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キャラクタマスクの使い方

先日の記事に質問のコメントがきたのでお返事代わりの記事書きます。

質問の内容は、「キャラクタマスクをどうコンポジットしてるか地味に分からないです@@; 」といった内容でした。

合成済み

この場面の素材を使って説明したいと思います。

After Effectsで最終的な絵作りをする場合、3D上で絵作りを完成させる場合と違って、セルというかレイヤーの重ね順を意識した素材つくりとコンポジットが重要になってきます。

この場面だと上から順に

キャラクター

A.キャラクター

魔方陣

B.魔方陣(何枚かのレイヤーで構成)

波ガラスをかけたキャラクター

C.魔方陣の中の時空に歪むキャラクター(波ガラス処理をかけたもの)

これらの素材を使って絵作りをしているわけですが、このまま重ねてしまったのでは、「A.キャラクター」は、実際の空間では魔方陣のなかにいる部分まで表示されてしまいます。一番上のレイヤーになるためです。

それを防ぐために「キャラクタマスク」を使用しています。

キャラクターマスク用の素材

D.キャラクターマスク用の素材(分かりやすくするためアルファチャンネル表示にしました)

このマスク素材を使って、「A.キャラクター」を切り分けます。

マスク処理されたキャラクター

E.マスク処理されたキャラクター

これを一番上に重ねてあげるとうまいこと合成できるのですが、マスク素材をマットツールのチョークなどで若干広げてあげる必要があります。

キャラクターをセル画調でレンダリングしているため輪郭線分のマスクを拡張してあげる必要があるためです。

最終的な重ね順は以下の通り。

レイヤー重ね順

「C.魔方陣の中の時空に歪むキャラクター」をマスク処理していないのは、ネスト化したものにディストーション系のフィルター系をかけると像が歪んだ際隙間があいてしますのを防ぐためです。

完成するとこんな感じ。

3D上で絵作りを完成させてしまうなら必要ない作業や工夫なわけですが、ここがアニメ系作品のコンポジットの面白いところでもあります。

以上解答になったら幸いです。

2008年5月 6日 11:18