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TRPGを楽しく遊び続けるための知識・ノウハウ 『化石的ゲームマスター読本 』特集-WEB TRPGマガジン2014年9月10日号

ひょうたん書店フリースペース開催

今回は『化石的ゲームマスター読本』について紹介させていただきました。
コミックマーケット86でも頒布されたGMをされる際や、PLとして参加する際に必要な知識やノウハウをまとめてくださっている同人誌です。

とても素敵な本でぜひ紹介したいと思っていたのですが、記事を読んでくださった方の入手方法がなく躊躇していたのですが、増刷や通信販売の案内がありましたので、紹介させていただきました。

こちらの本では、GMやセッションを準備する、進行されるうえで必要な作業を余すことなくピックアップしてくださっていて、丁寧な解説を添えてくださっています。
今回は著者の玄兎さんにチャットインタビューさせていただき、本を作られた経緯などをお聞きすることができました。
またTRPG歴などもお聞きすることができ、本に書かれていることを実践されていた様子なども伝わり、さらにこの本や玄兎さんのファンになりました。

遊びかたや楽しみ方が多様なことは、TRPGの魅力の一つですが、掲載されている情報を知っていると、実際にGMする際や、自分たちのプレイグループを楽しいものとして維持していくための、情報やノウハウにふれられるそんな本です。

今回の話題

1.TRPG関連ニュース

TRPG関連の気になる話題紹介させていただきます。

2.TRPGユーザーさん募集・告知情報

TRPGユーザーさんの募集や告知情報を紹介しています。

3.今週の気になる逸品

TRPG関連の新商品、最近見つけた商品など紹介しています。

4.TRPGを楽しく遊び続けるための知識・ノウハウ 『化石的ゲームマスター読本 』特集

5.今後の配信予定や告知

TRPG関連ニュース

TRPG関連の気になる話題紹介させていただきます。

JGC2014のレポート記事紹介

2014年8月29日から31日までの三日間、神奈川・新横浜プリンスホテルにて、アナログゲームの宿泊型イベント、ジャパンゲームコンベンション2014のレポート記事が続々アップされています!

100円ショップでセッションに便利そうなもの買って来たので記事にしました。

100円ショップでセッションに便利そうなもの買ってきました。

オフセを遊ぶ機会が増えると、100円ショップ探索の機会も増えそうです。

富士見書房公式 TRPG ONLINEさんに追加される予定のリプレイ機能に連動した企画のチラシ画像公開

富士見書房公式 TRPG ONLINEさんに追加される予定のリプレイ機能に連動した企画のチラシ画像公開されました。
JGC2014で配布されたものだそうです!
小説投稿サイト「小説家になろう」にも同時投稿できるそうです。

桝田省治氏が語る企画の立て方,制作の進め方――「ニコニコ自作ゲームフェス 勉強会」レポート

事例として「まおゆう 魔王勇者」や「ログ・ホライズン」などにふれられていて興味深く拝見しました。

R&Rステーション スタッフブログ 連載企画 第1弾「ゲームマスターについて」第1回

付箋やタックシールを使ったルールブックのカスタマイズなど実践的なテクニックを紹介されています。

グループSNEさんのゴーストハンター13「7つの大罪」シナリオ1プレイ動画

グループSNEさんのゴーストハンター13「7つの大罪」シナリオ1プレイ動画。01~06まで一気に公開されています!

【最終回】15年勤めたドワンゴを退職しました。 【何故、大企業へと成長したドワンゴを辞めたのか】

ドワンゴを退職されて、アークライトに入社された方のお話。とても興味深く拝見しました。

ひとつのゲームとの出会いが、イベントへの参加が人生を変えることってありますね。

TRPGユーザーさん募集・告知情報

TRPGユーザーさんの募集や告知情報を紹介しています。

AーNET、ストーリング・ラボテリー合同TRPGコンベンションのご案内

AーNET、ストーリング・ラボテリー合同TRPGコンベンションのご案内。

9月14日(日)、秋田市で開催されるコンベンションです。システムなどの案内はこれからだそうですが、参加者募集中とのことです。

TRPGサークル "山吹屋" 9月20日 第二回ソロコンベンションのご案内

TRPGサークル "山吹屋" 9月20日 第二回ソロコンベンション開催!

鹿児島のひょうたん書店さんの2Fフリースペースで開催されます。
今回のシステムは、アリアンロッド2Eとシノビガミ!

3.今週の気になる逸品

TRPG関連の新商品、最近見つけた商品など紹介しています。

最近発売されたTRPG商品など

ソード・ワールド2.0 リプレイ 千竜と刃の革命 (1) Departure読み終わりました。

ベーテ・有理・黒崎先生のシリーズということで期待していたのですが、キャラクターも程よく濃く、話の展開もドラゴンレイドで追加されたラスティア大陸の東の果て...千竜舞う大地、プロセルシア地方が舞台ということで、PCが読み手である私たちと同じように驚いたり、戸惑ったりしてくれるので、新鮮な気持ちで読めました。

巻末にちゃんとデータも収録してくれているのも嬉しいです。

ソード・ワールド2.0 リプレイ 千竜と刃の革命 (1) Departure (富士見ドラゴンブック)
ベーテ・有理・黒崎 グループSNE
KADOKAWA/富士見書房 (2014-08-20)
売り上げランキング: 1,907

TRPG関連商品発売日カレンダー

TRPG関連商品の発売日を案内しています。タブを操作すると週単位、月単位で確認できます。

4.TRPGを楽しく遊び続けるための知識・ノウハウ 『化石的ゲームマスター読本 』特集

ひょうたん書店フリースペース開催

今回は『化石的ゲームマスター読本』について紹介させていただきました。
コミックマーケット86でも頒布されたGMをされる際や、PLとして参加する際に必要な知識やノウハウをまとめてくださっている同人誌です。

とても素敵な本でぜひ紹介したいと思っていたのですが、記事を読んでくださった方の入手方法がなく躊躇していたのですが、増刷や通信販売の案内がありましたので、紹介させていただきました。

こちらの本では、GMやセッションを準備する、進行されるうえで必要な作業を余すことなくピックアップしてくださっていて、丁寧な解説を添えてくださっています。
今回は著者の玄兎さんにチャットインタビューさせていただき、本を作られた経緯などをお聞きすることができました。
またTRPG歴などもお聞きすることができ、本に書かれていることを実践されていた様子なども伝わり、さらにこの本や玄兎さんのファンになりました。

遊びかたや楽しみ方が多様なことは、TRPGの魅力の一つですが、掲載されている情報を知っていると、実際にGMする際や、自分たちのプレイグループを楽しいものとして維持していくための、情報やノウハウにふれられるそんな本です。

『化石的ゲームマスター読本1 』基本情報

『化石的ゲームマスター読本1 』は、玄兎さんが書かれた新書サイズ 234ページの同人誌です。

詳しい内容などは、玄兎さんのサイトに案内がありますので、ご確認ください。

ネットショップで購入可能です。ご確認ください。

『化石的ゲームマスター読本1 』著者 玄兎さん チャットインタビュー

 

――今回は『化石的ゲームマスター読本 1』について紹介出来ればと思い、著者の玄兎さんにきていただきました。
まずは簡単に自己紹介お願いできますか。

 

玄兎
 はい、よろしくお願いします。
 隙あらばゲームと創作のことばっか考えてるロートルゲーマー、玄兎と申します。
 

――隙あらばというの良いですねw

 

玄兎
 ほんと隙あらばですね(笑)
 他のことやってても、なんか気が付くとゲームのことだったり創作の事だったりに頭が切り替わってる。
 

――おー面白いですね。何がきっかけになるかわかりませんよね。

 

玄兎
 それでまあ、昔はブログでゲームのこと書いたりしてたんですが。
 

――玄兎さんには、以前子供と遊ぶ向けのシステムをアドバイスしていただいたことがあって、それ以来私の中ではTRPGに詳しい親切な方と刷り込まれているのですが。

 

玄兎
 わはは。いや、わりとガサツな性分ですが(笑)
 

――そんな玄兎さんが同人誌を作られるとお聞きして、しかもGMに関する本ということで、どうにか入手させていただき拝見させていただきました。
とても面白かったので、今回特集できればと思った次第です。

 

玄兎
 『化石的ゲームマスター読本 1』は、一言にまとめると、それこそ「ゲームマスターの基礎知識」を一冊にまとめた本なんですが。
 実際は「テーブルトークRPGの遊び方」の本ですね。
 

――たしかに一言で言うとそうなのですが、拝見させていただいて、ここまでTRPGを言語化できるのかなど本当に驚きました。
シナリオの作り方以外の準備の段階からも丁寧に解説されていますよね。
PLさんが読んでも、TRPGについての理解とか深められるだろうなと思いました。

 

玄兎
 ですね。実際のところ、準備が一番大変な遊びですからね。テーブルトークって。
 

――ですね。読本のなかでも案内されているのですが、とくにGMさんの負担や準備は大きいということで、GMさんに担う作業が各項目挙げられていて、あらためて実感してしまいました。

 

玄兎
 準備さえ出来てしまえば、セッション遊ぶのはわりと皆あっさりやってのけるんですよ。
 ただその、どんな準備をどれだけすればいいのか分からないから不安になっちゃう部分があって。
 なのでその辺を整理して、ひとつずつ指さし確認していけば、ハードルは下がるんじゃないかなと。
 

――ですね。逆に項目としてきちんと挙げてくださったことでPLサイドでも担えることあるなとも思えました。
いや本当にわかりやすく整理されていてすごいなと思いました。

 

玄兎
 そうそう。PLがやってくれればGMは楽ができるのです。
 そしてGMが楽になればセッションを開ける回数も増える。Win-Winです(笑)
 

――たくさん遊びたいですからね(笑)
実際ものすごい文章量と内容なのですが、どういった経緯で本作られようと思ったのですか?

 

玄兎
 きっかけについてはちょっと長くなるんですが。
 僕の属してるプレイグループの中に、創作やってる学生さんたちのグループがありまして。
 最初はそこの会報で、テーブルトークを創作に活用する、ツールとしての利用法をエッセイの形で書いてたんです。
 まあでも学生さんですから、学校を卒業するということになると、進学なり就職なりでバラバラになる。
 そこで卒業に際して、今までのエッセイを一冊にまとめてみないかという話になって。
 

――たしかに学生さんはバラバラになりますね。それにしても学生さんうらやましい!

 

玄兎
 最初はちょっと増補するくらいのつもりだったんですね。
 でもまあ今後は今までみたいに顔合わせしてアレコレ話せる機会も減るだろうから......
 そう考えると、断片的なエッセイじゃ足りない。長期的に何度も読み返せるモノが必要になるだろうと。
 そこでまあ、最初っからキッチリ書き直したモノが『化石的ゲームマスター読本』というわけです。
 

――おーかなり増強されたんですね。学生さんに向けて書かれていたから、ああいうきちんとした内容のものになっていたんですね。

 

玄兎
 ですね。学生さん向けなので文芸面の話とか、あと確率分布の話とかで、ちょっと勉強しといたほうがいいぞって話が入ったりしてます(笑)
 

――上方ロールの固定値が大きいのはキャラが強い世界観のゲームとかなどの話題は、興味深い話でした。
最初は身内の方だけに配布する予定のものを、一部委託されて私のように手に取ることのできた人がいたという感じなんですね。

私は、コミケ情報のまとめ作業などしていて、『化石的ゲームマスター読本』について早めに情報を知ることができて、氷川さんにお願いして、氷川さんの本と一緒に送っていただいてラッキーでした。

 

玄兎
 や、ほら。実際に書いて本にしてみたら欲が出たんですよ。
 「もっとたくさんの人に読んでもらいたいなァ」って。
 

――いやその恩恵にあずかれてありがたいです(笑)

 

玄兎
 最近は同人TRPG界隈も活況みたいですし、氷川さんトコの『TRPGシナリオ作成大全』なんか大躍進だし。
 以前だったら「こんな技術書、読んでもらえるわけない」と思ってたんですが、この勢いがあればいけるんじゃね? と(笑)
 それでまあ、小遣いの範囲ですけど、小部数刷って頒布させてもらおうかなと。

―― 『TRPGシナリオ作成大全』は毎回楽しみにしています。
玄兎さんも寄稿されていますよね。
こういったシナリオノウハウなどを拝見できて、私は幸せな時代だなと感じています(笑)

 

玄兎
 はい、寄稿させてもらってます。あのシリーズは面白い試みだと思うので、もっと続いてくれると嬉しい。
 

――ですね。サイトで一般頒布 37部という案内見たのですが、本当に貴重な本なんですよね。

 

玄兎
 やー、だって自信なかったんですよ。
 

――読んで特集したいとすぐに思ったのですが、私は手に入れたぞ!と自慢になるかなという恐れも最初ありました(笑)

そういう時に、このあと実際に案内もしていただくと思うのですが、増刷と通販の案内拝見して、これで特集できる!と

 

玄兎
 かなりおカタいテクストなんで、受け入れられないかなーと。
 

――いやー本当に楽しく拝見しました。2度目はノートにメモ取りながらみました(笑)

私はコーネル大学ノート使っているので、さらにメモをもとに、いま情報を整理中です(笑)

 

玄兎
 おお、読み込んで頂いてる。ありがとうございます!
 紙の本にしたのは、本に直接メモ書きしてくれちゃっていいのよ? という意図もあったりしたんですが。
 

――増刷の情報前だったので、もったいなくてペン入れられなかったのです(笑)

 

玄兎
 かなりガッツリ掘り下げられちゃいそうだなぁ(笑)<コーネル大学ノート
 ああ、すみません(笑)<増刷の情報前だったので
 

――ノートみると場の維持のための分担とかの話が私は好きなんだなとかみえてきます(笑)

 

玄兎
 技術書として書いてますんで、もう思いついたコトばんばん書き込みながら読んでいただいても良いかなと。
 

――持ち歩いて読んでいて結構ぼろぼりになってきているので、増刷されたらもう1冊買うと思います(笑)
もう1冊購入したら、ペン入れてしまいそうです。

 

玄兎
 ありがとうございます。......狙い通り!(笑)<増刷されたらもう一冊。
 

――そういうのはファンとして堂々とホイホイされます(笑)

 

玄兎
 ちょっと酷い話ではあるんですが、昔「TRPGのルールブックは弱いペーパーバック版で出したらいいんじゃないか?」って考えてまして。
 

――あー何度でも買うように(笑)

 

玄兎
 その実験みたいなモンでもあったりします。

 それと、読んでボロボロになった本って、自分の中でちょっとした勲章というか、達成感とか充足感とか、そういうモノにつながったりもしますんで。
 

――SW2.0何のルルブなどはか、買い換え考えていたら改訂版でて、ラッキーとかいうことは、確かに私もありました(笑)
痛んだルルブを持っているのかっこよく見えたりしますよね(笑)

 

玄兎
 そうそう。なんかこう、痛んだルルブは妙な貫禄が出るというか、「こいつは侮れないぞ」っていう(笑)
 

――ダイスとかも見たことない素材とかだされると、おーって思います(笑)

 

玄兎
 いやまあ稀覯本みたいになるのも、それはそれで面白かったんですが。
 ツイッターとか見たら、入手できなかったって話がチラホラ見えて、読んで欲しかった人に届いてないじゃん! っていう。
 

――天下の井上(仮)さんも手に入れられなかったと言われていました(笑)

 

玄兎
 井上(仮)さんに届いてないのは、さすがにマズかろうと(笑)

――多分残念がられているとおもいます(笑)
実際学生さんにも、もうお渡しされたですか?

 

玄兎
 学生さんたちには、6月中に届けてます。実はそっちはタイトル違うんですけどね。
 『化石的ゲームマスター読本』てのは一般頒布用の名前なのです。
 

――おーそうなのですか、それは裏話ですね。
学生さんに向けてということですが、私が以前玄兎さんの書かれた記事で印象に残っているものがあって、先生にTRPGについて説明された時の記事ですね 。
TRPGを知らない人に説明するのは、普段から苦労していたので、興味深く拝見しました。

 

玄兎
 ああ、懐かしい。あれももう......6年前になるのかな?<先生に説明
 

――ペテン師の戯言(笑) | 幻燈庵雑記
 2008年の記事ですね。

 

玄兎
 それくらい経つよなァ。今ではあの先生もゲーム仲間です(笑)
 

――おーTRPGプレイヤーさんが一人うまれたんですね!素晴らしい!
1. ゲームマスターが状況を説明する、2. プレイヤーが行動宣言をするとか、段階を追って説明されていてわかりやすいなと思いました。

 

玄兎
 実はあの解説がきっかけで、学生さんグループとの縁ができたので。それで今回の本を書くことになったという。
 

――おーそれも裏話ですね。 先生がTRPGを理解してくれた上で学生さんにレクチャーする場があると絶対反応変わりそうですね。
すばらしい活動だと思います 。
読本のなかにも説明してくださっているのですが、私の活動のひとつにTRPGの楽しさを伝えて、老後もTRPG遊びたい(笑)というのがあるのですが、、TRPGについて説明する時や、初めて遊ぶ方相手に、気を付けているポイントやアドバイスありましたら、いただけるとありがたいです。

 

玄兎
 いくつかあると思うんですが、基本的には「ひとつずつ順を追って進める」ということだと思います。
 

――あー理解されないいうちに次に進むと危険ですね。

 

玄兎
 初めて遊ぶときは、一部ずつ、少しずつ。最初は雰囲気をつかんでもらうだけでいい。
 「セッションは楽しい物」と思ってもらえれば、次もやりたいって話になりますし。
 

――たしかにいまはチュートリアル的な短めのセッション多いですよね。
JGCのレポート記事でも「1サイクル&戦闘1回」というのを拝見しました。

 

玄兎
 この辺のアプローチとしては、『エンドブレイカー!』のルールブックが記憶に残ってるんですが。
 「TRPGのはじめかた」ってチャートを見ると、最初はサンプルキャラクターを選ぶ。
 で、戦闘ルールだけ読んで戦闘してみる。
 ルールブックを読み通すのは、その後になってるんです。
 

――あーなるほど。

 

玄兎
 実際、自分でも最初はそんな感じなんですね。戦闘だけとか、逆にキャラチャだけとか。
 

――一番色々考えるの戦闘だったりしますよね。
自分のデータとか敵のデータとかに触れることで、世界観も感じられそうです。
キャラチャもいいですね。 実際に実践されたりもしているんですね。

 

玄兎
 そうやってセッションっていう場に慣れる。楽しいぞって思ってもらえれば、もうちょっと長く遊ぶことが可能になる。
 最初は不安とか不信感とか、いろいろあって集中力が続きませんからね。
 

――初めてのセッションを遊んだ印象で、TRPG遊び続けてくれるか、遊ばなくなるかという部分大きいですよね。
長い時間拘束するのもドキドキするから、確かにいい感じですね。

 

玄兎
 戦闘なんてもう、考えること一杯で頭が疲れちゃう。だからもう最初はそれだけで精一杯で。
 だったら戦闘だけでいいじゃんっていう。戦闘の中だけでも表現できること、ゲーム世界を見せることもできますからね。
 

――ですね。何のために戦闘しているかとか、ここらへんの表現を読本では「プロットポイント」という言葉使われていて面白いなと思い拝見しました。

 

玄兎
 学生さんたちと遊んでると、親御さんが心配したりするわけですよ。何してんだって。
 それでまあ、親御さんたちに理解してもらうために、親御さんたち相手にボードゲームやったりとかもしてました。アレが一番大変だった気がする......(笑)
 

――TRPGはオフセだと、一見して何をしているか、伝わりにくいからですね。  
  そういうとき確かにボードゲームは説明しやすいですね。  
  ちゃんとTRPGやシステムを知ってもらうために段階を追ってというのは良いですね。  
  サイコロふるのも親や先生に誤解されるときありますよね(笑)

 

 

玄兎
 あるある(笑)<サイコロふるのも
 それこそ昔はチンチロリンとか、サイコロ賭博の類と思われたり。
 それで公共施設が借りにくかった、なんてこともありましたし。
 

――そういう話たまに聞きますね。 公共施設へのプレゼンは難しい。
今後そういう機会があったら読本をお渡ししよう(笑)

 

玄兎
 いや、それはさすがに相手が困りそうですが(笑)<公共施設へのプレゼンに読本。
 

――ネタバレにならないようにしたいので、読本の内容についての質問難しいところなのですが、「化石的」というのはどういうところからでてきたですか?

 

玄兎
 それはまあ、僕がロートルってのが一番大きな理由ですが(笑)<化石的
 そこを除くと、それこそ本書では古いゲーム、冬の時代なんて言われた頃より以前のゲームまで射程に入れてますんで。
 そうすると、半ば失われかけた知見ってのもあるわけです。今では否定的に語られているものとか。
 ――たしかに今のシステムに、あてはめにくいものもあるかもですね。
 私は普遍的に変わらない情報や知識だなと思いながら拝見しましたが。

玄兎
 そういう、化石のようになっているものも掘り起こして、もう一度見てみたらどうだろう?
 ......なんて思いもちょっとだけ込められてたりします。
 

――いいですね。そういうの大好きです。
昔のTRPG専門誌はシステムを選ばないこういう話題多かったですが、いまは紙面ではなかなかみかけないですよね。
その分ネットでいろいろ自分のTRPG感などを、みなさん発信されていて楽しく拝見していたりもするのですが。

 

玄兎
 そうですね。それだけ多彩にフォークして広がってるってことでもあると思うんですが。<今はなかなか見かけない。
 

――そういうの本当にプレイグループさん単位、下手したらプレイヤーさん単位のナレッジで触れる機会なかったので、いい時代だなと思います。

 

 

玄兎
 ほんと、昔に比べて恵まれまくってますよね、今(笑)
 

――たしかにですね。昔はTRPG専門誌で個人情報さらさないと遊べない時代もありましたからね。
友達のお兄ちゃんとかRPGマガジンで住所さらしていました(笑)

 

玄兎
 自分は身近にゲームサークルあったんで、晒さずに済みましたが。そうだよなぁ、今では考えられない。 
 オンセもこれだけ普及して。おうちに居ながらにして各地のゲーマーと遊べるという。  昔だったらそれこそ電車で何時間もかけて移動せにゃならんかったのに。
 

――いまはオンセという遊び方もあるからいいですよね。

 

玄兎
 いまのTRPGの賑わいは、やっぱりCoC、『クトゥルフ神話TRPG』のブームが大きいんですよ。
 

――動画などの影響もあり『クトゥルフ神話TRPG』は強いですよね。

 

玄兎
 クトゥルフなんかはほんと、構造が古いんでどう遊んだらいいのか分からんだろうっていうのがあって。
 その辺もあって、掘り起こしにも価値はあるかなーと。
 

――実際に遊んでみよう。シナリオ作ってみようというときに、読本がそばにあると助かるという方多いかなと私も思いました。
葛藤や選択とかですね。

 

玄兎
 葛藤や選択など、内容的にちょっと生硬というか、おカタイ部分が多いので、何度も読んで咀嚼してもらえれば幸いです。
 

――でもTRPGって、本当に楽しいところは、葛藤や選択などが担う部分大きいと思うんですよね。
葛藤し選択した結果を、自分でフラグ回収できたときの達成感というか(笑)
GMさんや他のPLさんとのかけあいの中で、そういう瞬間あるとたまらないところがありますよね。

 

玄兎
 ですよね。その辺はほんと、TRPGの醍醐味だと思います。
 

――私の思い出深いセッションこれなのですが 、

アルバムをみたいとGMさんに提案して、GMさんが昔のページに向かってNPCがページをめくってくれるという演出をGMさんがしてくれて、TRPG面白い!と思いました 。

 

玄兎
 掛け合いの妙味はほんと、カチリとハマった瞬間はたまらんですよね。
 

――このセッションは読本にあった、葛藤と選択の面白さ感じられたセッションでした。

 

玄兎
 今ちょっとリンク先のプレイレポート拝見してました。いいセッションだなァ、これ。
 

――ですね。オフでは一番印象に残ったセッションかもです。
こうやって読本の内容に置き換えて、過去のプレイレポートとか見返しても面白いなと、いまこういうかけあいをさせていただいていて私も思いました。
だから面白かったんだ。とか再確認する感じ。

 

玄兎
 ああ、いいな。感慨ひとしお。
 そうやって解きほぐして考えてもらえると、本書を書いた甲斐があったというもので。
 

――玄兎さんと話していると読本いつまでも語りきれないのですが、このままだと持っている私の自慢話になってしまうので(笑)
実際にあらたに手に取る手段があるということで、増刷・通販について教えていただいてもいいですか?

 

玄兎
 コミケでは午前中に完売だったということで、先程もちょっと話にありましたけど、手に入れられなかった方もいらっしゃったと。
 それからまあ、コミケに参加できなかったけど、どうにか手に入らないかと相談を受けたりしまして。
 

――おーやはりそういう声が届くんですね。

 

玄兎
 それでまあ増刷して、通販という形で頒布させていただこうということになりました。
 

――おーそれはすばらしい! BOOTHで通販されると決められるまでの様子などブログで拝見していました。
BOOTH選ばれた経緯なども、これから自分の本を通販したいという方もいると思うので教えていただいていいですか?
BOOTH(ブース)とは、pixivと連携した、創作活動をより楽しくするショップ作成サービスですね

 

玄兎
 そうそう。個人で通販やりたい方向けに、通販ページと注文の管理をしてくれるサイトがいくつかあるんですが。
 BOOTHってのはその一つですね。
 

――検索したらTRPG関連のものも、いくつかありました。 本以外のグッズもみかけたりして面白いなと思いました。

 

玄兎
 そうそう。BOOTHを選んだのはまさにそこでして。つまり同人活動、創作活動の支援っていう。<pixivと連携した
 もうひとつ、候補にあげていた STORESってサービスもあるんですが、そちらははもっと一般的な商品の取り扱いになるので、ちょっとだけハードルが高い感じで。
 

――STORESはオニオンワークスさんなど利用されていますね。  
パールシードなど購入したことあります。

 

玄兎
 そうそう。それで最初は STORESにしようかと思ってたんです。。
 でも色々と比較検討してみると、委託販売の面で BOOTH の方がいいなと。
 

――BOOTHは中に自分のお店があって、サービス全体のトップページなどからも探せる感じですよね。  
  楽天のようなモール的な感じ。  
  ファン層から考えると、BOOTHのほうがTRPG好きな方がいそうな感じはありますね。

 

 

玄兎
 だと思います。やっぱりこう、同人活動ってアマチュア気分というか、そういうユルさが欲しいんですよね(笑)
 

――あーこういう中で活動している感は、 BOOTH相当ありますね。楽しそうです。
BOOTHは発送も代行してくださるのですか?

 

玄兎
 倉庫に委託する形をとると、発送代行をしてもらうことも出来ます。この辺は STORES でも可能で。
 

――おー本当に便利な時代だ。

 

玄兎
 ただ送料が、STORES の方が高いんですよ。
 BOOTH は同人メインなせいか、書籍に対応したメール便があるんだけど、STORES はそれが無いので。
 その辺が判断材料ですかね。
 

――そうか先払いだとメール便など使えるとから、送料はだいぶ安くなりますね。
BOOTHはコンビニ払いも使えますしね。

 

玄兎
 あとはデジタルデータの販売も出来ますし。便利な時代になったもんです、ホント。
 

――いつか自分でも同人誌を!と思っていたので、とても参考になりました。

 

玄兎
 同人誌作るの面白いですよー。是非!
 

――特集して手に入れないのは困るから、増刷と通販はとてもありがたいです。
いつくらいから並ぶかとかはこれからですかね?
分かり次第私のサイトでも紹介できればと思うのですが。

 

玄兎
 先日、印刷所から発送の連絡がありましたんで、到着後に最終確認をして、実際に通販サイト公開ってことになると思います。
 たぶん9月10日あたりかな?  もしかするともうちょっと手間取るかもしれませんが。  サイトはこちらになります 幻燈庵 BOOTH
 

――ありがとうございます。ブックマーク完了(笑)
こちらのインタビューもうまくいけば10日更新なので嬉しいです(笑)
冊数とかはどのくらいなのですか?

 

玄兎
 部数は50部になります。たぶん冬コミまで持つと思うんですが。
 

――おー50部。これは早めの注文を、この記事読んでくださっている方には、おススメすることになりそうです!
私は、拝見し1冊そばにあると、とても心強い本だと思いました。

 

玄兎
 そうなってくれたら嬉しいですね。
 

――TRPGサークル始めたいとか最近思っているのですが、そういうとき新人さん来てもちゃんとTRPGを伝えられそうです。
新しい場に人招くときは共通言語が欲しくなりますよね。
ネットの感想で教科書というのも拝見したのですが、GMにもぜひ挑戦してほしいなとかありますしね。

 

玄兎
 ひとつずつ、指さし確認する感覚で読み進めてもらえればいいかなァ。
 

――いいですね。
ということで50部!みなさんお急ぎください!(笑)

 

玄兎
 わーぉ! ありがとうございます(笑)
 あ、そうそう。お値段の方は1冊1300円になります。
 送料やら手数料やらで、イベントでのお値段より多少高くなっちゃいました。
 それでもいいよという方は、よろしくお願い致します。
 

――読本を拝見した身としては、「1」とあるのが、どうしても「2」以降を期待してしまいます。
  実際私のチャットでも、氷川さんからキャンペーンの作り方、遊び方についての話も期待!という意見をお聞きました(笑)

 

玄兎
 や、ご期待いただき、ありがとうございます。
 でもその、書きたいなとは思ってるんですが、続巻については今のところ未定です。
 っていうのは、最初にハードル上げすぎた。教科書ライクにきっちり書きすぎちゃったんですね(苦笑)
 

――たしかに続編にもあれだけの内容と文量を期待してしまうと、相当ご負担にはなりそうですね。

 

玄兎
 あのレベルのテクストを書くのは、かなり時間かかるんです。やっぱり。
 なのでまあ、プランはあるけど未定ということで。
 

――そういえば聞き忘れたのですが、たたき台の学生さん向けの情報は何年分あったのですか?

 

玄兎
 あ、それは2年分です。ただ、半分かた創作方面に偏った話だったんで、その辺はばっさりカットしてます。
 

――2年を冬コミとかまでに次巻期待してしまうのは酷なファンですね(笑) 楽しみに続刊待ちたいと思います。

 

玄兎
 後は初心者には難しいってところはコラムに断片だけ載せたり。
 キャンペーンゲームの方法論については、プランのひとつにあります。
 主題は、さまざまなセッションの楽しみ方と、プレイ環境の構築と維持。
 それからテーブルトークRPGの周辺にある、セッション以外の遊びについて。この辺になると思います。
 

――楽しみすぎる主題(笑)

 

玄兎
 面倒な部分にも触れることになるので、1巻よりは精度が落ちると思いますが、これは形にしておきたいなと。
 あともう一つは、ボツにした部分(笑)
 

――1に収録しなかったものもあるんですね。そちらも気になります。 とても楽しみです!
読本は玄兎さんの知識や体験がとても多くフィードバックされていると感じたのですが、TRPGの出会いやTRPG歴などもお聞きしていいですか?

 

玄兎
 TRPG歴ですか。えーと、かれこれ26、7年前の話になりますが。
 直接の原因は二つ。
 

――原因なのですか(笑)

 

玄兎
 原因ですね。きっかけというより(笑)
 一つは、僕が小学生の頃、あんまり上手く友達を作れなかったこと。
 もう一つは、小学生の頃の担任の先生がゲーマーだったっていう(笑)
 

――なにそのTRPG的金八先生(笑) すごく気になります(笑)

 

玄兎
 その先生がD&D、今でいうCD&Dですね。そいつを持ってきまして。
 それでまあ、他の子たちとやってるんで、一緒に遊ぼうって誘ってくれまして。
 ――あー赤箱とか  大きなおもちゃ屋さんで売ってたりしたんですよね。
玄兎
 そうですね。うちの近所だと、ゾイドとかガレキとか扱ってたコアなおもちゃ屋さんがあって、そこにひっそりと置いてありました。
 当時はゾイド売れたからなァ。1フロア丸々、どんどんゾイドに侵食されていったり。懐かしい。
 

――ゾイドとともにD&D。いいお店だ(笑)

 

玄兎
 そうそう。当時はまだ新和の赤箱が出たばっかりくらいの頃ですよ。なので英語版混じりだったんですけど。
 

――すごい先生ですね。いろいろな意味で(笑)

 

玄兎
 ばっかり、ではないか? まあでもレアアイテムだった。
 そうするとまあ、用語も英語混じりになるわけです。
 「マジックミサイルをキャストする」とか言っちゃうわけですよ。
 小学生だけど中二病というか、まあ目覚めちゃいますよね(笑)
 

――それは第3の目か、手から炎くらいはでてきそうですね(笑)
そういうお話をお聞きすると、たしかにきっかけでなく、原因ですね(笑)

 

玄兎
 まーでもゲームの話題が間に入るようになってから、友だちとも上手くいくようになったりして。
 

――共通の話題大事ですよね。
そのころの友達関係は自分の世界でも大きいですしね。

 

玄兎
 そうなんですよね。ひとつとっかかりがあれば、踏み込みやすくなるもんです。
 

――そのときは当然PLメインだったわけですよね?

 

玄兎
 ですね。最初はもちろんPLでした。まあ、わりと早い段階でGMに興味持ったんですけど(笑)
 

――もう目覚めていたんですね(笑)

 

玄兎
 週に2回、放課後に遊んでたんですけど、やっぱ足りんのですよ。それじゃあ。
 

――はい(笑)

 

玄兎
 それでも先生に毎日遊べとは言えませんから......いや、言ったんだけどそれは無理だと断られたんで(笑)
 なんでまあ、だったら自分たちで遊ぶからいいよと。んでまあルールブックを探しに行って。
 さっきのゾイドとかのあるおもちゃ屋さんに。
 

――小学生の行動力すごいですね。

 

玄兎
 でも買えなかったわけです。高くて(笑)
 

――たしかにファミコンソフトくらいの価格はしますよね。 薄い本とダイスだけなのに(笑)
私も隣町のおもちゃ屋で買いました。小学生ではなかったですが(笑)

 

玄兎
 ほんとに。なんであんなに高いのだと(笑)
 それで我慢して我慢して、小遣い貯めて、買ったのが新発売の『ルーンクエスト』。  小学生にはハードル高すぎだよ!
 

――新発売の『ルーンクエスト』の言葉の力強すぎますね(笑)
世界観とか理解できました?

 

玄兎
 もちろん、無理でした(笑)<世界観とか
 

――いやそれが普通の小学生だと思います(笑)

 

玄兎
 ......ということで、教えてもらって文庫本の『トンネルズ&トロールズ』を買いました。
 なんで最初から教えてくれなかったんだヨ!(笑)
 ......という。
 

――『トンネルズ&トロールズ』は小学生でもいけそうですね。 お値段もお手頃(笑)
『トンネルズ&トロールズ』ではもうGMされていたですか?

 

玄兎
 ですね。それでまあ、T&TでGM修行をしたりしてました。
 

――いいですね。T&TでGM修行。
本当に修行という感じだったんだろうなと、いまの玄兎さんから想像できます(笑)

 

玄兎
 最初、1~2回は先生がルール解説のセッションやってくれたんですけど。
 その後はGM持ち回りで遊んでました。
 

――他の子もか!(笑) 濃い小学生軍団。

 

玄兎
 で、持ち回りで遊んでても、徐々に役割って偏ってくるんですよね。
 気がつけば僕ともう一人がGM担当ということに。
 

――あーGM好きな人、PL好きな人は出てきますよね。

 

玄兎
 まあ素質があったんだと思います。
 もう一人のGMは現在、コンシュマーゲーム業界でひーこら言ってますし(笑)
 

――いや素敵な原体験ですね いいですね。

 

玄兎
 あるいはそこで肉の芽を植え付けられたか(笑)
 

――スタープラチナがなくてまだ取れていないんですね(笑) もうずっとそのままで(笑)

 

玄兎
 早く来てよJOJO!(笑)
 

――いやと取ると読本の続刊も読めないのでそのままで(笑)

 

玄兎
 えー(笑)
 まあ仕方がない。まだ書きたいものもありますしね。
 

――小学生からだと、結構長い期間一緒に遊ばれたですか? 中3まではバラバラになりにくそうなイメージですが

 

玄兎
 や、でも僕が小学校卒業と同時に引っ越したもんで、そこのつながりは一旦切れてます。
 

――おーでしたか、すると次は中学生編ですか。

 

 

玄兎
 その先生が所属してたサークルに顔出してた縁で、僕ともう一人のGMは、連絡は取り合ってたんですが。
 ですね。まあ中学に進学したら、またイチから友だち作り直しだよ! ってところなんですが。
 

――はい

 

玄兎
 その時にはちょうどファンタジーブームというか、ロードス島の小説なんかも読まれるようになってたんで、
 僕の方からTRPGやろうぜって誘って、またグループを作っていった次第で。
 

――あーそのくらいの時期ですね。
「ロードス島みたいなゲームしない?」という感じですか。私もそれやりました(笑)
ロードスリプレイ巻末のサマリーで遊んでいた(笑)

 

玄兎
 中学時代は「ロードス派」と「ソード・ワールド派」に分かれたり、まあ色々ありました(笑)
 

――色々ある時代ですね(笑) どこの地域もそうだったんだ(笑)

 

玄兎
 ですよね(笑)。小説読んでた奴にリプレイ本を進めたり。
 自分はアレです、ロードス島のコンパニオン、例のおもちゃ屋で買いました。
 

――本当に、あるあるですね そのおもちゃ屋さんさすがすぎる(笑)

 

玄兎
 ガラスケースに飾られてたんですよ。あの表紙でしょう。キラッキラしてた。そら買いますわ(笑)
 

――買いますね。 ディードリットとかのってますしね(笑)

 

玄兎
 あと、さっきチョロっと出た、その先生の所属してたサークルの方でも、ちょいちょい遊ばせてもらってて。
 周りみんな大学生とかなんだけど、ゲームの話題があればどうにかなるんですよね。
 

――もまれていますね。 そこがTRPGのいいとこですね。

 

玄兎
 どうにかなるといっても、やっぱり上から目線でダメ出しされまくったりしましたが(笑)
 

――そういう方いますよね(笑) それもTRPGらしさですね(笑)

 

玄兎
 そこで教わったのが『トラベラー』。これがもう一つの運命の出会い。
 キャンペーンゲームの面白さにどっぷりハマっちゃった(笑)
 

――トラベラーきた!
成長しない方?メガではない?

 

玄兎
 成長しない方ですね。後に『メガトラベラー』を入手して、もう逃れられない(笑)
 

――聞けば聞くほどうらやましいTRPG歴です。

 

玄兎
 お陰でゲーム馬鹿になってしまったので、良かったんだか悪かったんだか。まあ楽しかったことだけは間違いない。
 

――いや素晴らしいと思います。 そのときはもうほとんどGMですか?

 

玄兎
 ですね。ほとんどGMでした。
 

――GMをしていてキャンペーンというのはいいですよね。
  参加者さんが続きを遊びたいという状態だから、GMしていても楽しそうです。  
  GMしていて嬉しい瞬間のひとつですよね。

 

 

玄兎
 ホントに。セッション後のプレイヤーからの「次はいつ?」って質問が何よりの報酬です。
 

――本当ですよね。最高の瞬間。

 

玄兎
 まー完遂できなかったキャンペーンも少なくないんですけどね。
 

――それもTRPGならでは、ではありますよね。 キャンペーンは新発売のゲームとかにも弱いんですよね(笑)

 

玄兎
 PLのモチベーションが下がったら投げてたので。それもまた、環境を維持できた理由かもしれません。
 

――あー読本にもあった無理しないみたいな感じですね。
キャンペーンの維持より、場の維持を優先された感じですか?

 

玄兎
 そうそう。モチベーションが下がったトコロを無理に続けても、やっぱり難しいと思うんですよね。
 気が乗らなくなったら、さっさと新しいことに目を向けてしまった方がいい。
 

――たしかにそうですね。
負担に感じると、下手をするとTRPG自体嫌いになるともったいないですしね。

 

玄兎
 そうなんですよ。そこを無理押ししたら、TRPGそのものから逃げちゃうようになっちゃうので。
 

――ですね。 これは本当にみなさんいお伝えしたい言葉ですよね。
好きでやっている遊びですからね。

 

玄兎
 無理に続ける必要もなくて。遊びたくなったら遊べばいいだけなので。
 

――玄兎さんはいままで結構途切れることなくTRPG遊べていた感じなのですか?

 

玄兎
 途切れたことは......ないですね。まあ入院とかで遊べなかった期間はありますが、環境から離れたことは無かったんじゃないかな?
 

――いいですね。 私大学からアニメ仕事時代の10年くらい遊べていない時期がありました。
ルルブなどは買い続けていたのですが。

 

玄兎
 ああ、それは。アニメ仕事じゃあそうそう時間も取れなさそうで(汗)
 

――アニメもあまり見れていませんでしたからね(笑)
そういう生活環境の変化にTRPGは弱いですよね。

 

玄兎
 そうなんですよねェ。時間を取りまくる遊びだから。
 

――あまりに帰宅も遅いのでオンセもできませんでした。
玄兎さんはオンセも遊ばれるんですよね?

 

玄兎
 それが、最近はほとんどやってないんですよ。僕の最盛期は10年位前じゃないかな?<オンセ
 

――おー意外です。 時代先取りすぎですね。
そのころは基本IRCですか?

 

玄兎
 いえ、当時はブラウザチャットで。ダイス機能を搭載した専用チャットで遊んでました。
 当時は毎日とはいわんまでも、週3~4回はやってたんじゃなかろうか。
 

――あーそうか、ブラウザチャットも便利ですよね。
ならいまでもオフセメインなのですか!場の維持の大切さを実感しますね。

 

玄兎
 そうですね、やっぱオフセの方が、場の維持には気を使う感じです。
 

――特に印象に残るセッションやキャンペーンなどありますか?

 

玄兎
 印象に残ってるものというと......まあ色々とあるんですが、やっぱりキャンペーンですかね。
 

――やはりキャンペーンですか、何のシステムかなどお聞きしていいですか?

 

玄兎
 印象的なものとしては二つあるんですが、どっちも『GURPS』ですね。
 

――おー『GURPS』

 

玄兎
 ひとつは『ガープス・ルナル』で、ルナル・サーガの50年前の時代を遊んだもの。
 

――なにそれ面白そう。

 

玄兎
 これが、えーと......都合8年くらい遊びました。
 

――なにそれ!本当におもしろそう! 最終的に何CPのPCになるのですか(笑)

 

玄兎
 PCは最終的に300CP超えてたと思います。
 

――軽めの妖怪ですね(笑) すばらしいとおもいます(笑)

 

玄兎
 グラダス半島の戦記モノで、最初、PCは戦災孤児から始まって、傭兵団を作って。
 各地を歴戦しながら、次第に半島最大の戦力になって、最終的にバドッカの盟約を成立させる。
 

――大河だ! バドッカの盟約の裏にそんなことが(笑)
歴史の隙間を埋めるそういうキャンペーンいいですね。

 

玄兎
 まあオリジナルというか、勝手に遊んでたダケですが(笑)
 歴史物が好きなモンで、そういう大河っぽいキャンペーンをよく遊んでます。
 

――いや素晴らしいと思います 。もう一つはどのようなキャンペーンだったですか?

 

玄兎
 もう一つは、もっとスケール大きくて。こっちは自作ワールドなんですが、「ガープス人類史」(笑)
 

――ガープス自作! サプリはどのくらい用いたですか?

 

玄兎
 石器時代から始めて、最終的には恒星間航行の時代まで。
 

――なにそれ(笑) ガープスなら再現できそうだ(笑)

 

玄兎
 ガープスならではというか。無茶しまくり(笑)
 

――いいですね。セッションの説明するときニヤニヤしてしまいそうですね(笑) サプライズ感あります。

 

玄兎
 最初の時代のPCが、次の時代で神として崇められてたりしました(笑)
 

――いいな(笑)

 

玄兎
 やっぱこのへんも『トラベラー』の影響なんですよね。というかアシモフ(笑)
 

――なるほど

 

玄兎
 最初の文明で生まれた家系が、最後の時代まで残ってたりして。
 

――苗字共通とか?いいですね。 うちの先祖はごにょごにょキャラいいですね。

 

玄兎
 そうそう。「どっかで聞いた名前だな? あ、もしかして」という。
 

――ジョジョよりすごく長い(笑)

 

玄兎
 途中で主要言語が変わって、読みが変わってるけどスペル同じとか。もうなんだそれっていう。
 

――NPCとかでもそういうのがあるんですかね。楽しそう 。
各時代の終了条件も様々だったですか?

 

玄兎
 そうですね。その辺は管理ルールがあって、時代の節目節目を遊んでいく感じだったので、大きな事件が終わると時代ジャンプします。
 まあアレですよ、ロマサガ2みたいな感じです。
 

――そのときは時代ごとにPCは作り直すですか?CPがあがっていったり?

 

玄兎
 作り直しになります。前のPCの家系にするか、新しい血筋にするか選んで。
 

――ガープスキャラメイクやりなおしは豪華ですね。

 

玄兎
 前の血筋を継承するなら、血筋ごとの特徴や技能パックを安めに獲得できるけど、厄介事も背負い込むとか。
 新しい血筋を創設する場合は、自由に作れるけど多少CPが低くなるとか。
 

――あー過去の因縁を、よく出てくる敵で再現できる、それがガープス(笑)
いいですね。

 

玄兎
 そうそう(笑)<過去の因縁を
 

――そういう自由度があるキャラメイクも楽しそうですね。

 

玄兎
 楽しい分、手間も多いですが(笑)
 

――贅沢で楽しい遊び方だと思います。

 

玄兎
 なんで昨今は敬遠されがちだと思うんだけど、楽しいんだから仕方がない(笑)
 

――そこ優先ですよね(笑) いまはどのようなものを遊ばれているですか?

 

玄兎
 今は自作のファンタジーものを準備してるトコです。
 

――おーそれはシステムから自作ですか

 

玄兎
 そうですね。むかーし作ったシステムを、ちょっとずつ改造しながら遊び続けてます。
 

――そうか自作システムには、遊び続けて改善してといくいう楽しみ方があるんですね。
そういうのもいいですね。

 

玄兎
 ですね。もちろん商業タイトルの方が出来は良いんでしょうけど、好き勝手できるのが自作の強みです(笑)
 あとは改造モノで、『シャドウラン』をベースに「デビルサバイバー」キャンペーンとか。
 

――もう名前だけで楽しそうなのですが(笑)
ダークコンピラシーではだめだったんですね(笑)

 

玄兎
 残念ですが、ダーコンでは......(笑)
 

――ですか(笑)   読本につながる玄兎さんの原風景や歴史を知れてうれしかったです。

 

 

玄兎
 あいや、なんか自分語りってのも恥ずかしいモンですね(笑)
 後は普通に『マギカロギア』と『迷宮キングダム』くらいかな。
 

――『迷宮キングダム』も,国の成長とかキャンペーン楽しいですよね 。

 

玄兎
 そうそう。どんどんワケの分からん国になっていく(笑)
 

――いろいろお話聞けて本当にたのしかったです。
最後に今後の予定や告知などありましたら、あらためてお願いします。

 

玄兎
 先程も言ったとおり、続巻については当分先になると思います。ゴメンナサイ。
 

――大丈夫です。五竜亭も待っていたら続きはでました。待てます(笑)  
真面目な話、玄兎さんのタイミングで出していただけると嬉しいです。

 

玄兎
 なので当面は『化石的ゲームマスター読本 1』の通販がメインになるかな、と。
 

――売り切れたら、また刷っていただけると思っていていいですか(笑)

 

玄兎
 ああ、それは。はい。売り切れたらまた増刷させてもらいます。
 

――ありがとうございます。いろいろ図々しくてすみません(笑)

 

玄兎
 やっぱり沢山の人に読んでもらえれば、それに越したことはありませんので。
 それに売れれば売れるほど、続巻を書く時間を取る口実にもなります(笑)
 

――あーそれはいいですね。作り手の方の応援を、私たちもできるんですね。
今日は本当にいろいろ話聞かせていただき本当にありがとうございました 。
実は玄兎さんとチャットさせていただくのは、始めてだったのですが、とても楽しかったです。

 

玄兎
 いやいや、こちらこそ、ありがとうございました。
 最初ちょっと緊張してたんですが、上手くリードしていただいて。
 いやむしろ、上手くマスタリングしていただいて、かな?
 気楽になりすぎて、失礼になってなければいいんですが。
 

――TRPGという話題で、ここまで話できるのもTRPGの良さですよね。

 

玄兎
 TRPGの楽しみって、セッションだけじゃなくって。
 こう、普段から色んな話に広げられるっていうのも、魅力の一つじゃないかなと。
 

――ですね。コミュニケーションのゲームですからね。
今回のインタビューでも実感しました。
また何かありましたらよろしくお願いします。
今回は本当にありがとうございました!

 

玄兎
 ありがとうございます。いや、良かった。安心しました。
 こちらこそ。また機会がありましたら、よろしくお願い致します。

『化石的ゲームマスター読本1 』TRPGを楽しく遊び続けるための知識・ノウハウ

遊びかたや楽しみ方が多様なことは、TRPGの魅力の一つですが、多彩なために人にTRPGについて説明するのが難しく、毎回苦戦しています。

実際にセッションするときも、どのような段取りで、どのような準備をすればいいのかなどの知識は、プレイグループさんやプレイヤーさん自身の知識や経験が担うことが大きく、なかなかほかの方のやりかたを知る機会がありませんでした。

『化石的ゲームマスター読本1 』は、GMやセッションを準備する、進行されるうえで必要な作業を余すことなくピックアップしてくださっていて、丁寧な解説を添えてくださっています。
掲載されている情報を知っていると、実際にGMする際や、自分たちのプレイグループを楽しいものとして維持していくための、情報やノウハウにふれられるそんな本です。

今回は著者の玄兎さんにチャットインタビューさせていただき、本を作られた経緯などをお聞きすることができました。
またTRPG歴などもお聞きすることができ、本に書かれていることを実践されていた様子なども伝わり、さらにこの本や玄兎さんのファンになりました。

TRPGはソロプレイなどでもない限りは、遊ぶ相手が必要なので、相手を気遣うという部分を大事にすると楽しいセッションになることが多いなと、個人的にも思います。
玄兎さん自身、GMされることやキャンペーンで遊ばれることが好きということで、楽しくTRPGを遊べる場を維持するための知識やノウハウが『化石的ゲームマスター読本1 』の中で案内されています
それらの情報は、ゲーム外の役割、ゲーム内の役割、ゲームマスターの役割など、ちゃんと区分けされて、ゲーム外の役割でいうと、日程調整、連絡、会場準備などといった感じで、手順に従って項目化してくださっています。
日程調整、連絡、会場準備などは、GM以外の方も肩代わりできる部分だなと思えてきます。
自分がGMする際も、これらの項目をToDo的に活用することで、作業漏れや確認漏れが防げると思うので、自信を持って当日のセッションに参加できるのではないかと思いました。

TRPGを場の維持はとても難しいわけですが、気の合う人たちとのセッションは、本当に楽しいものです。

私の大好きな私立RPGハイスクール の中で、このようなセリフが出てきます。
「ゲームのうまい人は自分が楽しく、さらに他のプレイヤーも楽しくさせられる人。GMはさらにそれを自発的にできる立場」
このセリフのようなゲームのうまい人になれるように、『化石的ゲームマスター読本1 』は机から手の届く距離においておこうと思います。

5.今後の配信予定や告知

今回もWEBTRPGマガジンをご覧頂きありがとうございます!
WEBTRPGマガジンでは、月数回水曜日の夕方にTRPG関連の情報案内していければと思っています。
TRPG関連のオススメ情報など、コメントやリプライいただけるとありがたいです!

今回のチャットインタビューは、玄兎さんとチャットさせていただくのは始めてだったのですが、TRPGという共通の話題もあり大変楽しい時間を過ごせました。
こうやって実際にやりとりさせていただく機会を得ると、さらにファンになってしまいますね。
『化石的ゲームマスター読本1 』本当にいい本なのでぜひご覧ください!

今後もTRPG関連の楽しい話題など紹介していければと思います。
今後ともよろしくお願いします。

2014年9月10日 21:00

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