だ。EXITまでこの私から逃げきってみたまえ!」
“GM”というわけで、ステージマスの2マス目にステージコマを配置しました。ボスとしてMr.アンクルが立ちふさがります。とはいえ、チュートリアルの解説も彼は継続してくれます。
“ビアンカ”やさしいw
“Mr.アンクル”「ラウンドの最後にターゲット保有者はステージ移動ができる。移動先は⑳工場(P87)の行き先から選べるぞ」
“ビアンカ”「この工場はなかなかひろいです」ラウンド終了タイミングのステージ移動ができる?
“GM”はい。市街の道路(車上)、裏路地、倉庫、屋内表のいずれかヘ行き、ステージマスを1マス動かせます。ちなみに、運転できるなら車はかなりPCに有利です。
“ビアンカ”裏路地かな。車は【頭脳】で運転するからあまり得意じゃない。
活劇「路地裏」
“GM” 了解です。ビアンカは工場から裏路地に逃げました。蒸気がもうもうと立ち込める狭い裏路地です。
“ビアンカ”「もうすこしで出口です」
“GM”では、次のラウンド開始です。PCの手番の前にアンクルが現れ、行動を行ないます
“ビアンカ”来た!
“Mr.アンクル”「私は他と違う。実戦でも稀に会うことがあるであろう、ボスクラスだ。ボスは他のザコと異なり、スパイが如何に隠れようとも惑わされずに行動できる」
“GM”そう言って彼は♧Kを捨てて攻撃をします。彼は持っていた杖の先をあなたに向けると、そこから弾丸が放たれます。回避判定で達成値5以上を出さなければ命中しますよ。
“ビアンカ”手札が悪い。引いてから考えよう。ハートの4。鬼引き!
“GM”上手いこと引きましたね。では、間一髪、あなたはそれを避けました。
“ビアンカ”「最終試験という感じです」こちらの行動ですかね?
“Mr.アンクル”はい。でも、その前に親切に解説をしてくれますよ。「よく避けたね。しかし、ボスはボス装備を持っている。私の今回の装備はコイツだ」遺産を彼は取り出します。効果は『PCの攻撃は達成値5以上でないかぎり失敗する』です。
“ビアンカ”やっかいだ。でも移動はしておこう。「ずっとおいかけられるのはしょうにあわないです」と言ってMr.アンクルに近づきます。
“Mr.アンクル”「なんと!わざわざ出向くか!大胆不敵だな!」
“ビアンカ”蒸気混合でAにしたらあたります?
“GM”当たりますね。達成値は10扱いです
“ビアンカ” それなら、しましょう。「この訓練での経験活かさせてもらいます!」蒸気混合!
“GM”蒸気混合では、捨てる順番は自由に選べます
“ビアンカ”ハートを上にして捨てます。包帯が幾重にも分かれ、Mr.アンクルに襲い掛かる
“Mr.アンクル”「むう、これは……!」では、ザコたちに気付かれることもなく、アンクルに包帯を当てることができました。ダメージは達成値に等しく10です。ボスはGMの手札を使って、PCと同じように軽減します。ちょうど0枚になりましたが、足りないわけではないので、ギリギリ立っています。「ぐふっ、だがツメが甘いな……」
“ビアンカ”「さすがにしぶといです」
“Mr.アンクル”「しかし、それは僕も同じか」ザコはビアンカに気付いていないのでラウンド終了。ステージ移動のタイミングです。これで移動すればEXITに辿り着きこの活劇は終了ですね
“ビアンカ”「スパイは目的を忘れないです」そのままEXITに移動。
新米スパイ「バンテージ」誕生!
“Mr.アンクル”では、移動を確認して、彼は拍手をします。「Congratulation! バンデージ、君はこの瞬間スパイとなった!」
“ビアンカ”トランクの中卒業証書かな?ぶんぶんふる
“GM”あたりですねw くす玉のようにパンッと割れ、中から卒業証書が出てくる。
“ビアンカ”では紙テープをかぶりつつ、(これでお嬢様に同行できる……!)と安心します
“Mr.アンクル”「うむ、君ならいいスパイになれるだろう。スティンガーのチームに強力な新人だな」
“ビアンカ”お嬢様の役に立てそうでニヤニヤしていましたが、すぐに表情を消して「お嬢様の監視役みたいなものです」と澄ましておきましょう。ほかの教官たちのお礼いって初任務にいこう
“GM”ではここでチュートリアルは終了にしましょう。おつかれさまでした。
“ビアンカ”ありがとうございました。痕跡の概念がおもしろいですね。初任務も楽しみです。