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同人TRPGデザイナー座談会 あまおち総統さん情報

特別企画 同人TRPGデザイナー座談会

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あまおち総統さんプロフィール 

あまおち総統

 オンラインサークル「アナタのハートにクリティカル(略称AHC)」、同人サークル「AHC」の代表であり、『サイコロ・フィクション五竜亭』『MSS悪の秘密結社RPG』などを手がける同人ゲームデザイナー。
 ネット上でTRPGを遊ぶオンラインセッションのサークルとして来年1月に10年周年を迎えるAHCを設立し、なんとなく今に至る。よくこんなに続いてるなぁ。
 また、AHC以前より行っていた同人活動を再開させ、リプレイ本やオリジナルルールを作成。現在『サイコロ・フィクション五竜亭』『MSS悪の秘密結社RPG』『MSSのこり3ターン』を刊行。同時に「メイキング・ストーリー・システム(MSS)」という汎用ルールを提唱している。
 AHC以前に作った同人ルールについては触れないであげてくだちぃ。
 TRPGの他、プロレス・観劇・カメラ・ダーツなど、けっこう多趣味。

AHCサイト
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あまおち一人webラジオ 
あまおちりんフォトブログ
■twitter:@AHC_soutou  

メイキング・ストーリー・システム(MSS)

メイキング・ストーリー・システム(以下「MSS」)は、2つの要素を合わせたTRPGのオリジナルルールシステムです。

メイキング・ストーリー・ロールスタイル

1つはロールに関するルールです。ロールしなければならない関門を前にして、能力値に付随するアビリティ(スキルや特技など)を選び、それを使用して関門を解決出来るだろう状況を自ら想像してそれをGMに伝えることにより、ロールへの修正値を加えた上で判定ロールをして、その関門が突破できたかどうかを判定するルールです。
 GMは、プレイヤー(キャラクター)が提示した状況説明を勘案し、その自然さ(不自然さ)を判断した上で難易度を設定して目標値や達成値に修正を加え、能力値を基準としたロールを行わせて下さい。
 これを「メイキング・ストーリー・ロールスタイル(MSロールスタイル)」と呼びます。
 
能力値とアビリティの例(MSS悪の秘密結社RPG)
能力値とアビリティの例(MSS悪の秘密結社RPG)
 
 例えば「川を飛び越える」という関門を突破するために、能力値は「身体能力」、アビリティは「足が速い」を使うこととします。
 そしてPCはGMに対して「アビリティ「足が速い」を使って、全速力で助走してジャンプした」と説明します。
 これを聞いてGMはその説明に納得すれば、PCに行為判定することを指示します。
 GMは「かなり合理的な説明だ」と思えばロールにボーナスを与えてもいいですし、「ちょっと無理があるんじゃないか」と思えばペナルティを与えて構いません。

即興関門スタイル

もう1つは選択ルールです。プレイヤー(キャラクター)がシナリオ上の「関門」のシーンを作り出すルールです。
「PCが最終目的に至るためには突破しなければならない関門」を前にしたシーンにおいて、「関門表」や自らのアビリティなどから「関門のカケラ」を集め、それを元にプレイヤーが即興で関門を作り出して、それを全員で解決していくというスタイルです。
これを「即興関門スタイル」と呼びます。

関門のカケラ表(MSS悪の秘密結社RPG)
関門のカケラ表(MSS悪の秘密結社RPG)

例えばこの表を振った結果、「暗室」で「見知らぬ人」が「召喚された」という結果になった場合、これだけで色々なシーンが想像できるでしょう。
そうやって想像力を働かせ、この場でPCが突破すべき関門を作る、というのが即興関門スタイルです。
このシステムは、「その場で即興でシーンを作る」「作るのがプレイヤー」という点において、GMの負担をかなり軽くするシステムと言えます。

この2つのルールをまとめて「メイキング・ストーリー・システム」と呼びます。
MSSのルールはこれだけです。あとの細かいルールは個別のルールブックで具体的に規定していきます。

「その場でストーリーを作り出す」というのがこのシステムの大きな特徴です。
現在MSSのルールブックは「MSS悪の秘密結社RPG」と「MSSラスボス戦闘RPGのこり3ターン」の2つを出しています。
特に「悪の秘密結社」は全てのルールを無料公開していますし、夏コミには新作を出す予定ですので、どうぞ楽しみにしてください。

AHCのカードゲーム

現在AHCでは以下の3点のカードゲームを公開・頒布しています。

HITMAN

HITMAN

犯人はこの中にいる!

犯人はこの中にいる!

ねがいましては!

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カードゲーム特設サイトで、ゲームの説明および通販や委託販売の情報を載せているので、ぜひお手に取ってみてください。

2015年7月20日 11:38

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