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『艦これRPG』キャンペーンシナリオ ~第5話~『決戦!ミッドウェー』

本シナリオは、鹿児島TRPG倶楽部にて行われた、キャンペーンシナリオです。
公開シナリオなので、どなたでも自由に使用してかまいません。
また、改変、修正なども提督(GM)の裁量に任せますので、好きにしちゃってください。

《シナリオ予告》

ついに迎えた最終決戦!ミッドウェーには万全の準備で立ち向かう空母機動部隊があった。

加賀「鎧袖一触よ、心配いらないわ。」
赤城「慢心してはダメ、こんな気持ちで戦うのは初めて、もう何も怖くない!」
蒼龍「わたし、この戦いが終わったら改二になるんだ...」
飛龍「パインサラダを作って待っててね、多聞丸」

翔鶴&瑞鶴(アカン...)

そんな彼女らの前に現れたのは、見覚えのあるシルエット...
そう、深海凄艦は『怨念』から生まれた怪物である。
果たして彼女らと鎮守府メンバーは、過去にあった自身らに打ち勝つことが出来るか!?

・今回の戦い

ニミッツ米司令長官は「日本軍が6隻の空母、11隻の戦艦などを集中運用していたならば、いかなる幸運や技量をもってしても敗走させることはできなかったであろう。日本海軍は奇襲を必要としない場合も奇襲に依存するという錯誤を犯したのである」と語り、日本の作戦構想の誤りを指摘した。
ミッドウェー諸島は環礁であり、環状の礁およびいくつかの島から構成される。サンド島、イースタン島の2つに飛行場があった。

《シナリオスペック》

艦娘(PC)人数:3~5人
推奨レベル:5
戦場表:指定ない限り「同航戦」
プレイ時間:おおよそ6~8時間
リミット:2
任務:中部太平洋『ミッドウェー島』の制圧、および敵主力艦隊の撃滅。

《導入フェイズ》

・読み上げ

AL作戦の終了とともに、いよいよ最終決戦である『MI作戦』が始まった。
キミ達は数々の功績を挙げ、その戦果が認められたため、今回の作戦の主力を担うことになった。
提督の執務室に集まったキミ達は、いよいよ最終決戦の任務を言い渡された。
「今回の作戦は、非常に大規模なものになる、その中でキミ達が主力として選ばれたことを、誇りに思う」
「キミ達には連合艦隊として、それに見合うパートナーを選んでもらう。なに、キミ達が選んだ艦娘なら間違いは無いだろう」
「今までの戦いの成果が、ここで証明される。キミ達の奮闘を祈る」

《本シナリオの任務説明》

今回は連続戦闘となり、連合艦隊ルールを採用します。選ぶ艦娘には制限を設けませんが、しかし今までのシナリオの中で失われた、損傷した艦娘は、選ぶことが出来ません。
そのことを『任務の説明』でよく説明し、鎮守府フェイズに移行してください。

※以下の条件が当てはまる艦娘は選択できないとします。
第三話『決戦!ぽーともれすびー』において、『南方諸島攻略任務』を選んでいない、又は選んでいた場合でも、『特別判定:対空、超対空』にて『大成功』以外の結果だった場合、軽空母『祥鳳』は選択できません。
第三話『決戦!ぽーともれすびー』において、『敵機動部隊撃破任務』を選んでいない、又は選んでいた場合でも、『特別判定:対空、超対空』にて『大成功』以外の結果だった場合、正規空母『翔鶴』『瑞鶴』は選択できません。

《鎮守府フェイズ》

通常の鎮守府フェイズでかまいません。
また、連合艦隊ルールを使用するため、イベントには選んだ盟友艦を出演させることを推奨してください。GM(提督)の采配で、盟友艦およびPCに感情点を与えることも構いません。

《戦闘:ミッドウェー島の前哨戦》

・読み上げ

キミ達は、大規模な艦隊を率いて中部太平洋へと向かう。
目標はミッドウェー島、その前に因縁に決着をつけなければならない。
「そう...やはりそこに居るのね...」加賀が呟く。
「運命の5分間を塗り変えるため、私達はここに来たのです!」赤城が叫ぶ。
はるか水平線に見える敵影、それはかつての『自分達』だった――
大規模な敵艦隊が二つ、それは第一航空艦隊と連合主力艦隊、ミッドウェーで敗れた怨念が、この海域の行く手を阻む。
キミ達は過去のキミ達へと挑む、その先にあるミッドウェーを目指し、決戦が今、始まった。

本戦闘は連合艦隊ルールに則り進めていきます、ですので前哨戦を行う必要があります。
また、戦場表はランダムで決定します、本戦闘は連続戦闘ですが、戦う艦隊の『第一航空艦隊』『連合主力艦隊』のどちらから先に戦うかを決めてもらいます。

本戦闘では、シナリオで達成した効果が得られます。
第3話にて、《MI:五航戦の参戦》を獲得していた場合、このシナリオにおける連合艦隊の前哨戦の戦力判定に+2する。
第4話にて、《MI:悪海象からの開放》を獲得していた場合、このシナリオにおける戦場表のダイス目4、5、6の効果を、全て『同航戦』として扱う。
第4話にて、《MI:飛行場からの索敵》を獲得していた場合、このシナリオ中に『索敵支援』を3回受けることが出来ます、この索敵支援を受けるタイミングはPCが任意に決めて良いものとします。
・索敵支援:戦闘におけるプロット中、偵察を1度無償で行えます。判定不要で成功するものとします。

本作戦での勝利条件は『敵旗艦の撃破』です。また本戦闘は『決戦フェイズ』扱いでもあります。

《エネミー》

・第一航空艦隊
3人:空母凄鬼「赤城」×1(旗艦) 空母ヲ級エリート×1 戦艦ル級フラグシップ×1 駆逐二級×2
4人:空母凄鬼「赤城」×1(旗艦) 空母ヲ級エリート×2 戦艦ル級フラグシップ×1 重巡リ級×1 駆逐二級×2
5人:空母凄鬼「赤城」×1(旗艦) 空母ヲ級エリート×3 戦艦ル級フラグシップ×1 重巡リ級エリート×1 駆逐二級×2

・連合主力艦隊
3人:南方凄戦姫「大和」×1(旗艦) 戦艦タ級エリート×1 軽空ヌ級フラグシップ×1 重巡リ級エリート×1 駆逐二級×2
4人:南方凄戦姫「大和」×1(旗艦) 戦艦タ級エリート×2 軽空ヌ級フラグシップ×1 重巡リ級エリート×1 駆逐二級×2
5人:南方凄戦姫「大和」×1(旗艦) 戦艦タ級エリート×2 軽空ヌ級フラグシップ×2 重巡リ級エリート×2 駆逐二級×2

※上記したように、『第一航空艦隊』『連合主力艦隊』のどちらか先に戦うかを、PC達に決定させてください。
連合艦隊ルールでの前哨戦は、『第一航空艦隊』を選んだ場合『空母機動部隊』、『連合主力艦隊』を選んだ場合『水上打撃部隊』として下さい。
GM(提督)の任意の判断で、戦闘の間に《洋上補給》をしてもよいとします

 《洋上補給》

戦闘終了後に、鎮守府の資源を消費して行動力を回復しても構いません。ただし損傷は回復できません。

※本戦闘のまとめ※

①連合艦隊戦の盟友艦は、『第一航空艦隊』『連合主力艦隊』どちらのエネミー艦隊と前哨戦をするかを決める、盟友艦は一度しか前哨戦が出来ないことに注意する。
②PCは、『第一航空艦隊』『連合主力艦隊』どちらのエネミー艦隊と先に戦うか決める。
③先に戦うエネミー艦隊との、連合艦隊戦ルールにおける前哨戦を行う、この時①で選んだPCの盟友艦のみが対象となる。また、《MI:五航戦の参戦》も適用される。
④前哨戦の効果を適用した後、先に選んだエネミー艦隊との戦闘を行う。また、《MI:悪海象からの開放》《MI:飛行場からの索敵》も適用される。
⑤戦闘終了後、経験値や報酬の決算を行う。また、望むなら《洋上補給》を行っても良いものとする。
⑥残ったエネミー艦隊との、連合艦隊戦ルールにおける前哨戦を行う、③にて前哨戦を行った盟友艦は参加できない。また、《MI:五航戦の参戦》も適用される。
⑦前哨戦の効果を適用した後、残ったエネミー艦隊との戦闘を行う。また、《MI:悪海象からの開放》《MI:飛行場からの索敵》も適用される。
⑧戦闘終了後、経験値や報酬の決算を行い、次のシーンへと移る。

《戦闘報酬》

勝利条件を満たした場合、任務達成として経験値+50 敵全滅で+20経験値。

・読み上げ(戦闘終了)

激しい戦闘の後、キミ達は勝利した。
艦娘、その誇りと威信であった、かつての連合艦隊、それが油断と慢心にて惨敗し、その無念が亡霊となって深海凄艦として出現した。
キミ達、そして他の艦娘達の心境はいかばかりであろうか、それぞれの胸中にはどのような思いが去来するのか――
「ワタシハ...モウ...ヤラレハシナイ...」
深海凄艦の、今わの言葉がこだまする。
君たちはその言葉を胸に、最終決戦であるミッドウェー島へと進路をとった。

《史実的補足》

ミッドウェー海戦は、あまりにも有名すぎる海戦です。
かつての日本海軍は、総力とも言える戦力を投入し、そして敗北しました。
敗因は様々に語られていますが、この海戦において戦闘らしい戦闘をしたのは、南雲中将指揮下の空母艦隊くらいであり、多く見積もっても、結集した戦力の半分程度ほどしか活躍しませんでした。
この時、主力艦隊は後方にあり、これは『水雷戦隊、空母艦隊が敵艦隊を削り、その後に主力艦隊でトドメを刺す』という古典的な(しかしその当時は常識的な)『漸減邀撃戦』であり、空母の重要性を示し、歴史の戦術を覆した日本海軍でしたが、しかし既存の考えを覆すには至らなかったということが分かります。
一方アメリカは、日本の空母群の戦いに煮え湯を飲まされ続けた経験から、徹底的にその戦法を研究し、船団護衛、対潜陣形であった輪形陣を空母艦隊に組み込み、対零戦用の航空戦術も編み出しました。
両軍の戦闘に対する姿勢が、この海戦へと繋がったことは言うまでもないでしょう。

《鎮守府フェイズ》

・読み上げ

キミ達は、大規模な戦闘で負った傷を癒すため、一時的に後方に下がった。
先の戦いは大規模かつ強力な敵だったが、しかしこれは、まだ前哨戦にしか過ぎないのだ。
中部太平洋にあるミッドウェー島、そこの攻略こそが本命であり、さらなる苦難が待ち受けている場所なのだ。
キミ達は、決着をつけに、盟友艦と共に行く。
暁の水平線に勝利を刻めるか――それはまだ分からない。

2サイクル目です。通常の鎮守府フェイズでかまいません。
また、連合艦隊ルールを使用するため、イベントには選んだ盟友艦を出演させることを推奨してください。GM(提督)の采配で、盟友艦およびPCに感情点を与えることも構いません。

《任務説明:決戦》

・読み上げ

キミ達は、遂にここにたどり着いた。
決戦の海、ミッドウェーへと。
ここを攻略すれば、太平洋の海の大部分を開放することができ、深海凄艦の勢力も、大幅に後退するだろう。
「ノコノコト...マタ...キタノカ...」
目標と思われる深海凄艦がそう言うとともに、数多くの深海凄艦が続々と出現する。
キミ達は盟友艦と共に、戦闘を開始した。

キャンペーンを通して最後の戦闘となります。勝利条件は『敵旗艦の轟沈』です。
この戦闘は『決戦フェイズ』扱いであり、連合艦隊ルールを採用します、また部隊表は『主力部隊』を使用してください、戦場表はランダムで決定するものとします。

本戦闘では、シナリオで達成した効果が得られます。
第3話にて、《MI:五航戦の参戦》を獲得していた場合、このシナリオにおける連合艦隊の前哨戦の戦力判定に+2する。
第4話にて、《MI:悪海象からの開放》を獲得していた場合、このシナリオにおける戦場表のダイス目4、5、6の効果を、全て『同航戦』として扱う。
第4話にて、《MI:飛行場からの索敵》を獲得していた場合、このシナリオ中に『索敵支援』を3回受けることが出来ます、この索敵支援を受けるタイミングはPCが任意に決めて良いものとします。
・索敵支援:戦闘におけるプロット中、偵察を1度無償で行えます。判定不要で成功するものとします。

また、本戦闘では、以下の影響が発生します。
第3話にて、《MI:敵艦載機の分散》を獲得していた場合、敵の旗艦は対空、超対空の合計ダイス目から-2の修正を受ける。この効果は《南方諸島攻略任務》《第3話:決戦》で得たものと重複する。
第3話にて、《MI:敵の増援強化》を獲得していた場合、《増援》で出現する深海凄艦に『重巡ネ級エリート×1』が追加されます。PCが5人の場合は『重巡ネ級フラグシップ×1』とします。
第3話にて、《シナリオ:敵機動部隊撃破任務》を選択し、《MI:空母レキシントンの増援》を獲得していた場合、《増援》で出現する深海凄艦に『空母ヲ級エリート』が追加されます。
第3話にて、《シナリオ:敵機動部隊撃破任務》を選択し、《MI:空母ヨークタウンの増援》を獲得していた場合、《増援》で出現する深海凄艦に『空母ヲ級エリート』が追加されます。
第3話にて、《シナリオ:南方諸島攻略任務》を選択していた場合、《MI:空母ヨークタウンの増援》を獲得しているとし、《増援》で出現する深海凄艦に『空母ヲ級エリート』が追加されます。

本戦闘では、『増援』のルールを採用します、また敵の旗艦は2隻となっており、砲撃戦の2ラウンド終了後に、必ず『増援』が発生します、また敵旗艦が1体倒された場合にも『増援』が発生します。『増援』が発生した場合、もう1ラウンド砲撃戦フェイズを行うものとします。

本戦闘では、『増援』の条件が満たされた場合、撃沈された/生き残った「ミッドウェー:サンド島」の代わりに、旗艦が空母ヲ級「エンタープライズ」に変動します。

《エネミー》

3人:中間凄姫「ミッドウェー:イースタン島」×1(旗艦) 泊地凄鬼「ミッドウェー:サンド島」×1(旗艦) 護衛要塞×2
4人:中間凄姫「ミッドウェー:イースタン島」×1(旗艦) 泊地凄鬼「ミッドウェー:サンド島」×1(旗艦) 護衛要塞×3
5人:中間凄姫「ミッドウェー:イースタン島」×1(旗艦) 泊地凄姫「ミッドウェー:サンド島」×1(旗艦) 護衛要塞×3

《エネミー:増援》

3人:空母ヲ級エリート「エンタープライズ」「ホーネット」×2 重巡ネ級×1
4人:空母ヲ級フラグシップ「エンタープライズ」×1 空母ヲ級エリート「ホーネット」×1 重巡ネ級×1
5人:空母ヲ級フラグシップ「エンタープライズ」×1 空母ヲ級エリート「ホーネット」×1 重巡ネ級エリート×2

※上記の援軍は、前述したように『砲撃戦の2ラウンド終了後/敵旗艦が1体倒された場合』に登場させ、もう1ラウンド砲撃戦フェイズを行ってください。
また、《MI:敵の増援強化》《MI:空母レキシントンの増援》《MI:空母ヨークタウンの増援》の適用も、この増援のタイミングで行ってください。

《戦闘報酬》

戦闘に勝利したなら、キャンペーンのエピローグを迎える。経験値および報酬はGM(提督)の采配に任せるものとする。

《終了フェイズ》

・読み上げ

「ソンナ...ワタシガ...オチルト...いうの...?」
ミッドウェー島の怨念が消滅していく、キミ達の勝利への執念が、ついに深海凄艦の一大拠点を打ち破ったのだ。
深海凄艦の影響により、淀んだ海、濁った雲は晴れ、そこには暁の水平線が広がった。
キミ達は勝利したのだ、きらきらと輝く光を浴びて、キミ達は勝利したことを、盟友艦とともに喜ぶ。
さぁ帰ったら祝賀会だ、キミ達は進路を鎮守府へ、みんなの待つ、平和な家へと帰るのだ。

《史実的補足》

先に述べたように、日本の投入戦力と実際に戦った戦力は、大きく違いました。
しかしアメリカ側は、先の戦いで大破した空母ヨークタウンを修復、投入し、基地における航空戦力も大幅に増強していました。
アメリカ側は、持てる戦力すべてをぶつけて戦いましたが、しかし日本側は片手落ちのような状態で戦いに挑み、それでも序盤は優位でしたが、空母群の不意な攻撃に、一網打尽にされるのです。
その中で、空母飛龍は一矢報いる戦いをしますが、しかし結局は破れ、日本は貴重な空母を多く失うことになりました。
この海戦の結果、後方にあった主力艦隊の山本五十六は、作戦の中止を決定します。
そして戦いは南方へと移り、そこからガダルカナルを巡る泥沼の戦いへと至るのです。

2015年11月24日 22:49

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