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ゆうやけこやけプレイレポート「贈られないプレゼント」

TRPGを楽しむ手段のひとつとしてオンラインセッションというものがあります。
IRCやスカイプ、メッセンジャーを利用してインターネット上でチャットなどを利用してTRPGをプレイします。

最近参加させていただいたAHCさんで、私の大好きな「ゆうやけこやけ」のセッションに参加させていただきました。
GMは、私が初IRCに参加したときに声をかけてくださったカセさん。

ゆうやけこやけはPL未経験&初オンラインセッションです!

予告

贈られないプレゼント

12月23日。

駅前商店街の入り口に飾られたモミの木。
店の軒下には、多色のキラキラ光るピラピラした紐と電気で色とりどりに光る紐。
扉には柊の木を輪にして松ぼっくりやりんご、鈴をリボンでまとめた飾りが付けられています。
ガラスの小さなショウウィンドウに飾られたのは、赤い洋服を着たおじいさんとトナカイの人形。プレゼントが袋から零れ落ちそうです。

一名町商店街唯一のアイスクリームショップは、今はイチゴの乗ったケーキを沢山作っているいるみたいで、甘いいいにおいがしてきます。

商店街を歩いていると、同じ歌がずっと流れています。なんだかウキウキするような歌です。
『Jingle bells, jingle bells, ingle all the way! 』


いったいなんだか、わからないけど。
なにがおこるか、わからないけど。

なんだか、すてきなことがありそう!


心躍る、聖なる夜二日前。人間のお祭りのことはよくわからなくても。
でも。きっと何かが。

シナリオタイトル:~贈られないプレゼント~


ほら、手を出してみて?
・・・アナタに贈る、物語。

キャラクター紹介

まずはキャラクター紹介。

みこと(以下:みことさん)
長毛の赤毛に黒の混ざった猫。
人間の時の姿は赤毛に黒の混ざったツインテールにワンピースの20歳くらいの女性。
へんげなかまのまとめ役で、みんなのお姉さん的存在。


レン(以下:レンくん)
人間になることを夢見る。3歳の兎。
人間の時は13歳くらいの男の子。
みことさんのことが好きな、とってもけなげな男の子。


神坂タロ(以下:タロ)
2さいの柴犬で変身すると8歳の男の子。
散歩が好きで、よく家を抜け出して勝手に散歩してたりします。
神坂洋介さんというご主人様がいる。

プレイレポートは、タロ視線で書かせていただきました。

プレイレポート

12月23日の夕方、いつものように夕方のお散歩。
ともだちのみことさんとレンくんも人間の姿で付き合ってくれています。タロにとってはお気に入りの時間のひとつです。
町はすっかりクリスマスムードです。
陽気な音楽に素敵なイルミネーション。
いつも通っている道も、いつもと違って見えます。

クリスマスムードを満喫していたタロたちでしたが、リボンで飾られた色とりどりの箱を落として困っている町長さんをみつけます。
町長さんは見慣れない赤い服を着ています。
みことさんはこの箱は「プレゼント」というものだと教えてくれます。
腰を痛めた町長さんのかわりに町の集会場にプレゼントを運ぶことになりました。

会場では、サンタさんが集まりプレゼントを配るための話し合いが行われていました。
一生懸命プレゼントを届けた一同は
「良い子だったから、きっと素敵なプレゼントがもらえるよ」
と声をかけてもらいます。
タロとレンくんは、プレゼントを入れるための靴下もらいました。
明日はいよいよクリスマスイブです。

もらった靴下をほめてもらおうと、ご主人様である神坂洋介のもとに帰るタロでしたが、明日のクリスマスイブは、おうちの人はみんな出かけてしまうといいます。
クリスマスイブは、友達と過ごすことになりそうです。

家を留守にするご主人様の分のプレゼントを、どうやってサンタさんから受け取るかみことさんに相談するためいつものように家を抜け出すタロ。
いつもの空き地に向かいます。

キンと、冷え込んだ静かな"クリスマスイブ"の夜。夜空は雲ひとつもなく、晴れ渡る空には無数の星がまたたいています。
住宅の家の庭の植え込みには、ベル・ツリー・文字・トナカイ・サンタさんなどの形に光る飾り(クリスマスイルミネーチョンです)がきらめいています。
住宅の家々の路地を歩く人はまったく見かけません。

そんな素敵な夜に一同は、空き地で気だるそうにしている金髪の高校生の女の子にであいます。
女の子は焼き芋を焼きながら気だるそうに過ごしています。
焼き芋も女の子のことも気になるタロ。みことさんが「こころのぞき」を使って調べた感じだと
『だるいわー。プレゼント配りたくないわー。ここでずっとこうしていようかしらー。だるだる』
女の子は、特徴のある白と赤の洋服を着ていて、女の子の側には荷車とその上には白い袋ときれいに飾られたプレゼントの箱があります。
プレゼントをきちんと配ろうと説得するのですが、女の子は愚痴を言うばかりで、その場を動こうとしません。
猫や犬の姿のまま話しかけても、びっくりすることもなく愚痴り続けています。

そこに(安全第一と書かれた)白いヘルメットにシカの角をくっつけたのをかぶった女の子があらわれます。
ヘルメットの女の子は、金髪の女の子を見つけると
「やっとみつけました!!サボってないで、プレゼントを配りなさい!!」
といいながらぺしぺしとたたき始めます。
ヘルメットの女の子を落ち着かせて事情を聞くと、ヘルメットの女の子の名前はかけ太、金髪の女の子に名前がサヤカだということがわかります。
一同は、サヤカとかけ太を手伝って子供たちにプレゼントを配ることにしました。

子供たちが大勢いるという建物に向かう一同。
プレゼントの数は10個。忍び歩きの得意なみことさんが6個持って向かいましたが、しばらくすると子供たちの騒ぎ出す声が聞こえてきます。
どうやら見つかってしまったようです。サンタさんの使いできたと猫の姿で説明するみことさんでしたが、なかには信じない子供たちもします。
そこに運悪く近づいてくる軽トラック。イルミネーションで飾られたその荷台には、サンタの格好をした町長さんの姿。クリスマスソングを口ずさみながらご機嫌です。
そんな風景を見たからか
「うそだ!サンタさんなんて居ないんだ!!」
「みんなうそつきだ!」
ど騒ぎ出す子供たち。サンタのことを信じているレンくんも涙ながらに説得しますが、聞き入れられません。

そんななか、サヤカの袋の中にもうひとつプレゼントが残っていたことに気付きます。

プレゼントをもらっていない子はどこかと探す一同。レンくんが木に登って降りれなくなっていた子を見つけます。
その子がのっている枝は今にも折れそうです。
猫の姿のまますばやく木に登り、子供に近づくみことさんでしたが、このまま変化すると木が折れてしまうかもしれませんし、びっくりした子供が落ちてしまいそうで助けることができません。
心配そうに見上げる一同。メリメリメリという音をたてて枝はついに折れてしまいました。
皆さんがあわてて木の下に駆け寄ると、ヒュっと風を切る音・シャンシャンと鈴の音が聞こえたかと思うと、からなにかが、スゴイ速さで落ちた子供とみことさんををすくいあげました。
子供のクッションになろうともぐりこんでいたみことさんは、衝撃が無いことに戸惑いながらもゆっくり目を開けます。

皆さんが驚いて見あげると、見覚えのある荷車がシカに引かれて空に浮かんでいました。

手綱を持って荷車にいるのはサヤカでした。
「この子とみことは大丈夫!」
親指を立てて笑っています。
「危機一髪でした!」
と、シカがかけ太の声で話しかけます。

庭の方にゆっくりと降りてくる荷車。庭に集まってきて、ぼうぜんとサヤカたちを見つめていましたが、次第にキラキラとした瞳に変わっていきます。
子供たちは歓声を上げて、サヤカとシカをモミクシャにします。
「本当にサンタさんいたんだ!」
「女の子でもサンタさんになれるの?私もなりたい!」
みんな大騒ぎです。レンくんも一緒に泣きながら喜んでいます。みことさんもどことなく嬉しそうです。
タロはそんなみんなの周りを思いっきり走り回っていました。

笑顔で涙をゴシゴシぬぐいながら、サヤカはいいます。
「サンタはね、信じてくれる子供たちが居る限り、プレゼントを配っていけるんだ。世界中に沢山サンタがいて、サンタを信じてくれたまま大人になった人がサンタになって、色んな町に散らばってプレゼントを配るんだ。‥だから、もし本当にサンタになりたいなら、皆、私たちを信じてくれたまま素敵な大人になってね?」

「ぼくたちはソリ‥じゃないですね。荷車を引く動物はサンタと一緒じゃないと空をとべないんです。だから‥サンタを、信じ続けてくれる子供たちが居ないととても困るんです」
かけ太もとても嬉しそうです。

夢はかなうと信じること。タロはとても素敵なことを教えてもらった気がしました。

サヤカが空を指差すと、がまたたく晴天の夜空から、雲もないのに、ふわりふわりと雪が降ってきます・・。

と同時に少しぼんやりした気持ちになるみんな。サンタの秘密を守るためにサヤカが不思議なちからを使ったのでした。

とおくのほうでサヤカの
「ありがとう、でもごめんね?」
という声が聞こえた気がしました。

ふわりふわり舞い落ちる雪‥
気がつくと、サヤカとかけ太が居なくなっていました。

地面には、降り始めたばかりだというのに、町の全てに雪が積もっていました。

サクサクと踏みしめる雪だけが、先ほどまでここで起こったことを物語るように‥。
 
遠く、遠く、かすかな声が聞こえたような気がしました。

『また来年に、メリークリスマス!』

キンと冷え込んだ静かな"クリスマスイブ"の夜。
凍えるような寒さですが、心は‥暖かく‥。
 
ふと、タロが両手に暖かいものをカンジます
見ると、焼き芋がいつのまにかに
そこにありました
ほこほこと、暖かく、そこに・・

感想

TRPGの楽しさのひとつにみんなで楽しむ。物語を作っていくという部分があります。
みんなが集まって、問題を解決をしたり、困っている人を助けたり、たまに困った人になったり(笑)そんな時間を共有できることが楽しさのひとつだったりします。

学生時代は友人を誘ったり、自分の家で遊んだりとTRPGをプレイする機会が多いのですが、社会人になると時間が合わなかったり、他の県に就職したりとなかなかプレイをする機会がありません。

私のように地元のサークルに参加して遊んだりという選択肢もありますが、インターネット上でTRPGをプレイするという手段もあります。
それがオンラインセッションです。

インターネット上と入っても実際に相手がいるわけですし、何人もの方の時間を調整してプレイするわけですが、それでもTRPGをプレイできる機会が増えることは間違いありません。

私は今回のセッションが、オンラインセッション初参加、IRCも始めて10日くらいだったのですが、本当に楽しいセッションでした。

語り手のカセさんのシナリオも、ゆうやけこやけらしいこころあったまるものでした。
そのなかでゆうやけこやけのサプリメント「もののけこやけ」のデータを導入して、サンタクロースを表現したりとゲーム的にも楽しいものでした。

メンバーの方も、それぞれのキャラクターを活かしたロールプレイで、見せ場満載!
私もそのなかで純粋な飼い犬タロとして過ごせたのは楽しい時間でした。

またこんなセッションに参加してみたいです。

オンラインセッションデビュー

始めて参加したセッションが楽しかった。またやりたいと思えるのは本当にありがたいことだと思います。
語り手のカセさん、プレイヤーの方たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

舞台がインターネット上に移っても、画面の向こうにはTRPGを楽しもう!楽しい時間を共有しよう!というそういった方たちが大勢いると思うとなんだか嬉しくなってきます。

オンラインセッションのおかげで、定年してからも遊び相手には困らずに済みそうです(笑)

2011年7月 4日 20:50