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『艦これRPG』キャンペーンシナリオ ~第2話~『空母機動部隊の食べ歩きツアー』

本シナリオは、鹿児島TRPG倶楽部にて行われた、キャンペーンシナリオです。
公開シナリオなので、どなたでも自由に使用してかまいません。
また、改変、修正なども提督(GM)の裁量に任せますので、好きにしちゃってください。

《シナリオ予告》

RJや金剛が東南アジアで頑張っているとき(第1話「南国とか、いいんじゃない?」と時系列同じ)食う母機動部隊も頑張っていた!

加賀「うおォん まるで焼き鳥製造機だ!」
蒼龍「ドーセットシャーとコンウォールで重巡がダブってしまった」
赤城「絶対大盛りで(東洋艦隊を)食おう」

深海棲艦の泊地や通商網を片っ端から爆撃し、南進する彼女らが向かう先で満足する食事(戦果)はあるのか?
この食べ歩きに、皆様にも付き合ってもらう!

今回の一航戦の誇り

アメリカ軍は「零戦と格闘戦をしてはならない」「背後を取れない場合は時速300マイル以下で、ゼロと空戦をしてはならない」「上昇する零戦を追尾してはならない」という「三つのネバー(Never)」と呼ばれる勧告を、零戦との空戦が予想される全てのパイロットに対して行った。
ポートダーウィン侵攻時、スピットファイアに対する零戦の圧勝。その空戦での零戦の損失2スピットファイアの損失は17、被撃墜比率2対17。これに対してフライングタイガーズの司令官だったクレア・シェンノート将軍は「英空軍の戦術はカルワザ的な日本軍に対しては自殺行為だった」と発言。
米国戦略空軍司令部作戦部長補佐代理ジョン・N・ユーバンク准将は「ニューギニアやラバウルで我々が遭遇した日本軍は、本当に熟練した操縦士だった。我々は最優秀の敵と戦っているのだということを一時も疑ったことはなかった」と回想している。

《シナリオスペック》

艦娘(PC)人数:3~5人
推奨レベル:2
戦場表:指定ない限り「同航戦」
プレイ時間:おおよそ6~8時間
リミット:2
任務:通商破壊および敵基地への空爆

《導入フェイズ》

読み上げ

キミ達は、提督に呼ばれて執務室に集まった。
「知っての通り、我が鎮守府も深海凄艦に対する反抗作戦に加わっている」
「その任務でキミ達には護衛任務を頼まれた」
提督の言葉を聞いて、キミ達はあることに思い至った。
真珠湾より帰還する艦隊あり。
それは航空機の有効性を実証した、空母機動艦隊だった。
彼女らの錬度は非常に高く、特に一航戦、二航戦の『赤城』『加賀』『蒼龍』『飛龍』は世界で最も錬度の高い艦娘として知られていた。
「キミ達は空母機動部隊の随伴艦として、サポートとして支援してくれ」
「目標は南部太平洋に点在する島々の爆撃と、その付近の通商破壊だ、頑張ってくれ」

《本シナリオの任務説明》

今回は連続戦闘となります。
その戦闘に両方勝利した場合のみ、任務達成として+50経験値を得られることを伝えてください。

読み上げ

キミ達はいよいよ、空母機動部隊と共に出撃する。
南太平洋の上陸支援ということで、この艦隊が出撃するとのことだが、その大航海は後の伝説となる。
「随伴艦のみなさん、よろしくお願いしますね」
一航戦の赤城が声をかけてくる、彼女もそうだが他の空母達も自身に満ちた顔つきをしている。(※1)
決して楽な戦いにならないことは覚悟しているが、空母機動部隊を見れば、どんな困難な任務も達成出来るような気がした。

(※1)赤城が既にPCとして使われている場合「加賀」「蒼龍」「飛龍」の中から選択して変更してください。セリフも改変することをお勧めします。

《鎮守府フェイズ》

通常の鎮守府フェイズでかまいません。

《戦闘:通商破壊》

読み上げ

キミ達は空母機動部隊の随伴艦として任務に当たった。
はじめは『艦隊のオマケ』のような扱いの任務であり、多少なりとも不満だったが、しかしその考えを改めることになる。
世界一の錬度を誇るといわれる日本空母機動艦隊、その実力を目の当たりにしたからだ。
彼女ら空母は的確に、そして容赦なく敵伯地を、敵凄艦を破壊していく。
今、キミ達は伝説に立ち会っていることを知ることになる。

《エネミー》

  • 3人:輸送ワ級×1(旗艦) 軽巡へ級×1 駆逐イ級×2
  • 4人:輸送ワ級×2(一体選択して旗艦とする) 軽巡へ級×2(一体はエリートとする) 駆逐イ級×1
  • 5人:輸送ワ級×2(一体選択して旗艦とする) 軽巡へ級×2(全てエリートとする) 駆逐イ級×2

《戦闘報酬》

戦闘終了において、以下のとおりにボーナスを加えてください。
輸送ワ級の戦果報酬を、エリートとして扱う。旗艦撃沈でPCに+10経験値ボーナス。

読み上げ(戦闘終了)

キミ達が在籍する空母機動部隊は、快進撃を続けた。
あらゆるところで敵艦隊を撃破し、敵機を鎧袖一触に撃墜していく様は、まさに無敵とも言えた。
そして彼女らは、最終目標である『ポートダーウィン』への攻撃を開始した。
「クルナ...ト......イッテイル...ノニ......」
空母機動部隊が凄姫に対して攻撃を敢行する。
キミ達の任務は、空母機動部隊を阻止せんと、凄姫に随伴している深海凄艦の排除だ。
「攻撃隊、発艦はじめっ!」
蒼龍が艦載機を発進させ、それに他の空母も続いていく。(※2)
キミ達も前進を開始、敵深海凄艦と交戦状況に入った。

(※2)蒼龍が既にPCとして使われている場合「加賀」「赤城」「飛龍」の中から選択して変更してください。セリフも改変することをお勧めします。

《戦闘》

本海戦は「決戦フェイズ」扱いとなります、勝利条件は「全ての浮遊要塞の轟沈」です。

《エネミー》

  • 3人:浮遊要塞×1(旗艦) 重巡リ級×1 軽巡へ級×1 駆逐ハ級×1
  • 4人:浮遊要塞×2(一体選択して旗艦とする)重巡リ級×1 軽巡へ級×1 駆逐ハ級×1
  • 5人:浮遊要塞×2(一体選択して旗艦とする)重巡リ級×1(エリート) 軽巡へ級×1 駆逐ハ級×2

《戦闘報酬》

戦闘終了において、以下のとおりにボーナスを加えてください。
前回の戦闘に勝利しており、今回も勝利したなら、任務達成で+50経験値。浮遊要塞1体撃沈につき+10経験値。

読み上げ(戦闘終了)

ポートダーウィンは徹底的に爆撃された。
空母機動部隊は、その場をゆっくりと離れていく。
深海凄艦の主な主要根拠地を覆滅し、彼女らは何処へ戦果を求めるのか――
今はただ、水平線の彼方にある鎮守府に帰還し、新たな任務を待つのみであった。

《史実的補足》

南雲機動部隊とも呼ぶ、日本空母機動部隊の活躍です。
ウェーク島から始まり、ラバウル、ポートモレスビー、ジャワ島等を巡り、通商破壊や基地爆撃に従事しました。
この時から、例の零戦神話等が囁かれはじめ、米豪は劣勢へと追い込まれます。
前回、第一話での快進撃も合わせ、計画では半年かかる予定であった作戦が、約三ヶ月で終了したことから、弾薬が置き場に困るほどに余るという珍事も発生します。
そして予定外に早く終了した南方作戦は、その作戦目標を一時見失うことになります。

《鎮守府フェイズ》

読み上げ

鎮守府に帰還した彼女らは、作戦会議室で喧喧囂囂(けんけんごうごう)と論議するさまを目撃します。
「海軍は陸軍の提案に反対である!」
「陸軍は海軍の提案に反対である!」
双方一歩も引かない様子であり、内容は『次の作戦目標をどうするか?』というものです。
海軍は南方作戦がひと段落したとして、次の作戦を前倒しで進めようと主張し、陸軍は西方を攻撃し、欧州の友軍を支援しようと主張します。
論議は白熱しますが答えは出ず、キミ達はこの先に一抹の不安を感じます。
「すまないが、キミ達は先に休んでてくれ、作戦が決まったら追って連絡するよ」
キミ達に気づいた提督が、気遣うように言います。
勝利の余韻もつかの間、キミ達は次にどんな任務が来てもいいように準備を始めます。

2サイクル目です。通常の鎮守府フェイズでかまいません。

《任務説明:決戦》

読み上げ

キミ達には遂に任務が下された。
目指すは西方海域「セイロン」そこにある泊地、および大規模な艦隊を殲滅することが今回の任務だ。
空母機動部隊が主力となる本作戦だが、彼女ら空母へと迎撃に向かう敵艦隊の排除が、キミ達に課せられた目標である。
迎撃、護衛任務だが、敵の一大泊地であり、キミ達には多大な敵が襲い掛かるであろう。
キミ達は受け持てるだけの戦力でいいので、精一杯、任務を遂行してもらいたい。
撃ち洩らし、受け流した深海凄艦も、空母機動部隊が殲滅する予定だ。
「この作戦が上手くいったらひと段落だ、がんばってくれ」
提督の激励と共に、キミ達は未知なる海、インド洋へと出発した。

最後の戦闘となります。勝利条件は『敵旗艦の轟沈』です。
この戦闘は『決戦フェイズ』扱いであり、敵艦の種類と数をPC達が選択する方式を採用しています。
そのことをPCによく説明し、得られる経験値も公開してください。
なお、上限を超えた敵の配置は出来ません、そのことも説明した上で、戦う敵艦の総数と編成をPCに選択させてください。
基本的な戦闘経験値と、敵艦を轟沈させた分だけ、全員に経験値を与えます。
なお、この作戦に勝利しても『任務達成+50点』はありません。

《エネミー》

《基本艦隊:軽巡へ級×1 駆逐ハ級×2》

この戦力は、必ず登場させてください。また、この艦隊のみ、全て轟沈させずとも経験値を得ることが出来ます。
経験値は10点ですが、PCが3人の場合のみ20点としてください。
暫定的な『旗艦』を軽巡へ級としますが、もし戦艦も空母も選ばれなかった場合は、旗艦へ級をエリートにしてください。

《旗艦:戦艦ル級エリート「ウォースパイト」》

戦艦を選択した場合、この敵を必ず一隻登場させてください。この敵は必ず『旗艦』となります。
経験値は20点です。

《旗艦:軽空ヌ級エリート「ハーミーズ」》

戦艦「ウォースパイト」が選択されず、空母が選択された場合、この敵を必ず一隻登場させ『旗艦』としてください。
経験値は20点です。

《戦艦ル級 上限艦数 5》

通常のル級です、旗艦ウォースパイトを含めずに追加できます。
経験点は一隻につき10点です。

《空母ヲ級 上限艦数 4》

通常のヲ級です、旗艦ハーミーズを含めずに追加できます。
経験値は一隻につき10点です。

《重巡リ級×2》

通常の重巡リ級ですが、必ず二隻で登場させてください。
経験値は一隻につき10点です。

《終了フェイズ》

読み上げ

空母機動部隊が大戦果を上げる!
敵の一大泊地が壊滅する中、キミ達はなんとか任務をこなすことが出来た。
「任務は大成功だ、これで西方海域には、当分深海凄艦は出現しないだろう」
「この海域が安定すれば、欧州の友軍も大いに助かるに違いない」
「さあ、傷ついたキミ達に、入渠ドックはあけてある、しっかりと疲れを取ったあと、勝利を祝おうじゃないか」

《史実的補足》

前回第1話にて、Z部隊が壊滅したことを受け、英国海軍はインド洋に大規模戦力を補充します。
最終的に戦艦5空母3の艦隊に、100を越す航空隊が配備された状態になります。
そして機動部隊の進軍を察知した東洋艦隊は、待ち伏せて日本艦隊を迎え撃ちます。
そのころ日本軍は、意見が二つに分かれていました。
上記にもあったように、陸軍が欧州支援、インド入りを目指すために、西方インド洋へと押し、海軍は計画を前倒しにして、南太平洋にて米艦隊との対決を押します。
結局、同盟国の要請もあり、機動部隊はインド洋へと転進し、大戦果を上げます。
特に蒼龍の活躍が目立ち、あの江草隊の話でも有名です。
この海戦にて、英国軍は大戦末期に至るまでインド洋方面で積極的な行動に出られず、戦略的な効果という面からこの海戦のもたらした意義は大きかったのです。
しかし、東洋艦隊の大半は取り逃がし、その艦隊はハスキー作戦やDデイなどで活躍したりします。
また、本シナリオまでを第一段階として計画していた大本営は、予想以上の戦果に浮き足立ち、米英軍は弱小という慢心、油断を生む結果となりました。
そしてこの先、本格的な米艦隊との対決が待っているのです...

2015年6月26日 13:59

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