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『艦これRPG』キャンペーンシナリオ ~第4話~『そうだ、北方へ行こう!

本シナリオは、鹿児島TRPG倶楽部にて行われた、キャンペーンシナリオです。
公開シナリオなので、どなたでも自由に使用してかまいません。
また、改変、修正なども提督(GM)の裁量に任せますので、好きにしちゃってください。

《シナリオ予告》

先の海戦で南太平洋を制した艦娘たち、次に下された目標は、北方方面への進撃だった。
霧と悪海象が支配し、近寄る船舶を許さぬ列島、その影響力は中部太平洋にも広がり、付近の海域をも飲み込もうとしていた。
この現象を取り除き、先にある『MI作戦』のために、皆様には付き合ってもらう!

今回の北方

「龍驤」から発進した零戦隊がウナラスカ島のダッチハーバーを空襲。四航戦は零戦1、艦爆4を失った。この時、回収された零戦はアクタン・ゼロと呼ばれ、米軍に徹底的に解析される。
アクタン・ゼロは「アメリカにとってもっとも価値あるといってよい鹵獲物」であり、「おそらく太平洋戦争における最高の鹵獲物の一つ」と言われた。

《シナリオスペック》

艦娘(PC)人数:3~5人
推奨レベル:4
戦場表:指定ない限り「同航戦」
プレイ時間:おおよそ6~8時間
リミット:2
任務:北方方面『アリューシャン列島』にある敵伯地の破壊、および制圧。

《導入フェイズ》

・読み上げ

キミ達が南方方面を制圧したことにより、作戦の目は中部太平洋に向けられた。
敵伯地『MI』、その前段階の作戦として、北方方面の攻略が、キミ達に言い渡された。
いつものように、提督の執務室で言い渡された作戦は、以下のようなことが追加された。
「キミ達には援軍として、幌筵(ぱらむしる)泊地より第五艦隊の那智、阿武隈と、四航戦の龍驤、隼鷹が来る予定だ」
※「また、さらなる援軍として祥鳳/瑞鳳が編入される予定だ」
「キミ達は敵伯地の爆撃支援、もしくは列島の制圧、どちらかの任務についてもらう」
「MIの前段階の、重要な任務だ、しっかり頑張ってきてくれ」

※この台詞は、前回シナリオ(~第3話~『決戦!ぽーともれすびー』)において、《AL:味方空母の増援》があった場合にのみ読み上げてください。
また、上記説明、※台詞の祥鳳/瑞鳳が、既にPCとして使用されていた場合、代理の艦娘を用意してください。代用は同系統の艦娘が望ましいです。

《本シナリオの任務説明》

今回は連続戦闘となり、ルートが分岐します。
そのことを『任務の説明』で大まかに説明し、ルートを一つ選んだところで、鎮守府フェイズに移行してください。

  • 第五戦隊率いる、アリューシャン諸島攻略戦:重巡『那智』軽巡『阿武隈』と共に、アリューシャン列島の島々を攻略し、航空基地を建設します。(難易度:並 MI影響度:索敵系)
  • 四航戦率いる、ダッチハーバー空襲:四航戦『龍驤』『隼鷹』を護衛しつつ、敵伯地『ダッチハーバー』を爆撃します。(難易度:並~高 MI影響度:戦場表)

※《AL:味方空母の増援》がある場合、祥鳳/瑞鳳は必ずPCの艦隊に、支援要員として配属されます。
どちらのシナリオにするか選択したら、選択したルートのNPC(『那智』『阿武隈』もしくは『龍驤』『隼鷹』)に感情値を1ポイント、どちらかにつけても良いものとします。

《鎮守府フェイズ》

通常の鎮守府フェイズでかまいません。

《戦闘:アリューシャン諸島攻略戦》

・読み上げ

キミ達は、北方海域に広がる島々の制圧に向かった。
この島々のある一つの島、そこに飛行場を建設し、そこから航空機をMI作戦へ投入することを予定している。
「そんなに上手くいくのかなぁ」
艦娘のだれかがぼやく、正面は深海凄艦によって発生した霧で、マトモに見えない。
かつて旧日本軍が占有し、そして初めて『玉砕』が起こったキスカ、アッツ島。
そこは怨念渦巻く泊地となって、キミ達艦娘を出迎えていた。
「コノサキヘハ...トオサンゾ...」
北方の海面がうねり、キミ達の行動を阻害する。
キミ達は強烈な怨念を浴びながら、戦闘を開始する。

本戦闘では《AL:味方空母の増援》がある場合、『祥鳳/瑞鳳の支援』が1度だけ受けられます。どの支援を受けるかはPCの判断に任せてください、支援の内容は以下の中から選んでください。

  • ・索敵支援:戦闘におけるプロット中、偵察を1度無償で行えます。判定不要で成功するものとします。
  • 航空支援:戦闘における航空戦フェイズにおいて、航空攻撃「2」を無償で2回行います。

本戦闘では『第五戦隊の支援』が1度だけ受けられます。支援の内容は以下の通りです。

  • 砲撃支援:砲撃フェイズ・1ラウンド目の最後に、対象の敵一体に対して4D6の攻撃を加えることが出来ます。命中判定は不要で成功するものとします。

本戦闘では『島』の追加ルールを使用します。深海凄艦の航行序列には島を配置せず、PCの航行序列に島をランダムに1つ配置して下さい。島は破壊できませんが、そこにプロットをした艦娘は『回避+1』の補正を受けます。

本戦闘では、ランダムで戦場表を決定します。ただし『T字有利』と『悪海象』は、どちらも『悪天候』に置き換えてください。

本戦闘では、PC艦娘達には必ず『暴走判定』をしてもらいます。判定は一番高い感情値を持つNPCで判定します。

本戦闘での勝利条件は『泊地凄姫「アッツ島」の撃破』です。

《エネミー》

3人:泊地凄姫「アッツ島」×1(旗艦) 重巡ネ級エリート×1 軽巡ト級×1 駆逐二級×1
4人:泊地凄姫「アッツ島」×1(旗艦) 重巡ネ級×2(一方をエリートとする) 軽巡ト級×1 駆逐二級×2
5人:泊地凄姫「アッツ島」×1(旗艦) 戦艦ル級×1 重巡ネ級エリート×2 軽巡ト級×1 駆逐二級×2

《戦闘報酬》

勝利条件を満たした場合、任務達成として経験値+50 敵全滅で+20点経験ボーナス。

・読み上げ(戦闘終了)

キミ達はアリューシャン列島を制圧し、そこに飛行場を建設する。
かつて旧日本軍が行った作戦は破綻したが、今回はどうだろうか。
「何故か、少し寂しい気分になるな。...私らしくもない、か」
那智がそう呟く。その横顔には若干の不安が現れた気がした。
歴史をなぞるように進められていく作戦だが、しかし艦娘達の活躍は、史実とは大きく違う転換を生む。
四航戦が行った基地爆撃も、おおむね成功を収めたとの連絡があり、キミ達は一息をつく余裕が生まれた。

《洋上補給》

戦闘終了後に、鎮守府の資源を消費して行動力を回復しても構いません。ただし損傷は回復できません。

・読み上げ(洋上補給終了後)

建設中の航空基地を護衛するキミ達に、急報が入った。
「深海凄艦の艦隊が、コチラを目指して進軍してきています」
「航空基地は建設中であり、攻撃を受けるわけにはいきません」
「艦娘の皆さんは、至急迎撃に向かってください」
キミ達は一報を受けて、すぐさま海上に飛び出した。
そこには、かつてのキスカ・アッツ島攻略艦隊が姿を現す。

《戦闘:アリューシャン諸島防衛戦》

本戦闘では『島』の追加ルールを使用します。深海凄艦の航行序列には島を配置せず、PCの航行序列に島をランダムに1つ配置して下さい、これはプロット前の公開情報です。島は破壊可能であり、耐久は『20』です、そこにプロットをした艦娘は『回避+1』の補正を受けます。

本作戦では、プロットが同じ艦娘は『島』をかばうことが出来ます。かばうを宣言した艦娘PCは、敵深海凄艦の攻撃を、通常の処理で受けることになります。その場合『回避+1』の修正は受けないものとします。

本戦闘では、『祥鳳/瑞鳳の支援』『第五戦隊の支援』が受けられます。ただし受けられるのは、前回の戦闘で使用していない場合に限り、『祥鳳/瑞鳳の支援』は《AL:味方空母の増援》が無ければ受けられません。

本戦闘での勝利条件は『島の破壊阻止』です。ですのでGM(提督)は積極的に島の破壊に勤めることを推奨します。

《エネミー》

3人:戦艦タ級エリート×1(旗艦) 戦艦ル級エリート×1 軽巡ツ級×1 駆逐二級×1
4人:戦艦タ級エリート×1(旗艦) 戦艦ル級エリート×1 軽空ヌ級エリート×1 軽巡ツ級×1 駆逐二級×1
5人:戦艦タ級エリート×1(旗艦) 戦艦ル級エリート×2 軽空ヌ級エリート×1 軽巡ツ級×1 駆逐二級×1

《戦闘報酬》

勝利条件を達成したなら+30点経験値、敵全滅で+20経験値ボーナス。
また、勝利条件を達成したなら《MI:飛行場からの索敵》が発生します。

・読み上げ(戦闘終了)

辛くも敵の攻略部隊を退けたキミ達。
敵の増援は、コレ以降は現れず、作戦の第一段階は達成したと思われた。
しかし、キミ達にはさらなる任務が与えられることになる。

《史実的補足》

日本軍は二つの作戦を、平行して行いました。
それがミッドウェーの戦いであり、本シナリオのアリューシャンの戦いです。
作戦目的としてはキスカ・アッツ島―ミッドウェー島に、大々的な警戒網を敷き、ドーリットル空襲のような本土空襲を防ぐという狙いがありましたが、史実ではミッドウェー攻略が失敗したことにより、占領したキスカ、アッツ島が半ば孤立し、戦線も南方へと移ったことから、放置されました。
しかし、連合軍の反攻戦でアッツ島は陥落、これが第二次大戦における初の玉砕となります。
キスカ島も危機に晒されますが、撤退戦が奇跡的に成功し、大きな被害はありませんでいた。

《戦闘:ダッチハーバー空襲》

・読み上げ

キミ達は、敵深海凄艦の泊地である『ダッチハーバー』への空襲へと向かった。
この作戦は、敵の主力を引き込むために行われるが、その道中は決して楽ではない。
近づくたびに荒れる海原、これは深海凄艦の影響力が強いことが原因であり、航行するのも一苦労だ。
また、空爆するため敵伯地に近づくということは、敵の哨戒網を突破しなければならないということだ。
この二つの障害、これがキミ達に立ちふさがる中、作戦は決行される。
果たして作戦は成功するのか、それはキミ達と四航戦の活躍に掛かっている。

本戦闘では《AL:味方空母の増援》がある場合、『祥鳳/瑞鳳の支援』が1度だけ受けられます。どの支援を受けるかはPCの判断に任せてください、支援の内容は以下の中から選んでください。

  • 索敵支援:戦闘におけるプロット中、偵察を1度無償で行えます。判定不要で成功するものとします。
  • 航空支援:戦闘における航空戦フェイズにおいて、航空攻撃「2」を無償で2回行います。

本戦闘では『隼鷹、龍穣の支援』が2度受けられます、支援の内容は以下の通りであり、どのタイミングで使用しても構いません。また、連続して使用しても良いとします。

  • 索敵支援:戦闘におけるプロット中、偵察を1度無償で行えます。判定不要で成功するものとします。

本戦闘では、特殊なルールを採用します。
まず、今回の戦場表は『反航戦』から始まります。これは敵伯地に向かう艦娘PCと、それを阻止しようとする深海凄艦との立ち位置を表しています。
そして今回の戦闘は、四航戦が敵伯地であるダッチハーバーを爆撃し、それが成功することを目的としています、そのためには艦隊をある程度まで、敵伯地に近づけさせる必要があります。
その距離を、砲撃戦のラウンド数で表し、より長くラウンドを耐え切ることで、敵伯地に肉薄することになり、四航戦が行う爆撃に対しての目標値が、下がることになります。
まず今回の戦闘は、航空戦/開幕雷撃戦フェイズの後、砲撃戦フェイズが最大で6ラウンドまであり、雷撃戦フェイズは行わす、特殊な処理で行い、夜戦は原則的にありません。そして各ラウンドの終わりごとに、PC達が『作戦決行/爆撃を行う』ことを選ぶことが出来ます。
『作戦決行/爆撃を行う』場合、その場で隼鷹、龍穣が敵伯地に爆撃を敢行します、その結果は以下の通りで処理してください。

  • PCの出目≧基本目標値『12』-『作戦決行/爆撃を行う』ラウンド数(最大6)

結果は全員で判定します、判定でPCの出目が目標値を超える、又は等しければ『成功』となります。この成功が、PCの人数の半数以上であれば、作戦は成功とみなします。

本戦闘では、敵伯地に近づく=ラウンドが進むという処理を行いますので、ラウンドが進むたびに戦場表が変化していきます。
1ラウンド目は『反航戦』ですが、ラウンドが進むにつれ、戦場が深海凄艦側に対し、有利に変化していくので、そのことを戦闘開始前にPC達に説明してください。またラウンドの初めに『偵察』を一つ消費することで、戦場を俯瞰(ふがん:高所から全体を見渡すこと)することで、戦場の状況を維持、または有利にすることも可能です。
このシステムを導入するため、PC側の『偵察』を開幕に使わずに、後々にとっておいて使用することも可能とします。
またこの『偵察』は、『祥鳳/瑞鳳の支援』『隼鷹、龍穣の支援』でも代用が可能です。

・戦場表変化一覧

 T字有利
反航戦 ← 戦闘はココから始まる。
T字不利
悪海象

 原則的に、ラウンド開始時に戦場表は1段階下がることになる。効果はルールブック参照。
ラウンド開始時に、PCが望むならば『偵察』を戦場の俯瞰に当てることが出来る。その場合、戦場表は1段階上がる、この効果は連続して使用しても構わない(例:『偵察』を2回使用し、戦場表を2段階上げる)

本戦闘では、雷撃戦はPCの任意によって行われるものとします、ただし回数やタイミングが指定されているので、そこの所を注意し、またPC達にも説明してください。
雷撃戦は『雷撃』の装備アビリティを持つ艦娘の数と等しい回数『雷撃戦フェイズ』を行えるものとします、砲撃戦フェイズの後に、PCが宣言することで『雷撃戦フェイズ』に移行することが出来、この雷撃戦は通常と同じく処理します。

本戦闘では、敵伯地に近づくという状況のため、毎ラウンドの初めに『敵の増援』が発生します。
増援する敵勢力は、ダイスによってランダムに決定します、また敵の出現する航行序列もダイスによって決定してください。

《エネミー》

・第1ラウンドの固定艦隊
3人:重巡ネ級×2(一方をエリート、旗艦とする) 駆逐ハ級×2
4人:重巡ネ級×2エリート(一方を旗艦とする) 軽巡ト級×1 駆逐ハ級×2
5人:重巡ネ級×2エリート(一方を旗艦とする) 軽巡ト級×2 駆逐ハ級×2

2ラウンド目での増援(PCが5人の場合、ダイスを2つ振って、増援を二隻とする)
1:重巡ネ級 2:軽巡ト級 3:軽巡ト級 4:駆逐ハ級 5:駆逐ハ級 6:駆逐ハ級

3ラウンド目での増援(PCが5人の場合、ダイスを2つ振って、増援を二隻とする)
1:潜水カ級エリート 2:潜水カ級エリート 3:重巡ネ級 4:重巡ネ級 5:軽巡ト級 6:軽巡ト級

4ラウンド目での増援(ここでの増援は固定になります)
3人:軽空ヌ級エリート×1 駆逐ハ級×2
4人:軽空ヌ級エリート×1 軽巡ツ級×1 駆逐ハ級×2
5人:軽空ヌ級エリート×1 重巡ネ級×1 軽巡ツ級×1 駆逐ハ級×2

5ラウンド目での増援(PCが5人の場合、ダイスを2つ振って、増援を二隻とする)
1:潜水カ級エリート 2:重巡ネ級 3:重巡ネ級 4:重巡ネ級 5:軽巡ツ級 6:戦艦ル級

6ラウンド目での増援(PCが5人の場合、ダイスを2つ振って、増援を二隻とする)
1:重巡ネ級 2:軽巡ツ級 3:護衛要塞 4:護衛要塞 5:戦艦ル級 6:戦艦ル級

※本戦闘のまとめ※

①『偵察』の能力を使用する/しない(『祥鳳/瑞鳳の支援』『隼鷹、龍穣の支援』を使用可能、また『偵察』を行わず、後のラウンドにとっておくことも可能)
②航空戦、開幕雷撃戦フェイズ(『祥鳳/瑞鳳の支援』を使用可能)
③砲撃フェイズ(ラウンドが進むごとに戦場表を参照して変化させる、PCは戦場の俯瞰を宣言して、『偵察』を消費し戦場表を変化させてよい、GM(提督)は増援をダイスで決める)
④『雷撃戦フェイズ』を行うかどうか決める、『雷撃』の装備アビリティを持つ艦娘と等しい数の『雷撃戦フェイズ』しか出来ないことに注意。
⑤PC達が相談して『作戦決行/爆撃を行う』かどうかを決める。『作戦決行/爆撃を行う』を選択しない場合、③に戻る。
⑥『作戦決行/爆撃を行う』が選択された場合、行為判定を行い、成功/失敗を判定する。戦闘終了。

《戦闘報酬》

作戦に成功した場合、任務達成として経験値+50 またラウンド数×10経験値 軽空ヌ級、軽巡ツ級、護衛要塞を撃沈した場合、好きな資源+1D6
また、勝利条件を達成したなら《MI:悪海象からの開放》が発生します。
・読み上げ(戦闘終了)
航空隊の爆撃によって、壊滅的なダメージを受けた敵伯地。
黒煙を上げる基地を背に、キミ達は帰路に着くことになる。
「いや~戦いの後の一杯は格別だねえ」
気の早い隼鷹が祝杯を上げる中、作戦の第一段階は成功に終わった。
しかし、原因である深海凄艦を叩いたというのに、海原は未だ荒れ、暗雲が北方に立ち込める。
そして鎮守府に帰還したキミ達は、さらなる任務を言い渡されるのだった。

《史実的補足》

アリューシャン列島は、アメリカの北方路として考えられていましたが、国境近いソ連との兼ね合いもあり、十分に検討、対策はされていませんでした。
しかし、日本本土空襲があった折、この北方路に対する警戒は高まり、また米空母艦隊の活躍が、北方アリューシャン攻略戦の決め手となりました。
この攻略戦は成功に終わり、アメリカとしては北方路から日本軍が攻めてくる場合を想定し始め、一部では列島伝いに米本土に侵攻されるのではとの声も上がりました。
しかし舞台は南方に移り、北方は宙ぶらりんな状態となりました。
その中でアメリカ側は、北方への反攻をいち早く開始するのです。

《鎮守府フェイズ》

・読み上げ

大方において成功したALことアリューシャン攻略作戦、しかし本格的な戦闘はこれからだった。
収まらない悪海象、さらに荒れ始める天候、これらは未だ敵伯地が健在という証であった。
急遽、執務室に集められたキミ達は、さらなる任務を受けることになる。
「キミ達にはすまないが、もう一度アリューシャンの攻略に向かってもらう」
「偵察機の報告によれば、この悪海象の原因は、新型の深海凄艦『北方凄姫』が原因ということが分かった」
「このままではMI作戦に悪影響が出る、一刻も早く『北方凄姫』を撃沈し、この海を開放してくれ」

2サイクル目です。通常の鎮守府フェイズでかまいません。

《任務説明:決戦》

・読み上げ

キミ達は、敵伯地『ダッチハーバー』へと赴く。
意外な事に、深海凄艦の妨害は無く、キミ達はあっさりと敵伯地へ乗り込むことが出来た。
そして今回の目標、この近海、ひいては中部太平洋までを悪海象と悪天候にする『北方凄姫』がそこにいた。
「コナイデ...ッテ...イッテル...ノ...」
そう呟く『北方凄姫』と同時に、護衛と思われる深海凄艦が出現する。
北方での最終決戦が、始まる。

最後の戦闘となります。勝利条件は『敵旗艦の轟沈』です。
この戦闘は『決戦フェイズ』扱いであり、AL作戦のため力の定まらない『北方凄姫』の影響により、戦場表はダイスを振って決定するものとします。

《エネミー》

3人:北方凄姫「ダッチハーバー」×1(旗艦) 護衛要塞×2 軽巡ツ級×1
4人:北方凄姫「ダッチハーバー」×1(旗艦) 護衛要塞×2 戦艦タ級エリート×1 軽巡ツ級×1
5人:北方凄姫「ダッチハーバー」×1(旗艦) 護衛要塞×3 戦艦タ級エリート×1 軽巡ツ級エリート×1

《戦闘報酬》

旗艦を撃沈で任務達成+50経験値、護衛要塞1体撃沈につき+10経験値、敵全滅で+20経験値。

《終了フェイズ》

・読み上げ

敵伯地が、キミ達の一撃によって大炎上する。
「イツカ...タノシイウミデ...イツカ...」
キミ達はそんな声を聞いたような気がした、それはただの空耳だったのか、深海凄艦の断末魔だったのか、それとも...
ともあれ、AL作戦は終了した。
そしてこれから始まるMI作戦、かつて中部太平洋であった、歴史のターニングポイントとも言える海戦があった戦い。
これまで様々な戦いがあった、そして深海凄艦の手から、各地の海を開放していった、そしてこの太平洋の開放を掛けた戦い、次の一戦で全てが決まる。
「今度は負けない」そう言い聞かせ、キミ達は鎮守府へと帰還した。

《史実的補足》

ダッチハーバー基地の空襲は、当時のアメリカにとっては衝撃的でした、本土に近い基地が爆撃されたという事実は、国民の不安を増大し、また同時期に行われたアメリカ本土への攻撃も相まって、かの国の緊張はピークに達していたと思われます。
しかし、日本軍にはアメリカ本土へ攻撃するには距離、余力ともに足りず、また出来たとしても散発的なものであり、ミッドウェーの敗北もあったために、アリューシャン方面における活動は消極的になっていきます。
また、ダッチハーバーの空襲は、アメリカ軍に予想外の幸運ももたらしました、それが鹵獲された零戦、通称『アクタン・ゼロ』です。
この鹵獲された零戦は、多くのテスト飛行を経て、アメリカ軍に多大な情報を与え、後々の戦局に多大な影響を与えていきました。

2015年11月24日 22:31

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