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同人TRPGデザイナー座談会 テーマ1.思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?

特別企画 同人TRPGデザイナー座談会

同人TRPGデザイナー座談会、目次ページはこちら。

テーマ1.思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?

たぐっちゃん:テーマを決めてそれについて答えていただいているので、そちらへ質問する感じで深く語り合えればと思っています

たぐっちゃん:こちらも50音順に案内させていただきます

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」Anikiさんの回答

Anikiさん

作品それぞれエピソードを紹介していただきます。

「同人誌の作り方」

同人誌の作り方

・2010年秋頃りから1年間ブログに連載した書籍制作関係のコンテンツをまとめたものです。現在は新規コンテンツを不定期で掲載。

・書籍モデルで実際の制作で検証したTRPGリプレイを取り上げています。

・制作技術だけでなく、イベントまでの制作管理・手法(いわゆるマネジメント)を簡単ながらも解説しているのが特徴の1つです。連載開始・同人系の技術サイトで管理関係を解説していることは稀で、特に印刷所は原稿や入稿に関連するもの(それでも大雑把)しかなかったのも記事連載のきっかけです。

・ネタ元は出版・印刷会社勤務で身に着けた知識と経験に加えてサークル運営体験から来ています。

 

「聖杯戦争RPG Fate/Table Night」

聖杯戦争RPG Fate/Table Night

・オンセサークルメンバーが制作したFateシリーズの二次創作TRPG。

・システムはサイコロフィクションRPGをベースにしたもの。私はその書籍化を担当。冬コミではリプレイ制作をサークルメンバーが行い絵師は外部依頼する等、ネット上で作業を分散したのが特徴です。

・現在までシリーズとして三作品作成していて、電子書籍版をDLsiteで配布中。ルールは第一作と第二作で差異がありますが、二作以降は同じです。

・基本的にアニメ放映前後に合わせて新リプレイ版を制作しています。

 

「進撃の巨人RPG CRASH on TITAN」

進撃の巨人RPG CRASH on TITAN

・オフセサークルメンバーが制作した進撃の巨人の二次創作TRPG。

・システムはサイコロフィクションRPGをベースにしたもの。・第一作と二作があり、二作目はシステム上の大幅調整とルールの追加等を行っています。ベースはサークルメンバーが行い、追加ルールとイラスト、制作は私が担当しました。

 

「秘境伝承ミスティック・ブレイズTRPG」

秘境伝承ミスティック・ブレイズTRPG

・シンプルなキャラクターシステムで「探検すること」を楽しもうというコンセプトのTRPG。

・システムはMAGIUSを参考にして能力・判定ルールを発展させ、その他いろいろと入れてみたもの。系統としてSNE寄り? イメージモデルとして「インディ・ジョーンズ」や「水曜スペシャル:川口浩探検隊」、「モンスターハンター」等です。

・テストプレイ以外、制作すべてを私1人で行った個人誌です。

・いろいろと制作中の出来事を抽出・計測したりと実験的な側面もあった作品。

・ゲームとしては完成しているとは言えないので、現在もときおり出るアイデアを入れては改訂中。年1回くらいで更新版を出しています。

なめくじたべぞう:Anikiさんプロデューサー的な立ち位置だったんですね、と回答読んで初めて知りました。

たぐっちゃん:Anikiさんは様々な作品を作られているのですが、「同人誌の作り方」「聖杯戦争RPG Fate/Table Night」「進撃の巨人RPG CRASH on TITAN」「秘境伝承ミスティック・ブレイズTRPG」について語っていただきました

Aniki:ざっというと、それぞれメイン著者が別にいて、編集・事務・雑務もろもろ請け負いました

たぐっちゃん:皆さん質問などあればどうぞ。Anikiさんも補足があればお願いします

「同人誌の作り方」は他の分野でも活用できる本。TRPG関連本ならではのレイアウトとは

あまおち総統:質問いいっすかー

たぐっちゃん:あまおち総統さん質問どうぞ

あまおち総統:「同人誌の作り方」って、ご自身がTRPG畑っていうのが大きいんでしょうけど、正直需要としては他の分野で出した方が売れるんじゃないかと、いつもコミケで思っているんですが(笑)

たぐっちゃん:あーたしかに全般で役立ちそうな本ですねwでもブースは無電源。たしかにTRPG好きにはありがたいですが、いいのかなという気になりますねw

あまおち総統:余計なお世話なんでしょうけど、もったいないなぁと。

Aniki:ニッチ産業のさらにニッチなところからやってみました、でしょうか。あとサンプリングがどうしても偏りがちだったのがあります。

あまおち総統:いいっすね、ニッチのさらにニッチ(笑)

たぐっちゃん:私も大好きですw

うえむら:ニッチ好き同意ww

Aniki:あと、売れ筋でいくと文学フリマなんですが、ゲムマと被るんですいつも。

あまおち総統:かぶりますよね(笑)

たぐっちゃん:これからほかのメンバーさんの回答にもでてきますが、TRPG関連本ならではのレイアウトはありますよね

犬月パクマン:同人誌の中でもテキスト同人誌ですもんねー。

MMV3(まっきー):レイアウトに関しては、漫画や小説だとまた違いますしね

Aniki:違いますね。

犬月パクマン:ルールテキストあり、イラストあり、表やチャートあり。

MMV3(まっきー):柱解説やコラムなどがある場合も

あまおち総統:正直、ウチのサークルのメンツ、なかなか同人印刷の基本を覚えないんで、今度アニキさんの本を渡して、これ読めこのやろうってやろうかと画策中(笑)

たぐっちゃん:おーAHCさんの本がさらにパワーアップしそうだw

MMV3(まっきー):それは良い手段かもw

たぐっちゃん:いい教本があると合同作業もしやういというのはありますよね

あまおち総統:いやだって、ワードで書いたリプレイ、ノンブルさえないデータ渡されて、これどうしろっていう(笑)

Aniki:小説や漫画は割りと書かれている方がいるので、競合するのもなーというのもありました。

うえむら:はーい、質問させてください

たぐっちゃん:うえむらさんどうぞ

MMV3(まっきー):ほー、やっぱりいるんですね

うえむら:「ミスティック・ブレイズRPG」なんですが、B5版のTRPGに珍しく段組を使用されていない理由が知りたいです。フォントの大きさと行間にとても気を使われたレイアウトなので、秘密をパク......伺いたいです(笑)

あまおち総統:みんなでパクればこわくない

たぐっちゃん:せっかく隠して発言されたのにw

犬月パクマン:「ナレッジの共有」ですね。

Aniki:ページ稼ぎです! ではなく、表がでかくなりやすいので一段にしました。

なめくじたべぞう:なるほど

Aniki:二段の表組は面倒なんですよ。

あまおち総統:おっと、わりと身もふたもない(笑)

MMV3(まっきー):そんな面倒なんですか

うえむら:あー確かに、段組あると表のすわりが悪くなりますもんね。僕なんかもう表のこと挿絵だと思うようにしてますもん(笑)

なめくじたべぞう:わかりますー>表は挿絵

MMV3(まっきー):挿絵ですねぇ

Aniki:ええ、表を文章の外に出して作ることになるので、一段ですとそのまんま流れでいけるのです。

たぐっちゃん:たしかにみやすいかもですね

MMV3(まっきー):一段分の表を入れると、位置調整には難儀しました

うえむら:ありがとうございます、パクらせていただきます

たぐっちゃん:DTPを本職にされているならではの試行錯誤が毎回参考になります。そして「同人誌の作り方」見直す流れw

うえむら:まちがった、参考にさせていただきます

あまおち総統:上に同じ

MMV3(まっきー):(そういやレリックギアを開きながらレイアウト作ってたなぁ

Aniki:一段組みのサンプルでは「負け犬は荒野をかける」だったかな、それとラビットホール・ドロップスを参考にもしてます

TRPGで二次創作をする上で気を付けていること

犬月パクマン:質問、よかですか!

たぐっちゃん:犬月パクマンさんどうぞ

犬月パクマン:TRPGで二次創作をする上で気を付けていることとかってありますか?

なめくじたべぞう:面白い質問ですね

たぐっちゃん:あっそれは私も聞きたかったです

Aniki:いろいろあります。印刷出版関係資格やらその手のサイト見たりとか調べて・・・

犬月パクマン:二次創作だと、どこまで伏字にするとか、書店委託は難しいとか、色々あるんじゃないでしょうか。

あまおち総統:え、そんなの調べたことない...

なめくじたべぞう:衝撃の展開w

Aniki:深く考えつつも「著作元に睨まれないため」の手法と「仲間内の告発」をされないことが重要です!

たぐっちゃん:DLsiteさんはシステム名伏せてますよね。これは話せる範囲でいいですよ

Aniki:前の職場にいたとき、内部からの情報流出で問題が発生して作品出せなくなった大手とか目撃しまして。

たぐっちゃん:「著作元に睨まれないため」の手法は想像つくのですが、「仲間内の告発」をされないことは興味津々です

犬月パクマン:DLsiteさんは、危ないところは修正が入るんですよね。

あまおち総統:あそこって勝手にやるんですよ、伏せ字<DL

なめくじたべぞう:あ、そうなんですか。知らなかった>DLsiteはシステム名伏せ

MMV3(まっきー):dlsite自体が色々な二次を取り扱っているので、全般的にそういう方針にしているんでしょうね

たぐっちゃん:あーdlsite自体のノウハウなのですね

あまおち総統:ローゼンメイデンはやばいだろうと、薔薇乙女って書き換えたら、ソードワールドの方を伏せ字にされた(笑)

犬月パクマン:逆に、二次創作を扱う一番のメリットは何でしょうか?

なめくじたべぞう:おおー。

MMV3(まっきー):二次創作という括りではTRPGなんておもいっきり傍流ですが、dlsite的にはもっと危ないのも色々とありますしね

Aniki:二次創作は元作品をゲームで楽しめることが一番ですよー

あまおち総統:うわあ、そんなことあるんだなぁ<配分

あまおち総統:二次楽しいですよね(笑)

Aniki:んで、二次創作のガイドライン出しているところを見て、だいたい平気なところで作っています。

MMV3(まっきー):二次と言えば、コミケのスペース配置的にとなりの列が東方で、隣のサークルの東方TRPGのところに変な流れが出て売れてたなぁ

Aniki:なので最近のFateはとてもやりやすいです。

たぐっちゃん:いまはちゃんと案内しているところも多くていいですよね

Aniki:です。

あまおち総統:そうなんだ、二次OKって書くところなんてないだろうと、はなから調べてないや(笑)

なめくじたべぞう:そういえば「きく★たけ」って書いたうちわ作ったら殺意の方に買って頂いて「本人に渡しておきます♪」って言われたなぁ(オフレコではないです)

たぐっちゃん:ピアニィ様の中の方さすがすぎるw

MMV3(まっきー):ありますよw むしろ書いてある方が注意が必要なんですよ

あまおち総統:そうかもしれないですねぇ。

MMV3(まっきー):「二次は書いていいけどこれは禁止」なんて規約のあるところもあるので

MMV3(まっきー):その辺を知らないと突っ込まれたりもします

たぐっちゃん:東方や艦これとかもちゃんと案内してのあの盛り上がりなんですかね

MMV3(まっきー):きのこ作品を世に出すために作られたサークルだとばかり......w

Aniki:著作権的には相手の商売を邪魔しない、大きな利益を出さずにファンアートの範囲で活動すればだいたいOKな感じですね。

たぐっちゃん:艦これはゲームはだめなんですよね

なめくじたべぞう:ああ、確かにゲームはダメって書いてましたね艦これ

うえむら:超厳しいみたいですね。

あまおち総統:ああ、艦これはウチも迷った。リプレイも大丈夫かって、一度ゲムマで様子見ようって躊躇した。

MMV3(まっきー):あれで色んなサークルが叫び声をあげてましたね

たぐっちゃん:最初のお一人なのにいろいろ話題楽しすぎますw

なめくじたべぞう:まあ、元がゲームですから妥当なのかな

MMV3(まっきー):中には「これは艦これではない、艦ものだ!(女の子はいっさい出てこない」というゴリ押ししてるところもありましたがw

あまおち総統:真空管コレクションは、おいおいいいところ付いてくるなって思った。

たぐっちゃん:制作環境などについてはほかのテーマでもお聞きしているので専門のAnikiさんの回答楽しみです

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」MMV3さんの回答

HMV3さん

大きくは2つしか出していないので、その両方について語ろうと思います。

 

『Hexa Force』

Hexa Force 『Hexa Force』

 記念すべき初同人誌です。
うえむらさん(Tommy Walker Jr.)のレリックギアをプレイしたとき、ロボットが空をビュンビュンと飛び回りながら弾を撃ちまくる臨場感がまるで3D対戦ロボゲーのようで、それじゃあ2D格ゲーのようなシステムにしようというのがコンセプトでした。
今にして思うと以後の制作物(構想中も含む)にも影響が色濃く見られ、自身の持つ方向性を端的に表したシステムになっています。
その戦闘ルールは今でも気に入っているのですが、残念ながらTRPGのシステムとしてはあまり評判は良くなかったようです。

 本としては初めての制作物なこともあって、試行錯誤も多く、習作としての色彩も強いです。

・ 研究室で論文作成に使用した組版処理システム LateX による本文作成
・ 絵描きの友人が当日に持ち込んだ印刷済みフルカラーページ(インク代が恐ろしいことに!)
・大学の輪転機を借りての(カラーページ以外の)印刷
・サークルの後輩を駆り出して手製本(130ページ+表紙をホチキス止め&テープ貼り)

手製本なんてやるもんじゃないと、痛感しました。


『竜人現象ドラゴニア』

竜人現象ドラゴニア 『竜人現象ドラゴニア』

 二作目はファンタジーというのは最初から決まっていました。
元々、初期の創聖記エルジェネシスにあった「PCにできることが幅広い」「PCのできることが定量的な意味で非常に派手」「崩壊しているように見えて独特なバランスが成立」「戦闘がダイナミックで楽しい」という要素が非常に好きで、それらを兼ね備えた自分の究極のファンタジーを作ろうというのがスタートです。

 実際の作成にかかった期間は、基本ルールが数時間、遊べるようになるまで一週間、データがおおよそ出来上がるのに一ヶ月、そして、世界設定やサンプルシナリオに数年......。
Hexa Forceでの不評点でもあったことから、とにかくルールブックとして必要な要素は全て盛り込もうとしたのですが、できればもうルール以外は考えたくないと思う一幕でした。

 ちなみに当初は製本予定はなく、3年ほどはPDFだけの配布だったのでした。
しかし、絵描きの友人が素敵なイラストを多数寄稿してくれたこと、コミケにでも持ち込まなければ人目に触れなくて勿体無いというとある人物からの助言、それに本で欲しいと言ってくれた友人などに触発されて、今に至ります。
苦労もあったし出費もあったし失敗もありましたが、手元にある本を見ると、やっぱり作ってよかったなと思います。

『Hexa Force』 から『竜人現象ドラゴニア』への変遷

たぐっちゃん:MMV3(まっきー)さんの回答は、『Hexa Force』 から『竜人現象ドラゴニア』への変遷が興味深かったです

たぐっちゃん:『Hexa Force』 は、後輩を駆り出して手製本おかサークル活動ならではでいいなとも思いました。 そしてあふれるレリックギア愛w

あまおち総統:いいかなぁ?(笑)正気の沙汰とは思えないチャレンジスピリッツ(笑)

MMV3(まっきー):その節は大変お世話になりました(この場にいない後輩たちへ)

たぐっちゃん:読んでいてくれるといいな後輩さんw

MMV3(まっきー):ホチキス止めで手は痛いし、ページをまとめるだけでも一苦労だしで、もう本当にやりたくないですw

あまおち総統:最後らへん、コピー紙に殺意を覚えるようになるよ。

MMV3(まっきー):ドラゴニアのコピー紙を増刷する度に殺意を覚えます

なめくじたべぞう:通称バスターランチャー(でかいホチキス)とか使い始めると、大変よね・・・>コピー本

なめくじたべぞう:LateX使っているとか理系なのかな、とか思いましたね。

MMV3(まっきー):はい、理系ですねw

Aniki:LaTeXで組める人は個人的に素直に尊敬!

なめくじたべぞう:そういえばうちも最初LateXで書き始めたんですけど先のことを考えてワードに切り替えた記憶が。

MMV3(まっきー):の方がいいでしょうね。Latexだとどうしても自由なレイアウトが難しいですし

たぐっちゃん:LaTeXは、チャットでMMV3(まっきー)さんに教えていただきはじめて知りました

Aniki:ドラゴニアは持っていますが、あれをコピー誌はかなり...

あまおち総統:ドラゴニア、絵ももちろん綺麗なんだけど、ロゴもすごい綺麗だなと。

MMV3(まっきー):格好いいですよね、あのロゴ。あれも絵描きが勝手に作ってきてくれました

あまおち総統:へー。うらやましい(笑)

犬月パクマン:羨ましい環境ですね!

なめくじたべぞう:ほんとに羨ましいなーw

MMV3(まっきー):一緒にTRPGやると、盛り上がって色々と描いてきてくれるんですw 本当にありがたいことに

Aniki:素晴らしいですよw

なめくじたべぞう:ウチは絵師ゼロなので本当に羨ましい・・・

MMV3(まっきー):最近じゃなろうのとある小説が気に入って、山ほどファンアートを寄稿していました

MMV3(まっきー):ちなみに絵描きのpixiv

システムを作るときに、「このルールは世界設定を表すもの」「このシステムはセッションを盛り上げるためのもの」といった線引をしながらゲームを作成するか、 ¥それとも、セッションを想定してから、システムを作り始めるか

うえむら:えっと、まっきーさんも含め皆さんにお聞きしたいのですが、いいでしょうか

MMV3(まっきー):はい

うえむら:ロールプレイ支援のシステムというのがありますよね。中には戦闘システムや世界設定と密接に絡み合って、どこからどこまでがロールプレイ支援か分からないものも多いですが(ドラゴニアもそうですよね)、システムを作るときに、「このルールは世界設定を表すもの」「このシステムはセッションを盛り上げるためのもの」といった線引をしながらゲームを作成される方ですか? それとも、セッションを想定してから、システムを作り始める方ですか?

うえむら:質問は以上です。世界が先か、セッションが先かという話なんですが

あまおち総統:なんか質問というよりも、市場調査されている感じに(笑)

うえむら:断じて市場調査ではない(笑)

あまおち総統:断じて違いますか(笑)

MMV3(まっきー):私の中では、システムは世界の法則なんですよね

MMV3(まっきー):例えば、創聖記エルジェネシスというシステムの落下ルールが、「10mまで無傷」というものだったんですよ

MMV3(まっきー):つまり、エルジェネシスの世界では、人間は10mまでなら自由に降りられるわけです

たぐっちゃん:エルジェネシスの人はそのくらい平気でしょうねw

MMV3(まっきー):物理法則や引力や人体の強度など色々な要因があるにせよ、その世界ではそういう法則なわけで、つまりシステム=ルールとは世界の法則である。と

あまおち総統:かっこいい

Aniki:ほー

MMV3(まっきー):で、私はよく楽しい戦闘がしたい、と主張しますが、実は戦闘そのものはそんなに好きでもないんですw

MMV3(まっきー):ただ、戦闘を通して表現されるキャラクター性というものは大好きで、そのためにはそれらが戦闘により自然に表現されることが必要であり、それは楽しくなされなければならない。という順番でしょうか

たぐっちゃん:そこが表現されていますからね。だからドラゴニアはサンプルPCが魅力的で

MMV3(まっきー):セッションのためか世界のためか、という問いに対する答えになってるかは怪しいですが、こんな感じです。長々と失礼しました

たぐっちゃん:企画などもちかけさせていただいたところでしたw

たぐっちゃん:MMV3(まっきー)さんのコーナーですが、答えていただける方ほかにもいらっしゃいますか?

Aniki:私はシステムと世界を切り分けて作ります。MAGIUSからの流れを続けてきた感じです。

Aniki:先の補足でシステムで世界とつなげるためどうしても必要な部分を追加、です。

たぐっちゃん:MAGIUSは本当に様々な作品をTRPG化してくれましたよね

あまおち総統:オレの答え、参考にならないと思うけど、いまやってるシステムが結構特殊だから。

たぐっちゃん:あまおち総統さんは、いまメイキング・ストーリー・ロールスタイルを展開されていますね

あまおち総統:司会っぽい(笑)

たぐっちゃん:豪華なメンバー相手に頑張って司会ロール中ですw

たぐっちゃん:TRPGオリジナ汎用システム 「メイキング・ストーリー・システム」(MSS)の紹介ページ 

あまおち総統:あれって、例えば「野球部員」っていうアビリティがあって、この単語を仕様してどういう行動をとるのか説明してください→「野球部員はバッティングの練習をしていたから、飛んできたボールを木の棒で打ち返す」ってやります。っていうシステムだから

あまおち総統:もう、システム=ロールプレイになっちゃってるから、ロールプレイが前提のシステムと言った方がいいかな。よく言われるのが、即興が苦手な人は向いていないと。まぁやればそれなりに出来ると思うんだけどなと。

たぐっちゃん:あーそういう意見もあるのですか。自分のキャラの演出場面作りやすくていいなと思いますが。

あまおち総統:シミュレーションゲーム的にしかプレイしない人は、かなり勝手が悪いだろうなと。長くなっちゃうかな、オレってリプレイについても、あまり中の人が見てる系って好きじゃなくて

たぐっちゃん:アビリティの下に、関連ワードとかあると銀雨や30分勇者ぽく遊べたりもするんですかね。

MMV3(まっきー):TRPGって色んな方向性ありますしね

あまおち総統:プレイヤー発言も、キャラクターがプレイヤーやってます的な見せ方の方が好きだから、システムもそんな感じになっちゃったという感じ。

たぐっちゃん:それを中の人がしておけばいいのかというのもありますが、システムの進化の方向の一つとして

犬月パクマン:シルバーレインをオマージュして、すいません。

あまおち総統:30分勇者はね、やられたなと(笑)

MMV3(まっきー):MSSは、コンセプトの方向性が明確なのが素晴らしいと思いました

たぐっちゃん:ウルフレンドクエストもですね。うちの姪っ子はいいね!狙いがすごいですw

あまおち総統:いやいや、そんなこと言われたの始めてて、お恥ずかしい(笑)

うえむら:アビリティのカードのデザインはたまげたわ(笑)>30分勇者

犬月パクマン:いや、もう、なんか、すいません;

あまおち総統:つーわけで、あまり市場調査にならないと思うんで、この辺で。

たぐっちゃん:うえむらさんの質問で座談会ぽさが広がってありがたいです

うえむら:いえいえ、もう存分な市場調査を、ありがとうございますw

あまおち総統:市場調査だった(笑)

なめくじたべぞう:やはりw

たぐっちゃん:犬月パクマンさんお願いします

犬月パクマン:自分は、あまりロールプレイ支援のことは気にしてません。自分の周りの人がロールをしまくる人だからって言うのがあります。

たぐっちゃん:システムで支援しなくてもw

MMV3(まっきー):ロールプレイをすることに報酬が必要か、という命題がありますよね

犬月パクマン:自分が、ゲームを作るきっかけは、まずどんなジャンルのゲームを作ろうかなと大雑把に世界観を決めます。それから、自分の中のシステム引き出しから、わーっと引っ張り出してゲームの部分を作ってしまいます。それから、世界観を詳細に決めていくという形ですね。

犬月パクマン:自分が一番多く使うロールプレイ支援は、キャラクターに何か特徴をデータとして持たせて、それを判定時にロールプレイで表現できれば、ボーナスを与えるというものですので、世界観とシステム、ロールプレイ支援はあまり結びつけて作成してないですね。

Aniki:世界構築がっつりいけるのもいいですね

MMV3(まっきー):世界観作りたくないw

あまおち総統:報酬が必要かっていう命題、いいなぁ。核心付いてる。

犬月パクマン:自分も世界観作りたくないですW

あまおち総統:世界作れるのがシステム作成の醍醐味じゃないです?あれ?(笑)

Aniki:ロールプレイのシステム支援というとサイフィクの艦これはやりやすかったですよー、百合に寄りがちな内容ですが

たぐっちゃん:考えたらTRPGのデザイナーさんはシステムも世界観もデザインするのか本当にすごいなといまさら感動中

MMV3(まっきー):システム=世界の法則=世界観! と言ったら理解されませんでした──

なめくじたべぞう:僕もワールド設定は特にこだわりないなーw

Aniki:二次創作メインにすると世界はそっちのけ、という弱点はありますね。そういえば...

あまおち総統:あれれ?(笑)

犬月パクマン:うちのサークルの他のメンツは、世界観重点なんで、デザイナーの特徴なのかなと思います。

MMV3(まっきー):ルールを作りたい人と、世界観を作りたい人って、別々なケースは多いと思いますw

あまおち総統:まっきーさん、オレは分かりますぞ(笑)

たぐっちゃん:なめくじたべぞうさんもご回答おねがいしていいですか

なめくじたべぞう:ほい!

なめくじたべぞう:僕は大まかな世界観(方向性=例えば「ロボットでバトル」とか)を想定してからセッションの盛り上がりやゲームメカニクスを練りこんで(ここを最重要視しています)、その後システム用語とかも含めてシステムとして魅力ある世界が記述されるように作っていきます。だから世界設定や世界観にシステムからフィードバックが掛かって変更されることが多いですね。

なめくじたべぞう:ちなみにロールプレイ支援というか「用語を宣言するだけで世界観がにじみ出る」ことは非常に最近気にしています。あと「卓の温度」がセッション開始のどこから上がり始めるか、とかも気にするようになってきましたね。例えばですが、キャラメイク開始1分で盛り上がれるか?とか。

犬月パクマン:はー、なるほど。

あまおち総統:すごい、しっかり考えてる!

なめくじたべぞう:こんな感じです。セッション運営の温度管理を最近重視しています。

うえむら:おお、なるほど!(パクリメモに書きー)

あまおち総統:さっきからいかに自分が適当に作っているかということが再認識されるようだ(笑)

犬月パクマン:温度管理かー。重要ですねー。

たぐっちゃん:世界観でのコンセンサスとれたらいいですよね。今日はこれを遊ぶ。こういう楽しいセッションになるはず確認してできるといいですよね。

MMV3(まっきー):温度管理はいい視点ですねぇ

うえむら:コンベンションに行って、自分がGM紹介をしてる時に寒くなる時、時々ありますよね。システムのせいにしたくなっちゃう

MMV3(まっきー):ルールなんて戦闘さえあれば片がつくよね、という発想

たぐっちゃん:卓の温度ってありますよね

なめくじたべぞう:FEARさんのライフパス決定って温度上昇効果を狙っていると思っていて。あれの発展形を探っているのが現状です。

たぐっちゃん:GM紹介はドキドキしますねw

あまおち総統:なるほど。

あまおち総統:サイフィクの組織名決定表とか。

たぐっちゃん:いいですね。すごくいいアプローチですね

あまおち総統:盛り上がりますよね。

同人TRPGの広報の話

なめくじたべぞう:あ、それと「コミケで売るときに1分で説明できるインパクトはあるのか?」とかも気にしているかもw

Aniki:ですねー

MMV3(まっきー):それは大きいw

犬月パクマン:GMがゲーム紹介するときに呼んでもらう文章をルールブックのどこかに用意するのって大事ですよね。

うえむら:超わかる!>説明のインパクト

MMV3(まっきー):座談会収録前に、ガラコと破界の塔の話題が出てましたが、あれなんてまさしく、1分の説明で人を惹きつける力がすごいんですよね

犬月パクマン:あー、ガラコのアレは、名文ですよね。

Aniki:コミケはポスターで判って! ですませてます最近

あまおち総統:うわー、苦手だそこ(笑)

MMV3(まっきー):酷い言い方をすれば、あれさえあれば内容なんて関係ない、というレベルw

あまおち総統:参考になるなぁ。1分で説明って、ルールの部分ですか?世界観ですか?

MMV3(まっきー):どっちでもいいと思いますよ。要は、どうやって興味を惹くのか、というところなので

なめくじたべぞう:「どれか」ですね。ぶん殴れる武器を作れればなんでも。

MMV3(まっきー):システムによっても違うと思います

犬月パクマン:そのゲームに興味を持たせるための広告という感じですかなー。

たぐっちゃん:ガラコは「前歴不問、保険加入不可、高給、致死率高し。」という、キャッチコピーがいいですからね。プロモーションがうまいなと。

あまおち総統:ほーむ

MMV3(まっきー):どうやって宣伝すかは本当に悩ましいです。プロフィールのところにもあるようにこんなものを作ってはみましたが、どの程度の効果があったことやら

犬月パクマン:うちのメガネリオンの「誰も眼鏡をかけなくなった世界で、メガネが似合いそうな美少女にメガネをかけさせるTRPGです!」は、大体の人が足を止めてくれはりますなあ。

MMV3(まっきー):知り合いの眼鏡っこマニアなら喜んで飛びつきそう

あまおち総統:それはおもしろい(笑)

たぐっちゃん:メガネリオンさすがすぎるw

うえむら:なにしろ、その時買わないと二度とそんなTRPG手にはいりませんからねw>メガネリオン

なめくじたべぞう:そういう「フック」は大事ですよね>メガネとか

犬月パクマン:あー、「フック」、なるほど。

たぐっちゃん:こういうプロモーションも多様になって面白いですね。いい時代

MMV3(まっきー):普通のファンタジーが作りたくて作ったがために、フックなんてどこにあるやらw

なめくじたべぞう:変な話ですがコミケで振り向くワードを探った時期があって「種もみ」とか「モヒカン」は全然TRPGに興味ない人すらふりむくことが判明しましたw

MMV3(まっきー):面白いリサーチw

たぐっちゃん:昔TRPG雑誌などには、同人誌紹介コーナーもあったけど、本名や住所と引き換えでしたからねw

MMV3(まっきー):そして半年後、皆がそれぞれモヒカンTRPGを作る

Aniki:いまなら マッド**/怒りのですろーど!!

なめくじたべぞう:それは売れる

あまおち総統:ああ、ウチの「悪の秘密結社」の怪人ポスターに、TRPGを全然知らない女子高生が、かーわーいーいーとか言ってた(笑)

たぐっちゃん:すばらしいw

MMV3(まっきー):あのポスターは目立つし、吸引力抜群すぎですw

あまおち総統:もちろん買わなかったけど(笑)

MMV3(まっきー):あるあるあるw

あまおち総統:あれ、ご覧になったことが?

MMV3(まっきー):コミケでポスターに引き寄せられて買った記憶があります

たぐっちゃん:もっとお聞きしたいのですが、進めますね。MMV3(まっきー)さんにほかに質問ある方いますか?

MMV3(まっきー):ちなみに、本にしなかったので載せなかったネタとして、数時間で作ったロボット物(仮)なんてのが自サイト上にあったりもします

たぐっちゃん:私から質問させていただきますね。基本サイトでシステムを公開されているんですよね。本にする段階で非公開にもされていなくて素晴らしいなと

MMV3(まっきー):そうですね

犬月パクマン:ほんとにスゲーですよね

MMV3(まっきー):ドラゴニアなんかは、最初は本にするつもりもなかったですしねぇw

なめくじたべぞう:凄いです。

MMV3(まっきー):でも、これもレリックギアが原因なんですよ?

たぐっちゃん:うえむらさんのせいだったのかw

MMV3(まっきー):あれの第三版を買って帰って暫くしたら、サイト上で公開されていて「素晴らしい、もし自分が作ることあったら俺もやろう!」と固く誓ったのですw

なめくじたべぞう:へえー

たぐっちゃん:素敵すぎる誓いだ。そのおかげでドラゴニアに本になる前に出会えました。うえむらさんありがとうございますw

MMV3(まっきー):ちなみにレリックギアの当時の公開データはダウンロードして保存済みですw

たぐっちゃん:そうなのですね。それうえむらさん手元にないと困られていたのですよw

うえむら:そういや、そうでしたね。ただ僕の頃は、まだそんなに誰も彼もインターネットという訳では無かったので、今無料公開するよりもだいぶ心理的に楽だったと思います。

犬月パクマン:他のデザイナーさんの想いに影響を与えるほどの素晴らしい作品なんですね。

たぐっちゃん:この企画に合わせて、サムライキングダムは公開してくださったのですが

MMV3(まっきー):手元にないというのは見ましたが、WEBデータがあっても微妙かな、とw

うえむら:なになに、突然よそよそしい感じじゃん。ヘイヘイ(笑)

たぐっちゃん:フレンドリーですねw

たぐっちゃん:TRPGは手元に本ほしいから公開されていても本はほしいという人は多いでしょうが、公開されているから本の動きが鈍るかは計測が難しそうですね

あまおち総統:なんか、金出して買ってくれた人に申し訳ないなっていう気持ちはある。

MMV3(まっきー):実際、測るのは無理でしょうねぇ

たぐっちゃん:ファンとしてはありがたいのですが、いいのかな?と思い質問させていただきました

あまおち総統:自分のもサイトで公開したけど、まぁ100円だからいいかなと(笑)

MMV3(まっきー):その理屈もわかるのですが、買った側の立場で素晴らしいと思った経験があったものでw> 申し訳ない

たぐっちゃん:いえいえありがたいです

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」あまおち総統さんの回答

あまおち総統

◆ターニングポイントとなった自分の本

思い入れに違いが出るほどルール本は出してないけど、やっぱりオリジナルルールを出すきっかけとなった『サイコロ・フィクション五竜亭』は、ターニングポイントという意味では思い入れは強い。
 
サイコロ・フィクション五竜亭
 
 しかも装丁も本家サイコロ・フィクションにかなり近づけるように作って、本の厚ささえ目をつむれば、本屋に並んでも違和感ないぐらいの出来には仕上げられたのも満足行く本作りが出来たかなと。
 むしろリプレイ部分の行間の幅を狭めてページ数を削ったぐらいだったので、実はページ数も本家と同じぐらいに出来たんだけど、そこは印刷代との絡みで泣く泣く妥協したというエピソードがある。
 カバー付き新書版なので、すんごい印刷代が高いんだよね。
 結局書店委託売りだと1400円っていう同人誌としてはかなり高めの値段設定にせざるを得なかったし。
 
 でも増版したぐらいは反響が大きく、さらに今展開している「メイキング・ストーリー・システム(MSS)」を思いつく直接のヒントになった作品だけに、やはり思い入れという意味ではいまのところこれが一番強いかな。

TRPG好きにとっての五竜亭。サイコロフィクションという選択

あまおち総統:あ、オレか。なんだっけ?五竜亭の話か。いやー、二次創作とかそんなん一切気にせず作りました(笑)

たぐっちゃん:『サイコロ・フィクション五竜亭』ですね。もうタイトルきいただけで楽しみすぎるタイトルでしたw

なめくじたべぞう:ほんとほんと>タイトルだけで楽しみすぎる

あまおち総統:テーマ解答にもあるけど、とにかく似せることを目的に作ったんで、やれるところまでやりきったなという感じ。

犬月パクマン:五竜亭ファンとしては、買わずにはいられなった!

あまおち総統:カバー印刷高い(笑)

うえむら:フンバルトのような強気!ww

MMV3(まっきー):五竜亭を持ち出すのはこの業界だと吸引力高いですよねw

Aniki:サイフィク同人ではあまおちさんが先駆けなのかな?

あまおち総統:そうなんですよね。五竜亭のネームバリューすごい。

たぐっちゃん:mixiのそれでも5巻を待つコミュに入っていますw

なめくじたべぞう:wwwいいなあそれ>それでも5巻を待つコミュ

あまおち総統:あー、どうなんですかね。時期的には、ちょうどサイフィクのコンテストやってた時期かな。

たぐっちゃん:あーコンテストありましたね

あまおち総統:カードランカーが大賞とったやつ。

うえむら:コンテストよく覚えてます。出ようと思ってたし

あまおち総統:だから一方的に、カードランカーを目の敵にしたり(笑)

犬月パクマン:サイフィクのコンテスト出たかったなー。

Aniki:コンテストは同人出した後に話に聞いた私です...

あまおち総統:でも、基本ルールはもちろんサイフィクだから完全オリジナルじゃないんですけど、これを作りきったというので、自信にはなりましたね。

あまおち総統:ルール作って、ちやんと遊べて、そしてそれなりに売れたと。おおやれるやんけ、これからもやっていこうか、と。

なめくじたべぞう:一本作るのはホントパワー必要ですもんねーわかりますよ。

Aniki:それとても大切なポイントだと思います!

うえむら:すごくわかります。完成させるの大事ですよね。売れたらもっとうれしい

あまおち総統:しかも五竜亭、一回増販してるから、ますます図に乗って(笑)

MMV3(まっきー):後に残した仕事ほど労力がかかるので、完成に近づく程に進みが遅くなるジレンマ

犬月パクマン:完成させないと、誰にも遊んでもらえない!

たぐっちゃん:いいですね。先ほど教えていただいた「メイキング・ストーリー・システム(MSS)」にもつながると

あまおち総統:オレの中では、もう完全に派生ですね、MSSはこれの。

たぐっちゃん:ナインティさんのイベントにも、もっていかれていましたよね。

あまおち総統:あいや、あれは出す前で、チラシ持ってっただけ

たぐっちゃん:あーそうだったですか、積極的で素晴らしいなと思って

あまおち総統:あまり同人の宣伝をああいう場でするのはどうかなと思ったんだけど、一応、近藤さんとは顔見知りさせてもらってるんで、甘えさせてもらったという感じで

たぐっちゃん:ゲームカフェ・バー「Ninety.」さんのサイトはこちら

あまおち総統:オレがというより、ウチのメンツでノリノリなやつがいて(笑)

Aniki:ほほー、知らなかった >ゲームかふぇ

あまおち総統:ここで、マギウス五竜亭のイベントがあったんですよ。近藤さんゲストで。

犬月パクマン:おー!皆さん、食いつかれたでしょうねえ。

MMV3(まっきー):タイミングバッチリですねw

あまおち総統:五竜亭好きな人のパワーはすごいですよ。

たぐっちゃん:UST配信もされていて、私はそれを見ました

なめくじたべぞう:なるほど。いい流れですね。素晴らしい。

あまおち総統:オファーがあれば、すぐにでもルールの権利を冒険企画局に譲渡する用意はしてたんですが、ついぞお声はかからず(笑)

なめくじたべぞう:残念w

MMV3(まっきー):いっそ持ち込んで売り込むとかw

あまおち総統:近藤さんには渡しているので(笑)

たぐっちゃん:五竜亭好きな方はご存じかもしれませんが、ここは、冒険者の酒場も楽しいですよ。

たぐっちゃん:早くキャラ絵とか公開してほしいと思いながら連載見ていますw

なめくじたべぞう:藤浪先生頑張ってらっしゃいますよね

MMV3(まっきー):なるほど、こういうものがあるんですね

たぐっちゃん:七つの大罪もゲームブックですからね。感動

犬月パクマン:冒険者の酒場の2は、読者参加型でもあるんですよね。

たぐっちゃん:七つの祭壇もかぶっていて感動w

メイキング・ストーリー・システム(MSS)

うえむら:あっすみません質問を。MSSで、D&Dのようなどんどこキャラが成長するシステムを構想されたことはありますか?また、やってみようとお考えになった事はありますか?

あまおち総統:ないです。というか、課題ですね。いやー、よく読んでらっしゃってて、いまちょっとびっくりしているんですけど(笑)あれってレベルアップしにくい構図なんですよね。

たぐっちゃん:うえむらさんに熟読されると緊張しますねw

MMV3(まっきー):レベルアップは端から考えてないタイプだと思ってました

うえむら:そう思います。レベルアップを前提にすると、構造を作り変えねばならないように思いました。

あまおち総統:質問はなしか、ふーと油断してたら、すごい質問きた(笑)

うえむら:でも、みんなレベルアップ好きじゃないですか。いずれ、ジレンマが出てくるんじゃないのかなーと思って

たぐっちゃん:キャンペーンは遊びたいですよね。キャラを使い続けたいタイプの私はプレイヤーなので

あまおち総統:ごいぶっちゃけたこと言うと、1回目のセッションを目標に作っているっていうのはあったりしますね。

たぐっちゃん:あーコンセプトがそうなのですね

MMV3(まっきー):あまり同じキャラで何度も繰り返すタイプのシステムにも見えなかったんですよね

うえむら:どちらでも僕は満足(笑)

あまおち総統:あれ、みんな、熟読してる。こわい(笑)

MMV3(まっきー):自分がレベルアップに大して興味ない口なので、余計にそう思うのかもしれませんがw

あまおち総統:出発点がサイフィク五竜亭っていうのも影響しているのかもしれませんが、五竜亭のキャラって成長しきってるじゃないですか、だから、考えなかった。から、いまこうなってる(笑)

たぐっちゃん:今日はこういう遊び方をしたいからこのシステムがいいなとか、プレイ志向からシステム選択はあるという部分はありますし、そのほうが事故のないセッションにもありますからね

犬月パクマン:分かります。そのキャラの一番いい状態を1回だけ遊ぶ感じですよね。

なめくじたべぞう:あー、面白いなー、それ>五竜亭のキャラって成長しきってる

たぐっちゃん:そういうとこも再現しているんですね。たしかにカールスは強くいてほしいw

あまおち総統:でももちろん、キャンペーンやりたいとか、成長してこそキャラクターって思っている人もいるだろうから、これからの課題かなと、逆に、レベルアップさせることも想定してバランスとってるルールって、すごいなぁと感心(笑)

うえむら:いやでも好きなコンセプトの作品を好きになるのですから、出発点がサイフィク五竜亭なのは、偶然じゃないと思うw

あまおち総統:ああでもそれは言えるかもしれませんね。

MMV3(まっきー):Hexa Forceには成長システムを入れ忘れて印刷してしまったなぁw

なめくじたべぞう:逆転の発想ですが、レベルダウンさせたところを出発点にしたりもしましたよ>成長システムの考え方

たぐっちゃん:レベルアップ前提なら根幹のシステムはSRSかな?とかあるから自分のやりたいことの再現という部分でサイコロフィクションでというのは素晴らしいと思います

MMV3(まっきー):レベルが必要なシステムは未熟な少年が魔王を倒すようなノリにこそ必要で、完成した個性を表現するシステムだとあんまりなくてもいいのかなって思ってるんですけどね

あまおち総統:これ後で言おうと思っているんですけど、次クトゥルフのルール出す予定なんですけど、クトゥルフに出てくる人間ってただの人間だから、別にレベルアップしなくてもいいかなと(笑)

たぐっちゃん:比叡山生まれでもない限りはですねw

MMV3(まっきー):クトゥルーを倒すノリでなければw

なめくじたべぞう:これこそまさにシステム要求→テーマ選定の現場を見た気がするw

あまおち総統:というか、みなさん真面目に作られてて、もうなんというか、申し訳ないというか(笑)

Aniki:レベル上昇前提でドラクエTRPGなんてのも作ったことがありますよ。キャンペーン10回↑前提みたいな。

MMV3(まっきー):ドラクエでレベルがなかったら、そっちのが嘘ですよねw

たぐっちゃん:いえもう形にして世に出しているというのが皆さん本当に素晴らしいと思います

あまおち総統:だから、うえむらさんがおっしゃるように、そういうコンセプトが好きだからこういうルールになって、そして自動的に、そういう世界観のルールを無意識のうちに作ってるのかもしれませんね。(よし、綺麗にまとめた)

たぐっちゃん:ありがとうございます

なめくじたべぞう:よ!ナイス着地!

うえむら:おおおー(パチパチパチ)。でもぼくはレベルアップするMSSも見たい(台無し)

MMV3(まっきー):期待がかかってしまいましたねw

たぐっちゃん:それは期待しましょうw

あまおち総統:おおおお、プレッシャー(笑)

MMV3(まっきー):次次回作決定

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」犬月パグマンさんの回答

犬月パクマン
 テーマについては、サークル仲間のくお・ばでぃすさんとの対談形で返答させて頂きます。

くお:皆さん、こんにちは。くお・ばでぃす17歳です。
犬月:おまじなラジオ!のパーソナリティで、眼鏡っ娘を誰よりも愛するくお・ばでぃすさんじゃありませんか。
くお:分かりやすい紹介ありがとうございます。

犬月:ということで、お題に答えていきましょう。まずは、思い入れのある本だけど、やっぱり......。
くお:『TRPGおまじな大饗宴』でしょうね。一番初めに作ったTRPG同人誌ですね。

TRPGおまじな大饗宴
犬月:うんうん。オリジナルTRPGの合同誌で、2002年にエンターブレインから発刊された『TRPGスーパーセッション大饗宴』のオマージュなんだよね。福袋からの流れ。
くお:『TRPGおまじな大饗宴』は、「自分が面白いと思うものを作る!」というコンセプで9作品もオリジナルTRPGを詰め込んだんですよね。
初めての同人誌だったし、お祭りみたいな雰囲気でした。今思うと無茶したなーと。
犬月:ノリで作ってたね。
くお:当日、会場に届いた本を見て、とてもワクワクしました。それを手売りする楽しさ。
犬月:自分たちの作ったものが、お客さんの手に渡っていく快感はすごかったね。
くお:あと、値段ね。92ページの本が、イベント価格500円だった。
犬月:92ページの本がワンコインで買えたら面白いなと思って。
くお:足が出るから「500円はやめておいたら?」って何度も忠告したのに、聞いてくれないんですもん。
犬月:いや、ダチョウ倶楽部さん的なアレかと思って。大部数刷って、全部売れれば赤字にはならないようにしたんだよね。
今でもそうだけど、利益じゃなくて、たくさんの人が遊んでくれたら、それに勝るものはないよ。

くお:作品にフォーカスを当てていきましょう。私の思い入れの強い作品は、『TRPGおまじな大饗宴』に収録されている、眼鏡の天使TRPG『メガネリオン』ですね。作品の詳細は、別の記事をご覧ください。
犬月:今、読み返すと、荒々しい作品だよね。すごいと思ったのは、プレイヤーが眼鏡っ娘を好きじゃなくても、遊んでいるうちに、眼鏡っ娘への愛がぐんぐん強まってくる(笑)。
くお:自分の好きなものを作品にぶつけました。でも、作った時のことはあまり覚えていないんですよ。
犬月:熱に浮かされてる(笑)。
くお:今は、あの熱量で書けないかも(笑)。大饗宴を頒布した当初は、全然反響がなくて、へこみました。
それが一年ぐらいたってメガネリオン単体でコピー誌を出したら人気が出た。今でも、セッションの感想を見ることがあります。
犬月:twitterでメガネリオンを紹介してくれた人がいたんだよね。すごいRTの数だった。
うーん。合同誌って、中の作品が目立たないところがあるよね。
くお:一度遊んでもらえれば、面白さが伝わるんですけどねえ。
犬月:TRPGコンベンション(おまじなコン)を主催して、メガネリオンを遊んでもらうってのもやったね。
くお:GMをやったんですけど、遊んでもらえてすごく嬉しかった。犬月さんは、どの作品がお気に入りなんです?

犬月:俺は、『TRPGおまじな大饗宴二次会』に収録している、決め付け法廷バトルTRPG『断定裁判』が思い入れあるかな。
くお:(大饗宴の)『究極執刀アスクレピオス』じゃないんですね。あれはボドゲだから?
犬月:TRPGだよ!俺は、自分の好きなビデオゲームをTRPGにするんだけど......。
くお:そうですね。基本的にパクリですもんね。
犬月:おい!
くお:オマージュですね。
犬月:カプコンさんの逆転裁判みたいなゲームが作りたいと思ったんだけど、推理ものって、ゲームマスターの準備がめちゃくちゃ大変。
くお:ミステリーを丸々一話書くようなものですからね。
犬月:そこで、話の展開やら真相やらは、プレイヤーに考えてもらおうと思いついた。
くお:すごくいいシステムだと思ってます。逆転裁判のいい意味でめちゃくちゃな感じが出てると思いました。
犬月:ありがとう。

スーパーセッション大饗宴の作者さんも手にとってくださった『TRPGおまじな大饗宴』

たぐっちゃん:犬月パクマンさんお願いします

犬月パクマン:はーい。

なめくじたべぞう:雑談形式。

たぐっちゃん:くお・ばでぃすさんとの対談形です。ラジオファンとしてはうれしいw

犬月パクマン:メガネリオンと断定裁判の話をしていますが、どんな質問でもOKですー。

なめくじたべぞう:はい、質問です。これ本当に雑談したんですか?脳内雑談です?

犬月パクマン:本当に雑談しました。それからリプレイ形式で書き起こしました。

なめくじたべぞう:すごいw

犬月パクマン:話し言葉なんかは、読みやすいように直してますけど。

なめくじたべぞう:ありがとうございましたー

犬月パクマン:ウチは、自分と相方のツートップなんで。

たぐっちゃん:すばらしい。TRPGおまじな大饗宴は私も持っていますが、本当に豪華というか福袋好きにはたまらなかったです

犬月パクマン:TRPGおまじな大饗宴を頒布したとき、

あまおち総統:仲いいなぁ(笑)

犬月パクマン:本家のスーパーセッション大饗宴の作者の人が買いに来て下さったんですよね。

Aniki:twitterでもゲームでも賑やかですよねー

犬月パクマン:んで、あとは君たちに任せたと。

たぐっちゃん:託されているw

うえむら:すごい!>君達に任せた

犬月パクマン:二次会も出すんだぞ?と言われたので、ちゃんと出しました。

なめくじたべぞう:へえー、なんていい話なんだ

MMV3(まっきー):公認後継者!

あまおち総統:ちゃんと出した(笑)

犬月パクマン:本当に、ありがたいことです。

なめくじたべぞう:うちのサークルには面白外人さんくらいしかこないからなあ。凄い。

犬月パクマン:エディーマーフィー枠ですね。

なめくじたべぞう:そそ。

同人誌の価格設定と増刷

あまおち総統:30分勇者、増販何回目?

犬月パクマン:増版2回目です。

あまおち総統:おおすごい

なめくじたべぞう:男前ー

うえむら:すごすぎ!

MMV3(まっきー):すごいなぁ

Aniki:結構いってますね!

犬月パクマン:とにかく大量に刷らないと、死んでしまうんやで...。200円で売ってるので。

あまおち総統:せやな(笑)

なめくじたべぞう:あー、なるほど。

MMV3(まっきー):うちの5倍以上売れてる。ってやっす

たぐっちゃん:そういえば回答はおまじなコンにふれていなかったのですが、遊ぶ場も提供してくださっているんですよね。

犬月パクマン:委託で売れないと、破産してしまいます。

なめくじたべぞう:ああ、そういえば。行きましたよ京都。

あまおち総統:覚悟を持てば安く作れる(笑)

たぐっちゃん:あれも素晴らしいなと思いながら活動拝見しています

なめくじたべぞう:名言w>覚悟を持てば安く作れる

犬月パクマン:おまじなコンに関東から来てくださるありがたさ。

あまおち総統:おおすごい

MMV3(まっきー):そして押入れに積まれるダンボールw

犬月パクマン:コンベンションを開催するのは、一つの夢でしたから。なんとか継続していきたいですね。

Aniki:こかげ書店様では看板作品扱いな感じになってますねー 30分勇者・大饗宴

犬月パクマン:段ボールはイヤー!

たぐっちゃん:たくさんの人が遊んでくれたら、それに勝るものはない。という言葉も拝見しましたが、みなさんやはりそういう部分は大きいですか

MMV3(まっきー):そりゃもう

あまおち総統:もうけようと思ったら、100円とか200円とかで売ってられない(笑)

うえむら:そりゃそうでしょ

たぐっちゃん:いまは感想などもみつけやすいですよね

犬月パクマン:>看板作品 なんて、とんでもない、恐縮です;

MMV3(まっきー):感想で酷評されると凹みますw

なめくじたべぞう:わかるわかるw

Aniki:当方は段ボールは最小限になるような価格にしてます

たぐっちゃん:いちファンとしては、ぜひ次回の本の印刷費は出る値段設定でいいですよ。と思いますw作品に触れられなくなるのが一番悲しいので

犬月パクマン:凹みますね。自分が想定していた遊び方が伝わらなかった時なんか特に。

あまおち総統:うえむらさんには申し訳ない話かもしれないけど、印刷費さえ回収できれば、いや回収できなくても、知名度とか感想とか多くかえってくれば、それに勝る物はないですよねと。同人だから。

犬月パクマン:全部売れれば、赤字にはならないようにしてますよ?

MMV3(まっきー):出展代と輸送費と交通費で赤になるんですよね

あまおち総統:オレのも赤字にはならないよ

犬月パクマン:えーっと、原価率の話になります?

あまおち総統:そこも、同人だからって割り切ってしまうかな<出店料とか

MMV3(まっきー):割りきらないとやってられないところはありますねw

あまおち総統:自分が楽しむものの入場費ぐらいに考えてる。

たぐっちゃん:通販や委託などありますが、やはりイベント参加は格別ですか

うえむら:いや、僕も同感ですよ>印刷費が回収できなくても。。。

たぐっちゃん:私寄稿くらいでイベント参加経験ないんですよね

MMV3(まっきー):委託はあまりの楽さに堕落しますw

うえむら:僕は「バイクや車買うより安い趣味でしょ」と思ってましたよw>同人誌

MMV3(まっきー):思いますねぇw

たぐっちゃん:素敵な考えだw

あまおち総統:同人ならそうでしょうねぇ(笑)

MMV3(まっきー):在庫の山を管理する精神的負担が一番でかいかもしれませんw

なめくじたべぞう:んー、うちの場合は委託は「要望あるのでやっているだけ」でサークル参加のためにやってますね

犬月パクマン:儲けるために作ってないですからね。

あまおち総統:まぁでも、払ってくれるお金は、500円は500円と同じ価値で、そこに同人も商業も差はないのでっていう思いはありますね。

Aniki:在庫管理はその管理費用も馬鹿にならないんですよー精神的なものでw

MMV3(まっきー):儲けたいなら、TRPGシステムなんて作らないですよね!

なめくじたべぞう:ああ、わかりますわ>在庫管理の精神的な費用

たぐっちゃん:こういう同人活動ならでは楽しさの話きけるのはいいな。これみて自分でも作ろうと思ってくださる人が出てきてくれそう

あまおち総統:動機は、世界を想像できる楽しさと、功名心ですな(笑)

Aniki:同人で儲けようとするならもう売れ筋で男性向け、法人化してどうぞーな

うえむら:あっ、コストの話とクオリティの話は別です

あまおち総統:原価率って、印刷代と出店料とって話?

犬月パクマン:各サークルさんによって、原価率のとらえ方って違うんですよねー。

Aniki:原価=印刷費+交通費+参加費+絵師代+その他人件費 なのかな

うえむら:同人だからと商業に対してはじめから負けを認めるのはイヤだ!w (僕が言うな)

犬月パクマン:自分は、商業に負けないものを作ってるつもりです。

たぐっちゃん:熱いですね。いいですね

あまおち総統:うえむらさん、改めて同人誌を出す決意を固める。

MMV3(まっきー):ハハハ、商業に負けを認めるくらいなら初めから作りません(断言

犬月パクマン:つもりっていうか、目標ですけど。

なめくじたべぞう:皆そうだと思いますよ>勝っていると思っている

あまおち総統:それはそうなんですけど

うえむら:でしょ?>商業に負けないものを作ってる  そうでなくちゃ!

犬月パクマン:自分が作ったゲームが一番面白いと思ってますよね。

Aniki:単発作品で諸経費もろもろ込みで儲けを出してるのはありますが、大抵他の補填にいっちゃいますー

たぐっちゃん:この企画がきっかけで本当にうえむらさんが同人活動再開してくださったら、TRPGファンの皆さんに褒めてもらえそうw

あまおち総統:ただ、前提が同人の方が商業より有利な位置にいるので

あまおち総統:もうけを出さなくて言いっていう

MMV3(まっきー):商業で自分の欲しいシステムがでないからこそ作ったというのもありますしね

あまおち総統:そこが多少、プロを前にすると申し訳ない気持ちに多少。

MMV3(まっきー):いやいや、うえむらさんはプロとして商業の新作を出してもらわないとw

たぐっちゃん:でもケルベロスがおろそかになったら、トミーウォーカーファンの方には恨まれそうw

犬月パクマン:まっきーさん、よく分かります。ニッチなジャンルって出ないんですよねー。

あまおち総統:よりニッチへ!

たぐっちゃん:いろいろな話題見ますが、人件費は大きいですからね。同人はそこがいいですよね

あまおち総統:ああ、自分が作ったゲームが一番おもしろいと思ってますな(笑)

MMV3(まっきー):当然ですなw

犬月パクマン:人件費は0円なんやで......。

あまおち総統:やだー、あたりまえじゃないですかー(笑)

たぐっちゃん:いいですね>自分が作ったゲームが一番おもしろい

うえむら:ケルベロスがおろそかに......いかんいかん、新作PBW「ケルベロスブレイド」、8月16日スタートですぞ!

MMV3(まっきー):宣伝タイムw

あまおち総統:ですぞ!

なめくじたべぞう:そういえば知り合いの作曲家が良く「賢者タイム」という自分の曲を聴いてご満悦になるという時間があると言ってたのですけど、それに近いなーw<自分のゲームが一番

たぐっちゃん:ほかに質問のある方いらっしゃいますか?

なめくじたべぞう:パクマンさんに質問。断定裁判って「法廷バトルTRPGをつくる」が先なのか「システム思いついた」が先なのか。気になります。

犬月パクマン:「法廷バトルTRPGを作る」が先でした。

なめくじたべぞう:あ、そうなんすね。凄い。

犬月パクマン:基本的に「自分の大好きなゲームをTRPG化する」ところから、ゲーム作りを始めているので、最初は世界観ですね。

犬月パクマン:で、その世界観(断定裁判の場合は、逆転裁判やダンガンロンパ)をTRPGとして遊べるにはどうすればいいのか考えています。自分は、ゲームとしての面白さも大事だと考えていますので。

犬月パクマン:基本のゲームジャンル→システムこねまわす→世界観詳細を考える→システムを整える、って感じですね。

なめくじたべぞう:ぼくも近いんですけどシステム練り始めると世界観ごとズラしていくこと多くて。

犬月パクマン:分かります。分かります。

犬月パクマン:自分も断定裁判は、最初は協力ものをイメージしていました。

なめくじたべぞう:なるほどなるほど。

なめくじたべぞう:じゃあかなり近いですね作成メソッド

犬月パクマン:そうですなー。

犬月パクマン:ただ、面白いシステムを思いついても、次回作に使うのではなく、とりあえずストックしますね。自分の場合。

なめくじたべぞう:ああ、あるある。

なめくじたべぞう:そして違う作品に一部組み込んでみたりして霧散したりします

犬月パクマン:次は、サガフロンティアみたいなゲームを作る予定です。連携して、連携技名を叫びたいだけなんですけど。

犬月パクマン:うんうん。

なめくじたべぞう:十字十字十字十字塔!叫びたい。

なめくじたべぞう:全然形にしてないけど法廷バトル物なんか思いついちゃったんで今度パクマンさんに見てもらいたいな。テキスト化しないとか・・・

犬月パクマン:みたいみたい!!

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」うえむらさんの回答

うえむらさん

「レリックギア」

 サンライズのアニメみたいなロボットバトルがしたい、というコンセプトで作成したTRPGです。
当時発売された「バーチャロン」の影響も強く受けており、いわゆる「スーパーロボット」を出さないと決めた時点で、「スーパーロボット大戦」の表現メソッドは適切ではないと判断しました。

 その上で導き出されたコンセプトは下記の通りです。
「マップは使用しない。近接武器が射程で苦労することはない(射撃と近づいて斬るのは同じ)」
「ロボットは必ず沢山の武装を搭載しているが、それら全てが必ず如何なるセッションでも120%役に立つようにする」
「回避と反撃を別ルールにしない。避けると撃つを同一の行動にする」
「ロボットのパイロットが武器の発射ボタンを押した回数以上のサイコロを振らない」
「人間ルールとロボットルールを分けない(同一の判定スケールで表現する)」
「アクションゲームのように、自分の技量で勝敗の決する要素を入れる」


 上記のコンセプトから、下記のルールを搭載することに決まりました。
「抽象戦闘」
「搭載した武器の数だけ行動できる」
「敵の攻撃に反撃する(回避システム無し)」
「d100を振り、好きな方を10の位にして命中判定を行い、命中したら10の位と1の位をひっくり返してダメージ判定する)」
「能力値の何分の1かで成功レベルを決める」
「全員、レリックダイスというd10をひとつ降っておき、判定時のd100のうちひとつをいつでもレリックダイスと交換できる」

 

 ここまで決まった時点で、類似したTRPGが存在しない事が確定したので、後は楽でした。
やはり、自分の欲しいTRPGをピンポイントに作れるというのは、凄く楽しいですよね!
印刷コストと締め切りを決めて、それに間に合わせるように作成しました。
(僕はダラダラと際限なく作ってしまうタイプで、しかもそういう作り方だと必ず出来が悪くなるので、コストと締め切りを設定してから書き出すようにしています)

 

 ぜったいに面白いと思っていたので、コストとか売上とかはどうでも良かったのですが、一応、売れれば黒字になるようにコスト計算をしていました。
1990年台後半の古いデータですが、スズトウシャドウ印刷様が表紙モノクロ150部21800円でした。で、1部ごとに50円のカラーコピーで表紙を印刷し、ブックカバーの容量で製本しました(カラー表紙より当時は格段に安かった)。で、実際のコミケでは一部700円で170部完売したので(増えてる20部は、印刷屋さんが付けてくれる刷りミスの場合の予備を販売した分です。これすごく助かりました。笑)
なので、人件費を引く前の利益は、下記のようになりました。
------------
売上 700×170=119000
本文 21800
表紙 50×170=8500
利益 88700
------------
人件費以外の原価率は、およそ25%程度ですかね。
他のサークルさんの売上とかはわからなかったのですが、当時のコミケは、結構オリジナルTRPGを買いに来るお客様がいらっしゃる時代だったのではと思います。

 

「サムライキングダム」

 こちらの方は、結果としてすごくウケたという、なんだか棚ぼたのようなゲームでした。
僕らにしては珍しく、コミケの2週間前に原稿が終わったんですよ。
で、「珍しく時間があるなー」とみんなでいった後、お酒も入っていたのか「もう一本作りますか!」という事で、当時大好きなキャラだった、るろうに剣心の『破軍の不二(巨人の人)』が使える時代劇RPGを作ろうという事で、一晩で作りました。
一晩で作った割には、「漢字ダメージシステム」は物凄く気に入っていました。ダメージは「一画」「二画」という「漢字の画数」で表され、浅い傷に入ったダメージが「傷」という漢字になるか、深いところに入ったダメージが「死」という漢字になるかすると死ぬという、画期的(笑)なシステムでした。
それに「連撃」という「死なない限りどこまでも判定をやりなおせるシステム」を入れる事で、「納得して死ねる初期レベルのD&D」というコンセプトのゲーム、「サムライキングダム」ができあがりました。

 

 面白いゲームにはなったと思ったのですが、ページ数が10ページぐらいしかありません。
加えて、カラーイラストをお願いしている時間もありません。

 

 そこで、時代劇なので、ルールブックを「巻物」にしちゃう事にしました!
ただの巻物ではなく、能登和紙を買い付けて墨汁で印刷するという、意味不明な作り込み(笑)
更にはヒノキと障子紙で作ったマスタースクリーンも用意して、コミケ会場で山積みにしていたら、一瞬で無くなった記憶があります。
特に、興奮気味のアメリカ人の方が何人もいらした事が、とても印象に残っています。
「マキモノ!? ロールプレイングゲーム!? リアリィ!?」みたいな事を本当に仰ってました(笑)

 

ルールはこんな感じ

 残念ながらレリックギアのルールは手元に見つけられなかったのですが、サムライキングダムのルールブックはありました。
イラストはついてませんが(当時は原稿に手貼りだったので)、よければ御覧ください。

レリックギアと完成のための仕組み作り、中学校から書き溜めたノート

たぐっちゃん:MMV3(まっきー)さんの人生を変えた作品登場w

MMV3(まっきー):はいw

うえむら:僕の同人話は、昔のことばかりで恐縮なのですが、やはり自分の人生に大きな影響を与えた経験なので、今も克明に覚えています

うえむら:そのわりには、手元にシステムが見つからないwww

たぐっちゃん:回答はコンセプトからのルール再現までがみえて興味深く拝見しました

MMV3(まっきー):せめてWEB版でも送りましょうかw

うえむら:ほんとうにぼくは基本がぐうたらなので、「仕組み」が無いと何もできないんですよ

うえむら:いわゆる、典型的な「自分が遊んだゲームのちょっとしたイベントばかり思いつくタイプ」だったので、

うえむら:もうムカつくから、とにかくいろんなゲームを遊んでて思いついたイベントをかたっぱしからノートに書いていこうと、中学生の時に決心してw

なめくじたべぞう:すごい中学生だなーw

うえむら:で、初めてシステムを作るのに大学生までの歳月を要したというw

たぐっちゃん:なにそのビジネスチャンス生みそうなノートw

MMV3(まっきー):中学時代にノートにルールを書いたのが懐かしいw

うえむら:すごいですよ中学生の時の僕。「サイバーパンクの街角で座り込んでいる人達の種類チャート」とかありましたしw

あまおち総統:みてぇ(笑)

なめくじたべぞう:やばいww

たぐっちゃん:みたいですねw

MMV3(まっきー):資料ですね!

うえむら:あと、「すごいピンチな状況のバトルシーンチャート」とかもありましたw飛行機の羽の上とか!

たぐっちゃん:いまもノートは手元にあるですか?

うえむら:家にあります。明日も座談会が続くなら持ってきますよ

あまおち総統:なんかそういうの聞くと、創作意欲湧くよね(笑)

なめくじたべぞう:うほー、たのしみーw

たぐっちゃん:素敵な話題ですよね

Aniki:飛行機の羽の上、ふとせガールアクションってのが浮かびました...

犬月パクマン:おんもしろいシーン表を作れる人は天才ですよねw

うえむら:セガールアクションですよまさしく!(笑)

犬月パクマン:カイゼルちくわさん作、セガールTRPGをよろしく!(ステマ

なめくじたべぞう:ステルスされてませんぜw

たぐっちゃん:なにこのつながっているご縁ステマw

あまおち総統:今日だけでいくつ次回作が決まったのか(笑)

たぐっちゃん:レリックギアは、費用なども案内してくださっていて、検索したら印刷所さんもまだあるんですよね。やはりいいサービスは残るのですね

犬月パクマン:費用がかかれていたのはビックリしました!

うえむら:なんの話でしたっけ?(笑) で、僕の場合は、ネタとも言えないような小さいのばっかりたくさんあったので、何か「こういうゲームを作りたい」というコンセプトの他に、「締め切り」「コスト」という枷がどうしても必要だったんですよ

なめくじたべぞう:締切大事。

うえむら:なので締め切りとコストは結構気を使いました。全て作品を完成させるためです。

たぐっちゃん:完成させるために必要な要素ですね。そして同人だと自分で定めるからすごいなと皆さん思います。

犬月パクマン:〆切を決めないと完成しないですよねー。

たぐっちゃん:自分への厳しさが作品を完成させている感

あまおち総統:締め切りこわい

MMV3(まっきー):締め切りは決めてませんでしたねぇ。完全個人作業のネット公開だったので

なめくじたべぞう:なんで締切直前じゃないと輝かしいアイディアって出ないんだろう・・・

うえむら:同人は何でもできるので、どっかで制限を入れないと、どこまでも自分ひとりのゲームになってしまいそうで。。。

あまおち総統:夏コミの締め切りまであと一ヶ月(ふるぶる

Aniki:自分は大抵〆切守らせる側なので管理側のノウハウなんかも溜まりましたよ

MMV3(まっきー):代わりに「ここまで作ったらもう触らない」みたいな境界を設定してましたが

なめくじたべぞう:ひぃー>夏コミ

うえむら:締め切り直前でいいアイデアが浮かぶクセ、何とかしないと商業になったときに死ぬやで。。。(ブルブル)

犬月パクマン:管理側のノウハウ!(ガタッ

たぐっちゃん:夏コミ前にこの話題はなかなかですねw

Aniki:夏コミ新刊=春ゲムマでゆったり

あまおち総統:自分で定めるというか、コミケって申し込み時期がえらい早いから、時間たっぷりあると思って、サークルカットに書くわけですよ、次回作。

あまおち総統:で、気づいたら、こんな時期。でもカットに書いちゃった。 後にはひけねぇ

犬月パクマン:背水の陣!

なめくじたべぞう:最近サークルカットに書いたのと同じ物出したことないなw 嘘ばかりw

あまおち総統:なんだと、そんな手が(笑)今度から、ウソカットにするか・・・

MMV3(まっきー):完全に原稿がある状態で申し込む余裕スケジュールw

たぐっちゃん:サークルカットはファンは期待しかないですからねw

MMV3(まっきー):しかも余裕があると、コミケの早割4割引きとか使えて印刷費もとってもお得です

Aniki:おおー、いいですね

MMV3(まっきー):おまけに印刷所の方々も余裕があるので、本来はやらないとしているサポートまでしてくれたりw

なめくじたべぞう:なんとー!いいなー、無理だなーw

巻物同人TRPG「サムライキングダム」は、ルールも公開してくださいました。

たぐっちゃん:回答拝見すると「サムライキングダム」は作業時間的には余裕があった印象ですが、巻物がすごいなとw

MMV3(まっきー):実はちょっと入稿データにミスがあったんですけどね。印刷所側で対応してくれて大助かりでした

犬月パクマン:ウチは、印刷費さげるために、絶対に早割ができる時期をデッドラインにしてます。

犬月パクマン:巻物、面白いですよね!インパクトあり過ぎです!

うえむら:巻物は我ながらうまくいったと思っています。とうらぶの同人誌なんかにもいいんじゃないかな(笑)

MMV3(まっきー):あの巻物、買いに行ったら売り切れていたんですよねw 回答にも出ているアメリカ人の方が大量購入していったとかで

たぐっちゃん:能登和紙を買い付けて墨汁で印刷とか、ヒノキと障子紙で作ったマスタースクリーンとか実物見たくてしかたないですw

たぐっちゃん:MMV3(まっきー)さんも拝見していないのは幻すぎますねw

うえむら:そう、あの外人さんですね。「このTRPGは史実か?(英語)」って聞かれたので、オフコース!と答えました

犬月パクマン:「マキモノ!? ロールプレイングゲーム!? リアリィ!?」

MMV3(まっきー):ああいえ、その次の回で増刷分を購入できましたw

なめくじたべぞう:オフコースwwww

MMV3(まっきー):でもマスタースクリーンは見てないかも

あまおち総統:オフコース(笑)

MMV3(まっきー):史実じゃねえwwwww

たぐっちゃん:巨大隕石落下は史実ですwそんなクールジャパン

たぐっちゃん:ほかに質問のある方いらっしゃいますか?

あまおち総統:ウチのメンツが、サイキックハーツ2版が楽しみだそうです。

うえむら:ありがとうございます!サイキックハーツ第二版は7月発売予定です!(宣伝顔)

あまおち総統:もうちょっとですな(笑)

犬月パクマン:いや、もう、フリートークをしていただきたい次第です(笑)

なめくじたべぞう:んー。僕は2000年くらいのTRPGの同人界隈全然わからないんですけど、同人システムって今も昔も同じくらいの勢いだったんですかね?

うえむら:ネットが普及してないので、今ほど直接の盛り上がりを感じることはありませんでした。

たぐっちゃん:おーこれは貴重な話ですね

あまおち総統:でも、サークル数はそれなりにいましたよね?

Aniki:2000年くらいに出たことありますが、今よりもっと雑多でしたね

MMV3(まっきー):買う側の記憶としては、当時のがオリジナルシステムを出しているサークルさんの数は多かった気がします

Aniki:出せば売れる時代だった記憶はあります。

うえむら:ですが、近所のサークルでは河嶋陶一朗さんがサタスペを売ってたな(笑)

MMV3(まっきー):ドラゴニアを売るために10年ぶりにコミケに行ったら、すごい少なく感じました

なめくじたべぞう:あ、そうなんですねー。面白い。

あまおち総統:オレはもうちょっと後かな。いや、2000年くらいか

たぐっちゃん:そうかその場で実際に手に取らねば!という時代ではあるんですね

犬月パクマン:今のプロのデザイナーさんが、同人活動をされてたんですよね。胸が熱くなります。

うえむら:当時はですね。海外と日本のTRPGに時差があって

たぐっちゃん:一期一会感がいまよりすごそうです

Aniki:コピー誌で300冊なんて今ではできませんけど、当時は全部頒布できちゃったなーとか

うえむら:日本では、少数のTRPGを手厚くサポートする方針で、海外では、どちらかというと雑多なTRPGが乱立した時期だったんですよ

Aniki:手にとってそのまま買うという方が多かった

あまおち総統:あー そうかも

うえむら:なのでまず、海外翻訳を行うサークルが一定数存在して、それがそもそも、TRPGユーザー(マニア)がコミケにくる理由になっていました

たぐっちゃん:翻訳物のTRPGも多かったですよね

MMV3(まっきー):あー、確かにありましたねぇ

なめくじたべぞう:ああ、なるほど。

Aniki:著作権もないも同然だった時代という側面があったかなーとか

犬月パクマン:はー、なるほど。

うえむら:もうひとつ、日本では上記の理由により「リプレイブーム」だったので、TRPGのリプレイ、違うな、「ソードワールドRPGのリプレイ」を買いに来る、超多数派もいました。

なめくじたべぞう:大正義ソードワールドRPGリプレイ

あまおち総統:あの頃はまだ商業の選択肢が少なかったですからねぇ。

うえむら:そうした、海外TRPGを求める勢とソードワールドのリプレイ求める勢のちょうど真ん中に、オリジナルTRPGの島があったわけですな。コミケの主催者さんありがとう(笑)

MMV3(まっきー):リプレイは今も多い印象でしたが、当時ほどではないんですかね

うえむら:最高の配列でした(笑)

犬月パクマン:お客さんがオリジナル島の前を通るわけですね!

MMV3(まっきー):今は端っこですよね

なめくじたべぞう:コミケスタッフ有能ですなw

たぐっちゃん:いい配置ですねw

Aniki:とても端っこですねー

MMV3(まっきー):隣の人気ジャンルから人が来ては、なんだこれって顔をして去っていく

うえむら:当時のリプレイサークルはまじで多かったです。そしてみんな若かった(笑)

MMV3(まっきー):なんか流れ矢が飛んできたw

あまおち総統:おかしいなぁ。昔オリジナルルール出してたけど、売れた記憶が無いぞ。

あまおち総統:適当なもの作ってたからかな(笑)

うえむら:僕もそんなに凄く売れた記憶は無いですよ(笑)

Aniki:ネットやオンセ環境が不十分だった分、楽しめるリプレイがコミケにしか見当たらなかったというのもあったかも

なめくじたべぞう:それは大きいかもですね>コミケにしか

MMV3(まっきー):170売れれば立派なものじゃないですかw

犬月パクマン:今は、ネットでリプレイやらルールやら公開されてますもんね。

たぐっちゃん:コミケがある意味で情報の最前線というとこもあったのでしょうね

たぐっちゃん:人同士の交流もあるでしょうしね

あまおち総統:コミケも、ネットがない時代だと、とりあえず好きなジャンルのサークルは全部見て回ってましたからね。

Aniki:絶版TRPGを独自に再生っていうのもありましたよー

うえむら:ただそのころから、自分で刷ったTRPGをいきなり同人ショップに持ち込む、北沢慶さんのような猛者もいたのでした!

MMV3(まっきー):猛者だ

あまおち総統:よく断られなかったな(笑)

なめくじたべぞう:北沢さんそんなことやっていたのか・・・

うえむら:しかも北沢さん、当時まだ市販のTRPGやったことなかったらしい!(笑)

なめくじたべぞう:凄すぎるwww

MMV3(まっきー):無茶すぎるw

たぐっちゃん:北沢さんは今度イベントもされるそうで積極的ですよね

うえむら:あいつは心優しいモンスターやで。。。

テーマ1.「思い入れのある自分の本、システムの紹介、それにまつわるエピソードについてお話聞かせて頂けますか?」なめくじたべぞうさんの回答

なめくじたべぞうさん

思い入れのある本ということで、弊サークル3作品目となるアイドル育成TRPG『どるばこ!』を挙げさせていただこうと思います。

どるばこ


3点ほど要素を挙げると『超短納期製作』『完全共同デザイン』『WEBでのアイドル絵師募集』と、なるでしょうか。

 

●超短納期製作

まず製作期間ですが、企画スタートから頒布までの期間が3ヶ月でした。企画スタートというのは「どんな本作ろうか?」というテーマ選定をする段階という意味です。今考えても恐ろしいです。
最初の3週間ほどでテーマ選定で揉んで、5週目くらいにテストプレイに臨んだように思います。印刷期間を考慮するとここから実質1か月半でシステム完成からテキストアップまでをこなさなければなりませんでした。
結局テストプレイとシステム調整は印刷所への入稿日の2日前まで行われ、テキストとリファレンス類のブラッシュアップは最後の土日に24時間体制でSkypeで接続し怒号が飛び交う中終えたような記憶があります。(もちろんそのあとDTP担当が更に死にそうになりながらデータ完成に持っていきました)

 

●完全共同デザイン

『どるばこ!』はメインデザイナーがいません。各人が色々なセクションを担当しましたが主導して決定する人物を置きませんでした。たまたま奇跡的に上手くまとまりましたが「もうやるのは辞めよう」というのが全員の共通見解です(笑)
進め方は本当に単純で各人が最初に割り振られたセクションで「これがベストだろ」というアイディアをぶち込みまくって持ち寄ります。当然整合が取れていないので上手く擦り合わせます。これの繰り返し。各々が互いのアイディアに刺激を受けつつ、しかし我を通そうとする、みたいなカオスな作業でした。その代わりに「なめくじたべぞうでしか製作不可能」とも呼べる物が出来たと思います。

 

●WEBでのアイドル絵師募集

企画段階で絵師不足は目に見えて明らかだったので、たまたま一般受けしそうなアイドルというテーマになったこともあり「ツイッターとブログで募集してみよう」となりました。(それと、実感はありませんでしたがおぼろげながらイラストはたくさんの種類がほしい、と思っていました)
正直全然人が集まらないと思っていたのですが蓋を開けてみれば物凄い数&ハイクオリティなイラストを提供して頂けました。これには本当に驚くと共に感謝の気持ちしかありません。
そして、ゲームシステム的にも「イラストの持つパワー」を募集後にテストプレイした時に物凄く実感し、それと同時にシステムの完成を確信しました。

WEBでのアイドル絵師募集企画も素晴らしかったアイドル育成TRPG『どるばこ!』は、超短納期製作、完全共同デザインで生まれた

たぐっちゃん:アイドル育成TRPG『どるばこ!』ですね。

犬月パクマン:質問です!

なめくじたべぞう:うい

犬月パクマン:どるばこ!のイラスト公募って、報酬はあったんでしょうか?

なめくじたべぞう:無しです。明記してます。

犬月パクマン:お金ではなくて、献本もなかったですか?

なめくじたべぞう:ただ、コミケ会場でお会いできた方には一冊気持ちとしてお渡ししてますね。

犬月パクマン:あ、了解です!

なめくじたべぞう:会えなかった方には献本もしてないですね。本当はお渡しできればいいのですが。

なめくじたべぞう:送るのも個人情報必要でハードル上がるだろうなと思い、ゼロベースでやってみました。

たぐっちゃん:ツイッターとブログで募集されたんですよね。素敵イラストがカードになっている

なめくじたべぞう:そですね>ツイッターとブログで募集

たぐっちゃん:カードランカー企画で何点かイラスト描いたのですが、描くほうは採用されるだけでうれしいですw

あまおち総統:ルールを共同開発とか、ちょっと正気の沙汰とは思えないんですが?(笑)

犬月パクマン:完全報酬なしで、あれだけの質と量のイラストが集まるのは、なめくじたべぞうさんの日頃のご人徳なのかしら(たべコンとか

なめくじたべぞう:絵師の方も名乗ってくださらなくてお渡しできなかったりとか、色々ありましたねw

なめくじたべぞう:いやー、あれは想定外で。ほんとに>量と質

なめくじたべぞう:正気の沙汰ではなかったですwww絶対ダメw>共同開発

たぐっちゃん:企画の紹介が面白かったのでアイドルもそれなりに好きなので描きたかったのですが、あの時期絶賛デスマーチ中だったw

たぐっちゃん:面白そうだから応援したいというのはありますよね。キックスタートなどみていても思います。

MMV3(まっきー):恐ろしいw でもどんな現場だったのか興味深いw>共同開発

犬月パクマン:ウチは、共同開発やってみたいですね。それぞれ得意分野が違うので、協力して一本作ってみたいです。

うえむら:共同開発って、どうやったら「完成!」ってなったんですか!?

なめくじたべぞう:えーと、ザックリと ○○は背景世界 ○○はキャラクターメイク ○○は基本システム でスタートしました。

MMV3(まっきー):キャラメイクと基本システムが別というあたりが、もうわけがわからないんですがw

Aniki:それはそれですごい。

たぐっちゃん:にしかけもみじ方式だw矢立肇でもいいけど

なめくじたべぞう:で、一週間後に各人発表。まるでかみ合わない状態からブレスト。 いったん持ち帰って各人修正。みたいな超効率悪い方法をw

犬月パクマン:それをすり合わせられるんだから、サークルの絆はすごいもんですよ。

あまおち総統:TPRGで仲が良い仲間で必ず一回はする会話「一緒にルール作ろうぜ」驚異の低打率(笑)

たぐっちゃん:本当にすごい絆

Aniki:ああー、一緒にルールはありますw

あまおち総統:全員がそれぞれ持ち帰ったら、またズレるじゃないですかやだー

MMV3(まっきー):作りたいものが先になく、作ろうという意欲だけの状態ですからねw >一緒にルール作ろうぜ  そりゃ普通はドンづまる

なめくじたべぞう:で、一応各人の琴線に触れたワードを抽出してなんとなく基本部分ができたらテストプレイ。クライマックスがクソつまらなかったので○○本ルール  他がクライマックスと並行 みたいなww

たぐっちゃん:制作工程からデザインしていくのはすごいですね

なめくじたべぞう:製作時のルールとしては「譲れない部分だけは譲らない」のみでしたね。

たぐっちゃん:あー軸はぶれずに大事ですね

うえむら:凄いな、製作過程がもう一本のゲームみたい(笑)

MMV3(まっきー):制作過程のリプレイ本とかどうでしょうw

Aniki:ぷろじぇくとX 風な

たぐっちゃん:あーそれは読みたいw

あまおち総統:説明聞いても、なぜ完成したのか、いまいち分からない(笑)

犬月パクマン:「譲れない部分だけは譲れない」か...。そこの担当になったんだから当然の権利なのかもしれませんね。

なめくじたべぞう:ただ、なんというか途中からお互いにやりたいことがわかってきて「きっとこれはあいつ大好きだな」とか入れてくるんすよ

あまおち総統:なんと、まぶしい仲間愛

うえむら:完全にTRPGセッション

なめくじたべぞう:で、そんな感じで「うお、お前天才だな」と言い合った結果、完成、とw

たぐっちゃん:この案なら通るかな?もみえてくるんですかね。面白いですね

なめくじたべぞう:たまたま上手くいっただけで絶対お勧めしませんw

たぐっちゃん:アイドル育成再現していますからね

MMV3(まっきー):お前天才だな、が、セッション中の他PLへの賞賛のようなw

なめくじたべぞう:そんな感じですね>セッション中のほかPLへの賞賛

たぐっちゃん:ビギニングアイドルよりだいぶ先に再現w

あまおち総統:こ、これが、かの有名なステマかっ!?

なめくじたべぞう:ありがとうございますw

なめくじたべぞう:なんというか、基礎システム部分に関しては短期間でつくらなければならなかったので、他の商業システムの不満点を全部解消しようとして生まれたものなのでキメラみたいな感じになってますね。

たぐっちゃん:アイドルだからイラストの協力得られたのは大きいですよね。販売後のカード補強記事なども興味深く拝見して実践しました

なめくじたべぞう:いやー、あれなかったら別のゲームでしたよ。本当に>イラスト

たぐっちゃん:DLできるようにしてくださっていたので

なめくじたべぞう:最初、アイドル達がカード化されてなくて、一枚のシートに全員のデータが書いてあったんです。

犬月パクマン:スカウトしてくるヒロインのイラストがあって、カードで出せる!なんて素敵なんだ!

犬月パクマン:だいぶんと、プレイ感が違うでしょうねー。

なめくじたべぞう:全然プレイ感違いますね。 カード化するといきなりキャラクター化するんですよ。データじゃなくて。

なめくじたべぞう:キャラクターシートって大事なんだな、と再認識しました。

たぐっちゃん:そこまで反映できるのもいいですね。ならではの進化だ

なめくじたべぞう:そういえば、まえに「どるばこ」のゲームとしての構造を分析したんですけど

うえむら:すごい新しさを感じますね

なめくじたべぞう:ゲームでやっていることは普通のTRPGのゲームの間にやっていることなんですよね。成長がメインで。

なめくじたべぞう:で、途中に入っている「ガチャ」(ガールズイベントチャート)がセッション中によくやることなんですよ。

たぐっちゃん:この話は絵を描いてくださった方にも喜んでもらえそう。少なくとも私ならゲームの楽しさに寄与できたならうれしい。

なめくじたべぞう:ああ、それだとこちらもうれしいですね>絵師のかたに喜んでいただきたい

あまおち総統:絵師の確保って大変ですからね。変な話、自分で絵が描けず漫画が描けないから、TRPGで同人誌作ってるってところもあるので。

あまおち総統:絵師が集まったというのは素晴らしい。

たぐっちゃん:『どるばこ!』はアイドルの成長を表現していていいですよね

なめくじたべぞう:なので、普通のゲームとプレイしている部分が構造的に逆転しているゲームになっているな、と作ってから大分経って気づきました>どるばこ

Aniki:絵師募集は楽しげに盛り上がってましたから、その雰囲気がよかったのかもしれませんね。

なめくじたべぞう:絵師確保はいつも難題です

なめくじたべぞう:そうですねえ。アイドル凄いなー、と純粋に思っていましたw>盛り上がっていた

MMV3(まっきー):お題でイラストを描くお祭りみたいになっていたんですかね

たぐっちゃん:テーマ2でも絵師さんの話題はあつかっていて皆さんのお話楽しみです

なめくじたべぞう:どうもそんな感じでしたね>お題イラスト

Aniki:ちょっとしたお祭りだったような感じでした。

電脳TRPG『NOISY:CODE』について

たぐっちゃん:質問のある方いますか?

うえむら:NOISY:CODEの質問もしてみたいですが、時間は大丈夫でしょうか?(とはいえ実物は所持しておらず、トゥゲッターやブログの記事を拝見しただけでの質問になるのですが)

なめくじたべぞう:僕はOKです。

うえむら:これって、構造上、ハッカー達が活躍することと、事件そのものとは、直接の関係が無いように見えるんですよ。ハッカー世界と物語自体を完全に切り離しても、シナリオが成立するというか。すごく新しいし、実にハッカーものっぽいと感じたんですが、発想はどこから得たものなんですか?

あまおち総統:この、全てを吸収してやろうと言わんばかりの姿勢、すごいわぁ(笑)

なめくじたべぞう:その通りですね。ハッカーは事件との直接的な因果が必要ありません。

たぐっちゃん:電脳TRPG『NOISY:CODE』についてまとめ 

MMV3(まっきー):なにこれおもしろい

なめくじたべぞう:発想の大本は「各人のドラマを持ち寄りたい」という要望からですね。しかも最大公約数として。

なめくじたべぞう:なのでハッカーが事件に関わろうがなんだろうが強力な個人目標が「同じ場所」にあれば問題ない、と考えました。

犬月パクマン:ハッカーが協力して事件に立ち向かうというより、群像劇が近いんですかね?

なめくじたべぞう:そうですね。「個人目標がたまたまチームの目標と同じだった」という攻殻機動隊スタンドアローンコンプレックスを参考にしました。

うえむら:そうですよねー。シーン制以外に、こんな縛り方があったのかと、目からウロコでした。

うえむら:だってこれって、何でもできますよね! カードゲームで世界を救うとか、音ゲーの猛者たちが賞金を求めて争うとか。

なめくじたべぞう:そうですね。失ったモノを取り戻すというすごく普遍的なキャンペーンセッティングをシステムに組み込んだ、とも言えます。

犬月パクマン:NOISY:CODEは、汎用システムとしてもすごく面白いと思います!システム自体が個性的でエキサイティング!

なめくじたべぞう:あと、距離の概念を完全に取っ払った結果、色々と変化がありまして。 実はプレイしていると「背景の描写」があんまり必要ないんですよ。いや、たまには雰囲気的にするんですけど。

たぐっちゃん:ゲーム中の妹は取り戻したい。リアルはそこまででもないけどw

MMV3(まっきー):群像劇自体はGMやPLの趣味で行う場所は幾らでもありますが、システムの方でそういう指向性があるのは珍しいですね

なめくじたべぞう:これがなんというかいわゆる「SS」ぽい感じになるんですよね。チャット形式というか。

たぐっちゃん:いいですね

なめくじたべぞう:まおゆう、みたいな感じでト書きがないプレイになるんですよ。下手なマスタリングと言われてしまいそうですが。

なめくじたべぞう:これが凄く電脳ぽさを出す、というところまでは突き止めましたw

あまおち総統:まだこれ売ってます?(笑)

なめくじたべぞう:イエサブかプレイスペース広島にあればw 今度夏コミに増刷して持っていきますよ

犬月パクマン:おー!増刷!

あまおち総統:やったー(笑)正直SFって苦手なので、見かけたことはあるんですが、買ってないんですよね。

MMV3(まっきー):くぅ、なんか色んなシステム見てると欲しくなるなぁ。久しぶりにコミケに行くべきか否か......w

たぐっちゃん:おーいいですね。この企画手に取れないと悪いので増刷情報ありがたいです

なめくじたべぞう:なんかずいぶん時間かけてしまいましたがこんな感じでどうでしょうか?>うえむらさん

たぐっちゃん:濃い話題聞けて良かったです

うえむら:ありがとうございます。満足です。買って遊戯王バージョン作りますw

なめくじたべぞう:ああ、それは楽しそうですww

2015年7月20日 12:07

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